

ルビィ「……」
善子(幼女)「るびぃ。るびぃ」クイクイ
ルビィ「どうしたの善子ちゃん?」
善子「だっこ」
ルビィ「あ、うん。はい、ギュ~」
善子「♡」ギュゥ
ルビィ「はふ……」
ルビィ「(大変なことになっちゃったなぁ)」
それは、ついさっきのことでした―――。
―――――
―――
―
部室ガラッ
善子(幼女)「!!!」ビクッ
8人「」
千歌「ほあっ!?だ、誰この子?!」
曜「曜ちゃんアイ、発動!!解析します!」
曜「特徴的なお団子。この美人な顔立ちと綺麗な目!」
曜「そして何よりこの子が着ているブッカブカの1年生制服!!」
梨子「も、もしかしなくても―――」
ルビィ「―――よっちゃん?」
善子「?」
ルビィ「善子、ちゃん?」
善子「……」コクン
梨子「えぇ……」
果南「これはまた……何があったのやら……」
ダイヤ「本が落ちているわ。このページを見て何かしていたのかしら」
花丸「時間遡行の方法……?」
花丸「―――ってぇ!善子ちゃんは一体何をやってるの!何でそれでこうなるずらぁ!?」
善子「!!」ビクゥ!
善子「う……ふぇ……」
千歌「あぁ~泣かないで!ほら行くよ~!あっぷっぷー!」从/*^ω^§从
曜「ぷっぷのぷー!」く(*>ω•*)
善子「あああああああああああああああああん!!!!」
ようちか「「ダメかああぁぁぁぁぁ!!」」
ダイヤ「3人共距離を取りなさい」
ようちかまる「「「はい……」」」
ルビィ「……」トテトテ
ルビィ「善子ちゃん。分かるかな?ルビィだよ?」
善子「???」ヒック…ヒクッ…
ルビィ「(分かんないか……)」
ルビィ「えっとね。ルビィの名前は黒澤ルビィって言うの。善子ちゃんはお名前言えるかな?」
善子「よしっ……こ……!つしまよしこ……」グスグス
ルビィ「わぁ、きちんとお名前言えて偉いね♡」
善子「―――!」
善子「……///」コクン
果南「おぉ、泣きやんだ。やるじゃんルビィ♪」
鞠莉「niceよルビィ。そのまま上手に相手出来るかしら?」
ルビィ「が、頑張ってみる」
善子「……」ジィッ…
善子「(るびぃ……)」
鞠莉「大人数でジロジロ見ていたらきっとまた泣かせちゃうわ」
鞠莉「1人は大変だろうけど、ここは心を許しているように見えるルビィに任せてマリー達は善子を元に戻す方法を探りましょう。流石にこれはすぐに何とかしないとマズいわ」
ダイヤ「私達で何とか出来るものとは到底思えないのだけど……」
鞠莉「こういうのは割とアッサリ解決出来ちゃうのがお約束だよ~?この本持っていくわね。何かヒントがあるかも!」
鞠莉「さぁやらかしたそこの3人ついてきなさ~い!オメイヘンジョーのチャンスだよ~!」スタコラサッサ
千歌「わ~!鞠莉ちゃん待ってぇ~」
曜「汚名返上じゃなくて汚名挽回だよ鞠莉ちゃんっ!」
花丸「曜ちゃん違うよ!?(ガビーン)鞠莉ちゃんが正解ずら~!!」
キャイキャイ
果南「アハハ。私達も行こうか」
梨子「うん。早く善子ちゃんを元に戻してあげなくちゃ……!」
スタスタ テクテク
ダイヤ「ふぅ。全くどうなることやら」
ダイヤ「ルビィ、1人で面倒見るのが無理そうならすぐ連絡頂戴ね。お姉ちゃん戻ってくるから」
ルビィ「(ムッ……)1人でも大丈夫だもん」
ダイヤ「―――そう。何にせよある程度したら戻ってくるわ。それまで頑張って」
ルビィ「はーい!!」
ガチャン
ルビィ「……お姉ちゃんめ」プクー
善子「……」
善子「は……くしゅんっ!」
ルビィ「あぁっ。そんなブカブカな格好じゃ寒いよね」ガサゴソ
ルビィ「これも大きいけど―――ルビィの半袖体操服。これにお着替えしよっか」
善子「うん」ヌギヌギ
ルビィ「(ブラは流石に取っちゃって、下は……タオルを腰に巻いてずり落ちないように……!)」
善子「へんなかんじ」
ルビィ「ごめんね。ちょっとだけガマン出来るかな?」
善子「できる」
ルビィ「善子ちゃんはきちんとお返事出来て良い子だねぇ」
善子「///」
===
善子「るびぃ、きられた」
ルビィ「1人でお着替え出来たね!偉いね!」
善子「……///」
善子「ぬいだの、たたむのもできるよ」パサパサ
ルビィ「わぁ~!善子ちゃんえら~い♡」
善子「~♪」
―――こんな感じでね。スタート「は」凄く良かったんだぁ……。
―
―――
―――――
ルビィ「それじゃあ、何かして遊ぶ?」
善子「あそばない」
ルビィ「遊ばないの!?」ガビーン
善子「おはなししよ」
ルビィ「あぁ、そういうことなんだね」
善子「るびぃのすきなたべものはなぁに?」
ルビィ「ルビィはね、お芋さんが好き!スイートポテトとか、フライドポテトとか!」
善子「へ~!わたしはね、チョコレートといちごがすき!」
ルビィ「そうなんだぁ♡(えへへ、知ってるよ♡)」
善子「たべものいがいにすきなものは?」
ルビィ「えっとね。ルビィ、アイドルが大好きなんだぁ♡」
善子「あいどる!わたしも好き!」
善子「かわいくて、キラキラしてるの!すてき!」
ルビィ「ね~♡」
善子「ねっ!!」
ルビィ「善子ちゃんの好きなもの、もっと教えて欲しいなぁ」
善子「うん!あとはね、おかあさんがだいすき!」
善子「おかあさんが―――」
善子「……。おかぁ、さぁん……」グス…
ルビィ「あ゛っ……」
善子「う、うぅぅ~~~……。あああああん!!」
ルビィ「あああ~~~!よ、よっちゃん泣かないでぇ……」
ルビィ「今はルビィがお母さんの代わりになってあげるから!ねっ♡」
善子「スン……スン……。るびぃが……?」
ルビィ「うん!」ニコッ
善子「……」ジッ…
ルビィ「……」
善子「るびぃ。るびぃ」クイクイ
ルビィ「どうしたの善子ちゃん?」
善子「だっこ」
ルビィ「あ、うん。はい、ギュ~」
善子「♡」ギュゥ
ルビィ「はふ……」
===
抱っこして暫くするとよっちゃんも大分落ち着いてくれました。
ルビィ「……」背中ポンポン
善子「♡♡」
善子「るびぃ、あったかい」
ルビィ「あつくなぁい?」
善子「うん。きもちいい……」
ルビィ「そっか」
善子「るびぃ。ほんとうにおかあさんみたい……」
ルビィ「ほ、本当?」
善子「やさしいし、たくさんほめてくれるし、あったかいのもいっしょ」
善子「わたし、るびぃのことすき♡」ギュゥ
ルビィ「えへへ。ルビィも善子ちゃんのこと大好きだよ♡」
善子「やった」
ルビィ「ふふ。よしよし」ナデナデ
善子「ん……♡」
ルビィ「(何だろう。小さい子をこうして抱っこするの、本当にお母さんになったみたいな―――ちょっと大人になった気分)」
ルビィ「(でも、お母さんかぁ。ルビィまだ高校1年生なんだけどなぁ)」
ルビィ「(……そうじゃないよね。もう、高校1年生なんだよね)」
ルビィ「(いつかルビィもお母さんになる日が来るのかなぁ)」
ルビィ「(誰かと、結婚して―――)」
ルビィ「…………」ガクガク
善子「?」
ルビィ「(と、とにかく!)」
ルビィ「(もっと、素敵な大人の女の人になりたいなぁ……)」
ルビィ「(お姉ちゃん、みたいな―――)」
そんな風にボーっと考えていたら、よっちゃんが突然―――
善子「るびぃ……///」
ルビィ「どうしたの?善子ちゃん?」
善子「……えっとね」
善子「おっぱいのみたい///」
⌒°( ・ω・)° ⌒ !?
―――しゅごいことを、言い放ちました。
ルビィ「ほえっ!?お、おっぱい!?」
善子「のみたくなっちゃった……///」
ルビィ「あ、あの。ルビィは本当のお母さんじゃないからっ」
ルビィ「おっぱいは出ないんだよ?!」
善子「るびぃはおかあさんだもん。でるもん」モミモミ
ルビィ「ひゃあぁぁ/// おっぱい揉んじゃダメだよぉ///」
善子「ん~~~~~///」スリスリ
ルビィ「す、スリスリもダメぇ///」
善子「るびぃ!るびぃ……!!」ググッ…
ルビィ「きゃ……ん!」コテン
座って善子ちゃんを抱っこをしていたルビィは、ちっちゃな善子ちゃんの信じられない力強さになんと押し倒されてしまいました……。
よっちゃん、そんなパワーどこから出てくるの……。
善子「んしょ!」バサッ
ルビィ「きゃああああ!///」
ルビィ「ま、待って!待ってぇよっちゃああん!!///」
制服をお腹から捲り上げられてしまい下着が丸見えになってしまいます。
そして―――
善子「おっぱい……。おっぱい!」グイッ
ルビィ「あ、ああああああっ!!」
善子「んっ……♡」ハム
ルビィ「あぅっ……!!///」
ぶ、ブラもズラされてしまって、よっちゃんはルビィのおっぱいを口に含んだのでした……。
善子「ん……!んんん~~~~!!」チュウチュウ
ルビィ「は、はひゃあ……///」
ルビィ「あぁ……ぅぅ。やめ、やめてぇよっちゃあん……」
善子「んん……?」チウチウ
善子「ん~~~~~~!」チュゥ…!!
ルビィ「っっ……///」ピクン
善子「……」チュパ…
善子「でない。おっぱい」
当たり前だよぉ!!!!
ルビィ「だからっ!出ないって言ってるんだってばぁ……!!」
善子「……?なんで?」
よっちゃんが納得の行かない顔でルビィを見つめます。
ルビィ「何でって言われても、ルビィはまだ本当のお母さんになってないから……」
善子「(もうひとつのほうならでるかも)」アーン
ルビィ「ああっ!」
善子「ん……♡」チュゥ…
ルビィ「あ、やあぁぁん……///」
よっちゃんにおっぱいを吸われたり舐められてしまい、意識しないようにしてもどうしてもドキドキしてしまいます。
ルビィ「う、ううぅぅ……」ハァ、ハァ…
そして、そんな矢先に―――
善子「(なんででないの……?るびぃもおかあさんみたいにおっぱいでるもん)」
善子「(でるもん!!)」ガブッ!
ルビィ「いっっっ!?!?たああぁぁいい!!」
善子「!!!」ビクッ
ルビィ「ひぅ……。うぅぅ……いったぁ……」グス…
噛まれ、ました……。
善子「るびぃ……あの……」
ルビィ「……」
ルビィ「よっちゃん。こんなに強く吸ったり噛んだりしちゃメッ!だよ」
善子「ごめんなさい」
ルビィ「うん。よっちゃんは良い子だもんn―――」
善子「やさしくすうね」チュッ…
ルビィ「あーん!そうじゃないよぉぉ!!」
善子「チュパ……」ペロペロ
ルビィ「あっ!?あ、ああぁぁん…♡」
ルビィ「(も、もうやだぁ……。こんな気分になりたくない……なっちゃダメだよぉ……!!///)」
何かイケないものを知ってしまいそうなルビィのハートはもう限界です……。
ルビィ「よ、よっちゃん!おしまい!もうおしまい!!」グイッ
善子「あっ……」
ルビィ「ごめんね。でも、もう出ないってわかったでしょ?」
善子「……」コクン
よしルビ「……」
善子「……」ギュッ
ルビィ「ん……。抱っこならいくらでもしてあげる」
善子「うん♡」
ルビィ「は、はふ……///」
何とかよっちゃんを嗜めて、ルビィは別の意味でお母さんに近付いてしまいそうな状況から、何とか脱出することが出来ました……。
―――――
―――
―
それから暫くして―――
善子「……」ウトウト
ルビィ「(あ、よっちゃん眠っちゃいそう)」ポン、ポン…
善子「るびぃ……」
ルビィ「なぁに?」
善子「ぇっとね、あのね……」
ルビィ「うん」
善子「……///」
善子「だいすき」
ルビィ「―――フフッ。ルビィも善子ちゃんのこと大好きだよ」
善子「さっきワガママいったのに?」
ルビィ「う、うん……」
善子「るびぃはやさしいね。おかあさんとおんなじ」
ルビィ「そうなんだぁ」
善子「ほんとにね、おかあさんみたいで……」コクリコクリ
善子「うれし、かっ……た……」
善子「あり……が……と……」スゥ…
善子「スゥ…スゥ…」
ルビィ「……おやすみ。よっちゃん」
ちっちゃくなってもルビィを驚かせてばかりのよっちゃんだけど、
とっても嬉しい言葉をルビィに残して、天使のような寝顔を浮かべて眠りについたのでした。
===
ルビィ「ほぅ……」
ルビィ「(おっぱい吸われるのって、あんなに感じちゃうんだなぁ……///)」
ルビィ「(―――ってぇ!そうじゃなくてぇ!!///)」
ルビィ「……」
善子「スゥ…スゥ…」
ルビィ「―――♡」
ちっちゃなよっちゃんの寝顔を見ていると、何だか不思議な気持ちがルビィのハートに湧いてきます。
ルビィ「(お母さんになるのって、絶対大変だ)」
ルビィ「(でも、それでも―――)」
ルビィ「(こんなに可愛い寝顔を見られるなら、頑張れちゃうのかも♡)」ナデナデ
ルビィ「(えへへ♡ よっちゃん可愛いなぁ♡)」
よっちゃんの寝顔が本当に可愛くて、あまりにも可愛すぎて―――
ルビィ「♡」チュッ
さっきのお返しの気持ちもちょっとだけ込めて、よっちゃんの頬っぺたにチュウしちゃうルビィなのでした♡
======
鞠莉「ルビィ!善子、元に戻れるわよ!」ガチャ
ルビィ「あっ!シーッ!」
鞠莉「oh!be quiet!」
ルビィ「みんな、お疲れさまぁ」
梨子「だ、大丈夫?ちょっと疲れた顔してるよ?」
ルビィ「あはは……///」
ルビィ「それよりもっ。よっちゃん元に戻れるって本当?!」
鞠莉「えぇ!この本を隅から隅まで読み返したら解決方法が書いてあったの!」
ルビィ「ど、どんな方法なの!?」
鞠莉「寝れば自然に戻るって♪」
ルビィ「」
鞠莉「も~~~w拍子抜けもイイトコだよね~~~ww」
花丸「鞠莉ちゃん以外のマル達は呆然自失だったよ……」
果南「アハハ……」
千歌「あ、ホラ善子ちゃんの身体が戻っていくよ」
善子「……」ムクムク…
曜「あ、動画撮っておけばよかったかも。面白すぎるよこの図」
ダイヤ「お止めなさい」
善子(元通り)「スゥ…スゥ…」
ルビィ「よかったぁ。よっちゃん元に戻れたぁ……」
ルビィ「(やっぱり、ルビィは同い年のよっちゃんが一番大好きだなぁ♡ よっちゃんの美人さんなお顔♡)」
花丸「―――それで、この問題児はどうするの?もう夕方だからバス無くなっちゃうよ?」
果南「叩き起こすか……」
ルビィ「だ、ダメだよぉ!」
ルビィ「よいしょ、っと」
梨子「(あ、膝枕♡)」
ルビィ「ルビィが起きるまできちんと見てるから」
ダイヤ「無理に起こすのは可哀想だし、それが良いわね」
ダイヤ「でも身体に異変が出るかもしれないわ。今度は1人でなく誰かを残した方が―――」
ルビィ「る、ルビィが最後までよっちゃんのこと面倒見ます!」
ルビィ「ルビィはよっちゃんのおか……!!」
千歌「善子ちゃんの丘?」
ルビィ「ハッ!?///」
ルビィ「えっと!!とにかく、よっちゃんのお家に電話もするし、何かあったらすぐにお姉ちゃんに連絡する!バス無くなっちゃったら今日よっちゃん泊めてもいいよね!?ダメなら車出して貰って―――!」
ダイヤ「はいはい分かったわ。それじゃ全部あなたに任せます。きちんと責任を持ってやりなさいな」
ルビィ「……う、うん」
ダイヤ「そういうことです。内浦住まいの皆さんも既に大分遅い時間だから気を付けて帰路について頂戴ね」
花丸「ルビィちゃん、本当に大丈夫?」
ルビィ「うん。任せて♡」ニコッ
花丸「!?(キューン♡)」
花丸「(な、何ずらルビィちゃんのこの慈愛に満ちた表情は……///)」
曜「それならみんなまた明日ね!別れ!」敬礼ビシッ
千歌「別れます!」ビシシッ
ダダダッ
果南「梨子に鞠莉、ダイヤにマルも帰ろう。ルビィも、もし何かあったら呼びなよ。すぐ飛んでくからね」
ルビィ「うん。ありがとう果南ちゃん♡」ニッコリ
果南「っ!? それじゃ、また明日……」
ルビィ「ばいばい♡」ノシ
ガチャン
ルビィ「……」
ルビィ「えへへ。またよっちゃん独り占め♡」
===
スタスタ…
果南「―――ねぇ、何かルビィ。私達が戻ってきてから雰囲気変わってなかった?」
花丸「そうだよね!?何と言うか、何て言えばいいのか……」
梨子「……母性?」
かなマル「「それだっ」」
梨子「!」ビクゥ
鞠莉「あらま。littleになった善子の相手にして何か目覚めちゃったのかしら♡」
ダイヤ「ふふ。私の妹よ。内に秘めた包容力は結構ある方だと思うわ♡」
かなりこマルまり「……」
ダイヤ「あら、その反応はちょっと不服よ」
花丸「それよりも2人とも本当に大丈夫かな。この時期とは言え流石に19時回ったら真っ暗になっちゃうよ?」
ダイヤ「そこは私の方からも家に話を通しておくから安心して頂戴」
花丸「はーい」
花丸「(しかし、母性に目覚めたルビィちゃん……)」
果南「(アリだなぁ)」
梨子「(ちょっぴり、善子ちゃんがいいなぁと思っちゃった……///)」
鞠莉「(ギャップがso goodね~♡)」
ダイヤ「(ふふ。あの子があんな表情するようになったなんてね♡)」
ダイヤ「(近くに居るのに、突然様変わりするんだから……全く)」
===
善子「……んん」パチ…
ルビィ「あっ、よっちゃん気が付いた?」
善子「ルビィの声がする~……」
ルビィ「身体でどこか痛い所とか変な所なぁい?」
善子「ん~……」
善子「……」
善子「何であなたに膝枕されてんの。何で腰にタオルが巻き付いているの。ヨハネ何でブラしてないの!?///」ガバッ
ルビィ「あっ!ブラはごめんね!すっかり忘れてたぁ!」つ黒色ブラ
善子「何であなたが持ってるのよぉ!!」パシッ
善子「ちょっとそっち向いてて―――ってぇ!何で体操服なの!?しかもこれもあなたのだしぃ!!」
ルビィ「慌てるのは分かるけど元はと言えば全部よっちゃんが原因なんだけどなぁ」
善子「どういうことよぉ!?説明しなさい!!」
===
善子「……ゴメン。確かにそんな儀式をしていた所までは覚えているわ。迷惑掛けたわね」
ルビィ「昔の時間に行くんじゃなくて身体がちっちゃくなっちゃったね。最初はビックリしたし色々あったけど、こうして元に戻れてよかったよぉ」
善子「そうね。にしても、自業自得とは言えもう真っ暗じゃない。まずは電話―――」
ルビィ「あ、よっちゃん家にはもう電話してあるよ。それと今日はこの後ルビィのお家まで来てもらってそのままお泊まりか、ルビィのお家の車で送ることになると思う」
善子「何から何まで……ありがとね」
ルビィ「どういたしまして♡」ニコニコ
善子「……」
善子「(さっきから思っていたけど、何かルビィの態度に謎の余裕を感じる……)」
善子「まぁそういうことならまずはあなたのお家まで行きましょうか」
ルビィ「その前に1つだけ聞いていい?」
善子「ん?」
ルビィ「んと、どうして過去に行く儀式なんてしようとしてたのかなって気になっちゃった」
善子「あ~~……。えっと、言わなきゃ駄目……?」
ルビィ「本当に大変だったからせめて教えて欲しいなぁ」
善子「……」ハァ
善子「ここ最近練習ハードじゃない?」
ルビィ「そうだね。新しいお披露目も近いもんね」
善子「それ自体に不満は無いの。当たり前のことだから」
善子「でも、なかなか上達を実感出来なかったり、どうしても上手く行かない部分とかに苛立っちゃって……」
ルビィ「うん」
善子「ほんのちょっと。ほんのちょっとだけよ?」
善子「……そんな自分が嫌になっちゃって。誰かに話を聞いて欲しいというか、甘えたくなっちゃって」
善子「超短期的な時間遡行の方法なんてもの見つけて、つい試してしまったの」
ルビィ「……。お母さんに、甘えたくなっちゃった?」
善子「……///」
善子「そうよ。わ、悪い?///」
ルビィ「んーん。そんなことないよ♡」
善子「あるでしょそういうこと!?無いの?!」
ルビィ「分かるよぉ。ルビィだって誰かに甘えたくなっちゃう時あるもん」
ルビィ「でも、よっちゃん凄い甘えっぷりだったなぁ♡」
善子「!?」
善子「ま、待って!ヨハネ、あなたに甘えていたの!?」
ルビィ「あ。えへへ♡ 内緒♡」
善子「ちょ、ヨハネ覚えてない。忘れて。忘れなさい!忘れてルビィ~~~~!!!///」ガバァッ
ルビィ「きゃ~~♡」
ルビィは今回の事件を通じて、お母さんの気持ちが少しだけ分かったような―――そんな不思議な気持ちになりました♡
よっちゃんの弱みも握っちゃったなぁ。またあの寝顔みたいに可愛いよっちゃんの表情、見られたらいいなぁ♡
なんて、思っちゃったりしています♡ えへへ♡
お母さんかぁ。
いつか、本当になりたいな。
―終―
おまけ
黒澤家
善子「今晩はお世話になります」
ルビィ「えへへ♡ よっちゃんとお泊まりだぁ♡」
善子「それはいいんだけど、どうして同じベッドなのよ」
ルビィ「お客さん用のお布団、一斉干しだったみたいでまだ回せないみたいなの。ごめんね?」
善子「まぁヨハネはワガママ言える立場じゃないけど……」
ルビィ「ルビィのベッド物凄く大きいから余裕だよ。ほら、よっちゃんおいで~♡」布団ポフポフ
善子「お邪魔しまーす……」
ルビィ「ぎゅ~♡」
善子「ほあぁっ!?な、何よぉ!?」
ルビィ「今日はよっちゃんを抱っこして寝たい気分なんだぁ♡」
善子「あなた一体何を言ってるのよぉ!!」
善子「(―――って、あれ?なんか……)」
善子「……///」ギュ…
善子「(あったかい……ホッとする……///)」
ルビィ「ふふ♡ よっちゃぁん♡」コテン
善子「あぅ」ドテッ
ルビィ「おやすみなさい♡」背中ポンポン
善子「お、おやすみ……///」
善子「(る、ルビィ。一体どうしちゃったのよ)」
善子「(なんかヤバイ、かもぉ……///)」ドキドキ
ヨハネ、高校1年の初夏。
同級生に抱かれ、謎の母性を感じながら眠りに就くと言うこっ恥ずかしい一夜を過ごすのでした……。
―おしまい―
|c||σ.-σ|| 母性やバブみはストライクゾーン外ですが、ルビィが母性に目覚めるようなお話を目指しました。
読んで下さった方、お礼申し上げます。失礼しますね。
おつおつ
素晴らしい
?? ちょっと津島その本貸しなさいよ
今度内浦いったときに借りるんだから覚えときなさいよ