

ピッ
千歌「もしもし?」
果南『もしもし。起きてた?』
千歌「起きてたよー」
果南『ゴメンね急に』
千歌「ううん。どうしたの?こんな時間に」
果南『なんとなく、千歌の声が聴きたくなっただけ』
千歌「ふえっ!?///」ガバッ!
果南『……それじゃね』
ピッ
ツーツー……
千歌「へ……?え……?///」
千歌「あっつい……」
果南「そうだね」
千歌「プールとか行きたい」
果南「あー、じゃあ今度行く?」
千歌「行く行く。曜ちゃんたちも誘ってみんなで……」
果南「二人で」
千歌「へっ?」
果南「二人で……行こ?」
千歌「えっ……///う、うん///」
果南「……………………」
千歌「……あ、あっ!///そういえばね、新しい水着買ったんだー!みかん柄のスッゴい可愛いやつ!そのとき持ってくるね!」
果南「あ……やっぱり、プール行けない」
千歌「なんで?」
果南「千歌の可愛いとこ、他の人に見せたくない……///」
千歌「ぁ……///」
刑が重すぎる
そろそろカウントダウン
千歌「ゴクゴク……ぷはー♪」
果南「なに飲んでるの?」
千歌「新発売のやつ。果南ちゃんも飲む?」つ
果南「もらう。ゴクゴク……」
千歌「あー、果南ちゃんと間接キスだー♡なんちゃって♪」ニシシ
果南「プハ……わかったうえで飲んだんだけど」
千歌「あ、そう……///」
千歌「うぇ~……練習疲れたぁ……」グデー
果南「だらしないよ。リーダーでしょ、一応」
千歌「だって~……」
果南「まったく。……私の前だけにしときなよ、そんな姿見せるの」
千歌「……///」
千歌「ふあぁ~……」
梨子「眠そうね」
千歌「夜更かししちゃった……」
曜「ダメだよ、夜はちゃんと寝ないと」
千歌「ん……」グシグシ……
梨子「あ、果南ちゃん」
果南「あー、おはよ」
曜「おはヨーソロー♪」ゞ
梨子「おはよう♪」
千歌「おはよほぉぉぉぉ……」
果南「眠そうだね」
千歌「ちょっとね……」
梨子「果南ちゃんからも言ってあげてください。夜は早く寝なきゃダメだって」
果南「アハハ」
曜「おっと、ホームルーム遅れちゃう。急がないと」
梨子「あっ、待って曜ちゃん」
千歌「二人とも置いてかないでよぉ~……ふあぁぁ……」フラフラ
果南「……千歌」
千歌「ほえ?」クルッ
ソッ……
果南「ちゃんと起きないとイタズラしちゃうよ」耳元ボソッ
千歌「!!!///」ビクッ
果南「……なんてね」クスッ
千歌「ビックリ……した……//////」ドキドキ
千歌「果南ちゃんのこと呼び捨てにしてみたい」
果南「唐突だね。べつにいいよ」
千歌「よし。あーあー……………………果南」キメッ
果南「なに?千歌ちゃん」ニコッ
千歌「その返しはズルくない?///」
千歌「髪伸ばして見よっかなー」
果南「どうしたの急に」
千歌「果南ちゃんみたいなロングもいいなーって」
果南「ふーん」
千歌「果南ちゃんはどっちがいい?今のままか、ロングか」
果南「どの髪型の千歌も可愛いと思うよ」ニコッ
千歌「そーゆーの求めてないのに……///」
千歌「うぁ……」
千歌(今日なんか重い……。お腹いたい……)
千歌「……っ」
千歌(あ、ヤバいかも……)フラッ
ソッ
千歌「!」
果南「……………………」
千歌「果南ちゃん……」
果南「……肩くらい貸すよ」
千歌「ん……///」コテン
千歌「じゃーん!」ドヤッ
果南「ん、どうしたのその眼鏡」
千歌「曜ちゃんに借りてみた!スッゴいチカチカする!千歌だけに!」
果南「目悪くなるよ」
千歌「どう?頭よさげに見える?」
果南「……………………」
千歌「ふんす!」キラキラ
果南「……」ソッ
カチャ……
千歌「あ」
果南「んー……」
千歌「なんではずしちゃうのー?」
果南「……やっぱりどの千歌も可愛いなって確認」ニコッ
千歌「果南ちゃん果南ちゃん」
果南「んー? どうしたの?」
千歌「『ねっちゅうしょう』ってゆっくり言ってみて?」
果南「チューしたいの?」
千歌「え」
果南「ん……」チュッ
千歌「」
果南「……えへへ」
千歌「……~~~~ッッ!?///」ポカポカ
果南「いたた、痛い痛い」
千歌「お姉さんにするなら、三年生のうちの誰か?」
曜「そう!私は鞠莉ちゃんかなーって♪鞠莉ちゃんがお姉さんなら、毎日楽しそうだし♪鞠莉姉、なんて♪」
梨子「私はダイヤさんかな。あんなステキなお姉さんがいて、ルビィちゃんが羨ましい♪」
千歌「んー……私はやっぱり果南ちゃんかな。一緒にいると落ち着くし。小さい頃から一緒で、今さら離れるのも想像できないし、なんていうか……ずっと一緒にいたい、みたいな。……あれ、なんかプロポーズみたいになった///」
曜「ヒューヒュー♪」
梨子「熱いわね、千歌ちゃん」クスッ
千歌「あっれぇ……?///」
果南「//////」←聴いてた
千歌(ハグされたい……。ものすごく今、ハグされたい……)
ジリジリ……
果南「ふぅ……」パタパタ
千歌(でも暑いし、嫌がられるだろうな……)
果南「……………………」
千歌(しょうがない……また今度……)
果南「千歌」
千歌「?」
果南「おいで」スッ
千歌「…………//////」
ギュウッ
千歌「すき」
曜「やき」
千歌「たべ」
曜「たい」
ようちか「いぇーい」ハイタッチ
梨子「なにこの茶番」
千歌「……………………」
果南「……………………」
千歌「……すき」
果南「私も」
千歌「……………………」
果南「……………………」
千歌「……………………!!?///」バッ!
ちかなんはいいぞ
果南がちかっちの勧誘断ったところがアニメ見るのやめるターニングポイントだったなあ…
果南「ん、今日も来たんだ?」
千歌「そうだね…やっぱり果南ちゃんと会えた♪」
果南「もう…それ目的でこんな時間に散歩してるの?」
千歌「んーん、何かいいことあるかも~って思って…ねっ♪」
果南「いいこと、ね…例えばどんなこと?」
千歌「誰かと会えてお喋りできたり…とか!」
果南「ふふっ…それなら十千万の隣にもいるのに?」
千歌「うっ…か、果南ちゃんだって…なんで散歩してるのさ…///」
果南「そうだなぁ…私は千歌に会いたいから、かな?」
千歌「ぁうっ…///…んんっ…ははーん、さては寂しがり屋になっちゃったんだね!」
果南「ん、そうだよ?だから1番安心する千歌に会いたいんだ」
千歌「ふぇっ…!?///」
果南「ちょっと前まではさ…幼馴染で1番上なんだから千歌を支えなきゃ、なんて思ってたけど…」
果南「今は千歌が…ううん、曜も…みんなも…どこか遠いとこ行っちゃう気がしてさ…」
果南「で、こうして来てみた訳だけど…やっぱり好きな人といるって落ち着くよ」ニコッ
千歌「ぇ…ぁ…ぅ、うん…千歌…も…?///」
果南「くすっ…昔みたいに自分を名前で呼ぶ千歌を見るとほんと安心するなぁ」
千歌「………///」
千歌「クークー……」
果南「……………………」
千歌「スヤスヤ……」
果南「……………………」ソッ
チュ
果南「……………………」
千歌「クークー……」
果南「~//////」
千歌「結婚かあ~」
果南「どうしたの急に」
千歌「えー?私もいつか結婚とかするのかなーって」
果南「するでしょ」
千歌「でも付き合ったこともないし。相手がさあ」
果南「これから出来るよ」
千歌「無責任だなー、果南ちゃん」
果南「出来るって」
千歌「なんでそんな言い切れるの?」プクー
果南「私がもらうから」
千歌「……へ?」
果南「千歌」
ハグッ
千歌「っ!///」
果南「好き。大好き。この世界で一番千歌を愛してる」
千歌「ちょっ、果南ちゃん!?///」
果南「絶対千歌を幸せにするから、結婚を前提に付き合おう」
千歌「――――――――!!!//////」ボフン
果南「千歌の全部、私にちょうだい」
千歌「は、は……//////」
果南「返事……くれる?」
千歌「はっ、はい…………//////」シュウウウウウウ…
果南「……///」カアァ…
ここまで。
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