

ルビィ「暑いぃ……」
花丸「ルビィちゃん大丈夫?」
ルビィ「だめ……ルビィはもうだめです……」
善子「だらしないわねぇ……そんなことでは今日の……あーもう喋るのもだるい……」
花丸「善子ちゃんの方がだらしないよね?」
よしルビ「あー、溶けるぅ……」
善子「…ハッピーアイスクリーム!」
ルビまる「」ビクッ
善子「……なによ」
ルビィ「……今のなに?」
花丸「昔に流行った、同じ言葉が同時に出た時に言うやつずら」
善子「そう、そしてこれは勝負……!」
ルビィ「勝負?」
花丸「先に言えた方がアイスを奢ってもらえるっていうるーるがあったみたいだよ」
善子「そう!すなわちあなたは自らの財を以て、このヨハネに深淵の氷雪より出でし甘美なる産物を献上するのよ!」
花丸「急に流暢なしゃべり方になったね」
ルビィ「昔流行ったって……善子ちゃんは本当に同い年なの……?」
善子「ならズラまるだって同じじゃないの!」
花丸「マルはたくさん本読んでる物知りきゃらだからいいんだもん」
善子「自分でキャラって言っちゃうのね」
ルビィ「たしかに物知りだよね」
善子「ならこれからはズラペディアと呼んであげるわ」
花丸「せめてまるぺでぃあがいいなぁ」
ルビィ「ペディアはいいんだね……っていうかウィキペディア知ってるんだね」
善子「この前インターネットの使い方教えたのよ」
ルビィ「……それ、お姉ちゃんもいた?」
善子「ええ、一緒に教えてあげたわ」
ルビィ「なるほど」
善子「どうかしたの?」
ルビィ「この前自信満々にブラウザの使い方を教えられたことがあって……」
善子「www」
ルビィ「嬉しそうだったからいいんだけどね」
善子「ダイヤって急にそういう可愛いところ出してくるわよね」
ルビィ「スマホに変えたばっかりだからね、テンション上がっちゃったんだろうね」
花丸「善子ちゃんのおかげで色々調べられるようになったよ!」
コソコソ
ルビィ「花丸ちゃんに変なこと教えちゃだめだよ?」ヒソヒソ
善子「人のことをなんだと思ってるのよ」ヒソヒソ
ルビィ「堕天使……?」ヒソヒソ
善子「……よろしい」ヒソヒソ
>>5
修正
花丸「2人ともどうしたの?」
善子「なんでもないわよ、アイス買いに行きましょ」
ルビィ「……あ、せっかくだし、かき氷食べに行きたいね!」
花丸「かき氷!食べたい!」
善子「ふむ。そうね、かき氷食べに行きましょ」
ルビィ「よし、じゃあグランマさん行こうか!」
花丸「れっつご~、ずら!」
――――――――――――――――
ドン!
3人「おお~」
善子「見なさいこの紅蓮(苺)に染まった氷菓を!」
花丸「マルの黒みつきなこも負けてないよ!」
ルビィ「濃厚みるくも美味しそう♡」
今更ながら
淡々と進み淡々と終わります。
若干のキャラ崩壊があります。
以上、よろしくお願いします。
ルビィ「それじゃあ早速……」
3人「いただきま~す!」
パクッ
3人「んんーっ!美味しい……」キラキラ
花丸「夏はやっぱりかき氷ずら~♡」
善子「氷にシロップかけただけなのに、なんでこんなに美味しいのかしらね」
ルビィ「身も蓋もないね……」
善子「うまうま」パクパク
花丸「善子ちゃん、そんないっぺんに……」
善子「っっ!!!」キーン
花丸「言わんこっちゃないずら……」
善子「……さすが紅ほっぺを使用しているだけのことはあるわ。濃厚な甘みの中に程よく酸味が顔を出し、甘ったるくなり過ぎない……。世の中甘いだけじゃ生きていけないということね……」
ルビィ「めげないなぁ……。美味しそうだけど、すごい深読みだね……」
花丸「」キーン
ルビィ「花丸ちゃんも!?」
善子「ミイラ取りがミイラね!」
ルビィ「それは微妙に違うと思うよ……」
花丸「うーん、黒みつときなこに間違いなし、と言ったところ。ぱさぱさになりがちなきなこを黒みつと溶けた氷が優しく包み込む。まさに乾いた心に沁み込む おあしす の如く……」
善子「…………何かを言っているようで味については特に言及してないわね」
ルビィ「対抗して食レポしなくて大丈夫だよ……?」
花丸「はい、ルビィちゃんもあーん♡」
ルビィ「あーん♡」パクッ
善子「あっ、ずるい!」
花丸「3回まわってワンと言えたらあげようかな」
善子「いや扱いが」
花丸「あーん」
善子「なんなのよ……あーん」パクッ
よしルビ「……乾いた心に沁み込むオアシスの如く……」
花丸「よろしい」ウンウン
ルビィ「はい、ルビィのもあげるね!あーん♡」
花丸「あーん♡」パクッ
花丸「……!!!」
善子「どうしたどうした」
ルビィ「知りたいか?」スッ
善子「何キャラなのよ……あーん」パクッ
善子「……!!!」
よしまる「あっま!」
善子「何この思わず顔が綻んでしまうレベルの甘さ!」
花丸「濃厚な ぱてぃしえそふと と練乳の織り成す こらぼれーしょん ……いや、もはや共同戦線!!マルの舌をこれでもかと甘く優しく包み込む!!」
ルビィ「甘くて美味しいよねぇ、幸せ……♡」
善子「私のもあげるわ、ほい」スッ
花丸「あーん♡」パクッ
花丸「これは……!」
善子「ほい」スッ
ルビィ「あーん♡」パクッ
ルビィ「あ……!」
善子「あ……?」
ルビまる「味が分からない……!!」
善子「なんなの」
花丸「濃厚みるく食べちゃったから、あんまり甘さを感じなくて……」
ルビィ「順番間違えちゃったね……お水飲めばよかったかな……」
善子「なるほどね」パクッ
善子「確かにあんまり甘さを感じないわね……水飲も……」ゴクゴク
ルビィ「それにしても、色んなかき氷があるんだね」
花丸「宇治金時も、あずきみるくも気になっちゃったよ」
ルビィ「うんうん。ラムキャラメルなんていうのもあるんだね」
善子「ルビィはラムキャラメルで酔っぱらいそうね」
ルビィ「……ルビィ、ウイスキーボンボンとか好きだよ?」
善子「意外……!」
善子「ちなみにズラまるはお酒入ってるお菓子とか大丈夫なの?」
花丸「んーと、らむれーずんさんど とかは好きかなぁ……?」
善子「ああ、たしかにあれ美味しいわよね」
ルビィ「善子ちゃんは?」
善子「そうねぇ、ワイン漬けにした苺のタルトとか結構美味しいわよ」
花丸「へぇ~!」
ルビィ「今度お酒を使ったスイーツ調べてみようかなぁ」
善子「Aqoursの皆に食べさせたら1人は酔いそうね」
花丸「ちょっと面白そう」
ルビィ「お姉ちゃんはお酒の臭いに敏感だからなぁ」
善子「……なにそれちょっとやばめな話?」
ルビィ「ううん!ちがくて、前にちょっとね」
花丸「何かあったの?」
ルビィ「……コップに注いであったお酒を、お水と間違えて飲んじゃったんだ」
善子「……それは」
ルビィ「しかも吐き出すのは行儀が悪いと思ったらしくてがっつりと」
花丸「ありゃりゃ……」
善子「ダイヤって結構抜けてない?」
ルビィ「うーん、まあそうかも」
ルビィ「めんつゆを麦茶と間違えて飲んだこともあったなぁ」
善子「誤飲常習犯!」
花丸「ダイヤさんには悪いけどそれは面白すぎるずら」
ルビィ「その時もがっつり飲んでたなぁ」
善子「それもはや行儀悪くない……?」
花丸「お嬢様ががぶ飲みするって言うのも、趣があるものだよ……きっとね……」
トロー
善子「あ、溶けてきちゃう!」
花丸「あわわ!」
ルビィ「早く食べないと!」
パクパクパクパク
3人「っーーーー!!!!」キーーーン
善子「ひえ(冷え)ーっ」
花丸「……5点かな」
善子「厳しい!!」
ルビィ「ちゅめたい……」キーン(冷たいのに精いっぱいで何も聞こえない)
善子「ルビィがやられてるわ……って、あれ?」
花丸「どうかしたの?」
善子「ルビィの顔をよく見なさい」
花丸「?…………あっ!」
善子「気付いたわね」
花丸「可愛い……!!」
善子「もう黙りなさい」
善子「可愛いけども」
善子「そうじゃなくて。ルビィ、眉間にしわが寄らないのよ」
花丸「え?気付かなかったずら」
善子「次のタイミングで見てみなさい」
パクパクパク
3人「っーーーー!!!!」キーーーン
善子「かきーーーん!!(凍りつく音)」
花丸「分かり辛い、3点」
善子「冷たい人……」
善子「まあいいわ。ほれ、ルビィを見なさい」
花丸「うん……」
ルビィ「ふぇぇ……」キーン(冷たいのに精いっぱいで何も聞こえない)
花丸「本当だ……」
善子「ね?ルビィ眉間にしわ寄らないのよ」
パクパクパク
キーーーン
パクパクパクパク
キーーーン
3人「ふぅ……ごちそうさまでした」
善子「……ねぇ、ルビィ」
ルビィ「ん、なぁに?」
善子「眉間にしわ寄せてみてくれない?」
ルビィ「え?……いいけど……こう?」フヌヌ
善子「wwwwwwwww」
花丸「……っふw」プルプル
ルビィ「できてる?」フヌヌ
善子「どぅっふwwwwwww」
花丸「よww善子wwちゃんwww」
善子「目をwwww強くwwww瞑ってるwwwww」
花丸「ツボがwww浅すぎるwwっww」
ケラケラ
ルビィ「もしかしてルビィ、できてない……?」
よしまる「ふぅ……はぁ……」
善子「いやー面白かったw」
花丸「ルビィちゃんはそのままでいてね……」
ルビィ「できてないんだね……」
善子「ごめんなさいね、いいのよ別にしわなんか寄せられなくて」
善子「なんか必死そうなルビィがあまりにも可愛くて」
ルビィ「そう……?///」
花丸「そうそう、だから大丈夫ずら!」
ルビィ「じゃあ……いっか!」
善子「うむうむ。そのままが1番よ」
善子「……それじゃあお会計して外出ましょうか!」
ルビまる「うん!」
善子「ひゃー、やっぱり外はあっついわね……」
ルビィ「溶けちゃうよぉ……」
花丸「2人とも早すぎるよ……たしかに暑いけど」
花丸「じゃあ、ぷーるでも行く?」
2人「さんせーい!!」
花丸「あはは、切り替え早いね」
ルビィ「……」フヌヌ
花丸「しわ寄せる練習はいいよルビィちゃん!ww」
善子「それやめてwwwwww」
ルビィ「うー」フヌヌ
おわり
短いですが、以上で終わりです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ポンコツの呪いが付きまとう役職、生徒会長
おつ
なんかゆゆ式とか思い出した
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