

─部室─
穂乃果「かける!」
海未「かけません!」
穂乃果「かーけーるー!」
海未「かーけーまーせーんー!」
穂乃果「かけるったらかける!!」 バンッ
海未「だからかけないと何度も言ってるじゃないですか!!」バンッ
ほのうみ「ん~~~っ!!!」バチバチ
ほのうみ「フンッッ!!!!!」
かけないわ
ガラッ
凛「にゃんにゃんにゃ~ん!」
穂乃果「凛ちゃんは勿論かける派だよね?」ズイッ
凛「にゃあ?!」
海未「いいえ。凛は絶対かけない派ですよね?」ズイッ
凛「……」
凛「い、一体何の話かにゃ~?」
──
凛「ふむふむ、つまり……」
凛「クリームシチューをカレーライスのようにご飯にかけて食べるか」
凛「それともご飯とクリームシチューの器をわけて食べるかって話?」
穂乃果「そうだよ!」
海未「で、凛はどっち派なのですか?」
凛「……」
凛「凛……知ってるよ」
穂乃果「えっ」
凛「似たようなSS今から一年くらい前に見たにゃ!」
海未「余計な事は言わなくていいんです!」
凛「後輩スクールアイドルの二番煎じネタとか……」
凛「正直ちょっと寒くないかにゃあ~?」
穂乃果「そ、そういうのいいから!」
海未「で、凛はどっち派なのですか?」
凛「……」
凛「う~ん、そうだなぁ。凛はねぇ……」
ほのうみ「……?」
すまんホッノ
四年感ホッノを心から推してきたけど流石にシチューは米にかけないわ
凛「そんなのかける一択に決まってるにゃ~~ッ!!!」
穂乃果「いよっしゃあーーッ!!!」 グッ
海未「そ、そんな……」ガクッ
凛「凛の家では昔からクリームシチューはご飯にかかってる状態で出されていたにゃ!」
凛「だからわざわざ器をわける必要性を感じないにゃ!」
凛「それに器をわけたら洗い物が増えるし、地球にも優しくないにゃ!」
穂乃果「そうだそうだ!凛ちゃんの言う通りだよ!!」
海未「ぐぬぬ……!」
ガラッ
花陽「あっ、凛ちゃん。それに穂乃果ちゃんと海未ちゃんも」
穂乃果「花陽ちゃんは勿論かける派だよね?」ズイッ
花陽「な、なんですか突然ッ?!」
海未「いいえ。花陽は絶対かけない派ですよね?」ズイッ
花陽「あ、あの!ダ、ダレカタスケテー?!」
──
花陽「ふむふむ、つまり……」
花陽「クリームシチューをカレーライスのようにご飯にかけて食べるか」
花陽「それともご飯とクリームシチューの器をわけて食べるかって話ですか?」
穂乃果「そうだよ!」
海未「で、花陽はどっち派なのですか?」
花陽「……」
花陽「呆れてモノも言えませんね」ハァ…
穂乃果「あ、呆れないでよ!」
海未「そうです!これは大事な事なのですよ!」
花陽「いえいえ、私が言いたいのはそういう意味じゃありません」
ほのうみ「……?」
花陽「当然かける一択に決まってます!!!」
穂乃果「いよっしゃあーーッ!!!」 グッ
海未「そ、そんな……」ガクッ
花陽「私の家では昔からクリームシチューはご飯にかかってる状態で出されていました!」
花陽「白米とシチューの組み合わせ?そんなの最高に決まってるじゃないですか!」
花陽「そもそも白米にかけて合わない食べ物なんてこの世には存在しませんから!鉄板ですよ鉄板!」
穂乃果「そうだそうだ!花陽ちゃんの言う通りだよ!!」
海未「ぐぬぬ……!」
ガラッ
希「んっ?みんなで何の話してたん」
穂乃果「希ちゃんは勿論かける派だよね?」ズイッ
希「穂乃果ちん?」
海未「いいえ。希は絶対かけない派ですよね?」ズイッ
希「海未ちゃん?」
──
希「ふむふむ、つまり……」
希「クリームシチューをカレーライスのようにご飯にかけて食べるか」
希「それともご飯とクリームシチューの器をわけて食べるかって話?」
穂乃果「そうだよ!」
海未「で、希はどっち派なのですか?」
希「……」
希「なんでそんな事聞くん?」
穂乃果「い、いいから答えて!」
海未「そうです!これは大事な事なのですよ!」
希「そうやなぁ。ウチはどちらかと言えば……」
ほのうみ「……?」
希「かける派やね」
穂乃果「いよっしゃあーーッ!!!」 グッ
海未「そ、そんな……」ガクッ
希「ウチの家では昔からクリームシチューはご飯にかかってる状態で出されていたし」
希「シチューオンライスなんて商品もあるみたいやから、今はかけて食べる人も結構多いんやない?」
希「それに何より……ウチのタロットがそう告げてるんよ」ペラッ
穂乃果「そうだそうだ!希ちゃんの言う通りだよ!!」
海未「ぐぬぬ……って、タロットは今関係無いじゃないですか?!」
ガラッ
真姫「うるさいわね。廊下の方まで話し声が丸聞こえよ?」
穂乃果「真姫ちゃんは勿論かける派だよね?」ズイッ
真姫「ヴェエエ?!」
海未「いいえ。真姫は絶対かけない派ですよね?お願いですからかけないと言って下さい!」ズイッ
真姫「ナニソレイミワカンナイ!」
──
真姫「ふーん、要するに……」
真姫「クリームシチューをカレーライスのようにご飯にかけて食べるか」
真姫「それともご飯とクリームシチューの器をわけて食べるかって話?」
穂乃果「そうだよ!」
海未「で、真姫はどっち派なのですか?」
真姫「……」
真姫「そんなのどっちだっていいでしょ」クルクルッ
穂乃果「よ、よくないよ!」
海未「そうです!これは大事な事なのですよ!」
真姫「仕方ないわね。私はどちらかと言えば……」
ほのうみ「……?」
真姫「かける派よ」
穂乃果「いよっしゃあーーッ!!!」 グッ
海未「そ、そんな……って、えええええ?!?!!」ガタッ
海未「いやいやいや!まさか真姫がかける派なんて有り得る訳ないじゃないですか?!」
海未「もしかして誰かに言わされているんですか?きっとそうなんですよね?」ガシッ
真姫「ち、違うわよ」
真姫「別に食べ方なんて人それぞれ個人の勝手だと思うけど?」
真姫「私はただ、かけるのもアリなんじゃないのって事を言いたいだけ」クルクルッ
穂乃果「そうだそうだ!真姫ちゃんの言う通りだよ!!」
海未「ぐぬぬ……!」
ガラッ
にこ「にっこにっこにー!」
にこ「あなたのハートににこにこにー♪笑顔届ける矢澤にこにこ♪」
にこ「にこにーって覚えてらぶにこっ♡」
穂乃果「……」
海未「……」
凛「……」
花陽「……」
希「……」
真姫「……」
にこ「な、何よアンタ達……」
にこ「にこの顔にでもなんかついてるワケ?」
穂乃果「いよっしゃあーーッ!!!」 グッ
海未「そ、そんな……」ガクッ
にこ「ぬぅわんでよ?!!」ガタッ
にこ「ちょっと!私まだ何も言ってないじゃない!」バンッ
にこ「ほら、早くシチューをご飯にかけるのかかけないのか聞いてきなさいよ!!」バンバンッ
絵里「あら、みんなもう集まってたのね」ガンッ!!
にこ「って、アンタも入ってくるタイミング早すぎんのよ!しかもドアにつっかえてるし!!」
穂乃果「絵里ちゃんは勿論かける派だよね?」ズイッ
絵里「穂乃果……?」
海未「いいえ。絵里は絶対かけない派ですよね?頼むからかけないと言って下さい!」ズイッ
絵里「海未……?」
にこ「私にも喋らせなさいってば?!」
にこえりの扱いほんと好き
──
絵里「ふむふむ、つまり……」
絵里「ボルシチをカレーライスのようにご飯にかけて食べるか」
絵里「それともご飯とボルシチの器をわけて食べるかって話?」
穂乃果「そうだよ!もうそれでいいよ!」
海未「で、絵里はどっち派なのですか?」
絵里「……」
絵里「そうねぇ。私はどちらかと言えば断然……」
ほのうみ「……?」
絵里「カレーよりボルシチの方が好きよ」キリッ
ほのうみ「」
ガラッ
ことり「みんなぁ~!遅れてごめぇ~ん!」
穂乃果「ことりちゃんは勿論かける派だよね?」ズイッ
ことり「ハノケチェン?!」
海未「いいえ。ことりは絶対かけない派ですよね?私にはもうことりしかいないんです!」ズイッ
ことり「ンミチャー?!」
ことり「一体何の話~……?」
──
ことり「ふむふむ、つまり……」
ことり「クリームシチューをカレーライスのようにご飯にかけて食べるか」
ことり「それともご飯とクリームシチューの器をわけて食べるかって話~?」
穂乃果「そうだよ!」
海未「で、ことりはどっち派なのですか?」
ことり「……」
ことり「う~ん、ことりはねぇ~」
穂乃果「ことりちゃんは……?」
海未「……シチューをご飯に?」
ことり「ことりは~シチューをご飯に~……!」
ほのうみ「……?」
ことり「かけませぇ~~ん♡」
海未「いよっしゃあーーッ!!!」 グッ
穂乃果「そ、そんな……」ガクッ
ことり「ことりのおうちは昔からクリームシチューは必ず別の器によそわれてたし~……」
ことり「カレーライスみたいにご飯にかけるっていう発想は思いつかなかったよぉ?」
ことり「でも、やっぱりシチューはシチューとして食べるのが個人的には好きかなぁ……って♪」
海未「聞きましたか穂乃果!ことりの言う通りじゃないですか!!」
穂乃果「ぐぬぬ……!」
穂乃果「穂乃果の方が絶対正しいもん……」
海未「はい?」
穂乃果「やっぱり穂乃果の方が正しい!」
海未「私の方が正しいに決まってるじゃないですか!」
穂乃果「穂乃果!」
海未「いいえ!私です!」
穂乃果「穂乃果ったら穂乃果!!」バンッ
海未「だから私だと何度も言ってるじゃないですか!!!」バンッ
ほのうみ「ん~~~っ!!!」バチバチ
凛「二人とも!」
花陽「す、少し落ち着いて下さい!!」
真姫「ねぇ、それより早く練習しなくていいの……?」
ことり「ふ、二人とも!ケンカしちゃだめぇ~!!」
ことり「あ、あのね!ことり……思うんだけどぉ」
穂乃果「……」
海未「……」
ことり「こういうのって、どっちが正しいとか間違ってるとかじゃなくて」
ことり「自分が好きなように食べるのが一番いいんじゃないのかなぁ~って♪」ニコッ
穂乃果「ことりちゃん……」
海未「ことり……」
絵里「私もことりの意見には同感だわ」
希「えりち?」
絵里「人はそれぞれ生まれた場所も育ってきた環境も違えば、味の好みだって千差万別なのよ」
にこ「確かにその通りね」
希「にこっち?」
にこ「だいたい、クリームシチューなんて外食よりも家で食べる機会の方が圧倒的に多いんだから」
にこ「各家庭毎に食べ方が違ったって別にいいじゃない。誰かに迷惑をかけるワケじゃあるまいし」
にこ「要するに、シチューをご飯にかけるかけない……」
にこ「この議論自体、初めから不毛な争いだったって事」
穂乃果「……」
海未「……」
凛「でも……その前ににこちゃんは外食の機会自体少ないにゃ!」
にこ「うるさいわね!普通にするわよ外食くらい!!」
ガイジやないか
穂乃果「ごめんね、海未ちゃん」
海未「えっ、穂乃果……」
穂乃果「さっきはつまらない意地張っちゃって……」
海未「何を言ってるんですか。謝らなければいけないのは私の方ですよ」
海未「こちらこそ、すみませんでした」ニコッ
穂乃果「海未ちゃん……!」パァァァ
海未「実は私も、ご飯にかけて食べる時の方が多いですから……///」
穂乃果「えっ、何ソレェ?!」
希「とりあえず、これにて一件落着……やね♪」
ことり「あっ!待って待ってぇ~!!」
穂乃果「んっ?」
海未「どうしたのですか、ことり?」
ことり「今日はね、いつもより少し肌寒いなぁ~って思ったからぁ~」
ことり「ことり、家庭科室でクリームシチューを作ってきちゃいましたぁ~♡」ドーンッ
穂乃果「お鍋ッ?!」
海未「どうりで部室に来るのがやけに遅かったというワケですか」
ことり「みんな食べて食べてぇ~♡♡♡」
凛「うわぁ~!とっても美味しそうな匂いがするにゃあ~!」クンクン
凛「でも……」
ことり「?」
凛「肝心なご飯がないにゃあ~……」シュン
花陽「安心して凛ちゃん!」
凛「かよちん?」
花陽「こんな事もあろうかと白米ならもう炊けてるから!!」ドーンッ
穂乃果「炊飯器ッ?!」
海未「流石ですね。花陽」
絵里「それじゃあ、ことりのお言葉に甘えちゃおうかしら」
希「そういえば、ウチもなんだか……」
にこ「お腹が空いてきたにこっ♪」
真姫「ねぇ、だから練習しなくていいの……?」
穂乃果「──みんな準備は出来た?」
海未「行きますよ。せーのっ」
\ いただきま~~~す!!!!! /
穂乃果「あむっ!」
海未「では、私も……」
ことり「みんなどうかなぁ~?」
凛「うん!とっても美味しいにゃ~!」
花陽「これはご飯が進みますね!」ハフハフ!!
絵里「ハラショー……このクリームシチュー、本当にことりが自分で作ったの?」
にこ「ふーん。なかなかやるじゃない」
希「それにしても、凄くコクがあるというか……」
希「何かスピリチュアルな味やね?」
真姫「……」
凛「んっ?」
花陽「真姫ちゃんどうしたの?」
穂乃果「そういえばさっきから……」
海未「真姫のスプーンが全然進んでいませんね?」
真姫「ちょ、ちょっと待って。このクリームシチュー……」
真姫「絶対何か入ってるでしょ?」
にこ「ど、どういう事よ?」
絵里「あら?このドロっとした塊は何かしら……」
希「アカン。このカードは!」ペラッ
ことり「えへへ。やっぱりバレちゃったぁ~♪」
ことり「このクリームシチューね~、さっき煮込んでる途中に……」
ことり「間違えてチーズケーキ落っことしちゃったのぉ~♡」
一同「」チーン
\ オ”ェ”ェ”エ”エ”エ”~~~ッ?!!?! /
ことり「てへっ♡♡♡」
─数日後─
穂乃果「食べる!」
海未「食べません!」
穂乃果「食ーべーるー!」
海未「食ーべーまーせーんー!」
穂乃果「食べるったら食べる!!」 バンッ
海未「だから食べないと何度も言ってるじゃないですか!!」バンッ
ほのうみ「ん~~~っ!!!」バチバチ
ほのうみ「フンッッ!!!!!」
ガラッ
ことり「みんなぁ~!遅れてごめぇ~ん!」
穂乃果「ことりちゃんは勿論オカズになる派だよね?」ズイッ
ことり「ハノケチェン?!」
海未「いいえ。ことりは絶対オカズにならない派ですよね?」ズイッ
ことり「ンミチャー?!」
ことり「一体何の話~……?」
──
ことり「ふむふむ、つまり……」
ことり「おでんをご飯のオカズとして食べるのか」
ことり「それともおでんはおでんだけで食べるのかって話~?」
穂乃果「そうだよ!」
海未「で、ことりはどっち派なのですか?」
ブチッ……
穂乃果「ことりちゃんは食べるよね?ご飯のオカズにおでん!」
海未「食べませんから!おでんという料理は普通単品で頂くものなのですよ!」
穂乃果「海未ちゃん知らないの?おでんの汁がかかったご飯ってすっごく美味しいんだから!」
海未「だいたいご飯ご飯ってなんなんですか!ついさっきまで『いやー、今日もパンがうまいっ』とか言ってたじゃないですか!」
ことり「あの~、二人ともぉ」
ほのうみ「……?」
ことり「そろそろいい加減にしないとぉ……」ニコッ
ことり「ことりのオヤツにしちゃうぞっ♡」
おしまい
クリームシチューにチーズケーキは行ってもOKかも…と思ってしまった
毎回説明受けてから言い出すまでの1レス要らないだろ
汚い食い方すんな
クリームシチュー:ないわ
いやかけないけども
基本的には最初のイメージの問題なんだろうが、シチューは味付けが甘いからってのもあるのかな
シチューはかけない
おでんはおかずじゃない
こんなの常識以前の話だろ
焼き肉みたいにご飯でバウンドさせて汁ご飯にして食べるの最高やんけ
汁ダクダクのおでん丼みたいにすると全部美味いぞ
お好み焼きとたこ焼きの盛り合わせ(おかず)
味噌ラーメン(スープ)
フライドポテト(サラダ)
ご飯は必須
普通はシチューに飯を投入する
シチューって シチュー だけで完成されてるのに何故ご飯とかいう異物を入れるのかコレガワカラナイ
カレーじゃないんやで?ていうか一緒に食べるとしたらパンでしょ
ビーフとかクリームとか関係なくシチューはシチューじゃん
賛成
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