ことりぷらす

果南「　」ｿﾜｿﾜ

果南「さっ､さァ! 柔軟やるよ!」

「「「は～い」」」

果南「おォーっと待ったァ! 今日は私が組み合わせを指定するからね!」

善子「…なんで?」

果南「口答えは禁止!」

善子「私別に口答えしてない」

果南「じゃ､じゃあ組み合わせを発表するよ!」

果南「まずは､鞠莉とダイヤ!!」

ダイまり「「!」」

ダイヤ「よろしくお願いしますわ､鞠莉さん」

鞠莉「うん! なんかよくわかんないけど､よろしくね!」

果南「　」ﾃﾞﾍﾍ…

果南「あとは自由!」

善子「ちょっと待ちなさいよ」

みたいな

果南「………」ﾑﾑ…

ﾋﾞﾃﾞｵｶﾒﾗ「　」

果南(私普段ほとんど荷物持たないからなあ｡こんな大きなもの持ってたら絶対怪しまれるよね…)

果南(…あ｡駅のロッカーに預けといて､別れてから取りにいけばいっか)

果南(そうしよ! さすが私! 優勝!)

ｰ次の日ｰ

鞠莉「おっ待たせ～☆」

ダイヤ「2分遅刻ですわよ､鞠莉さん!」ﾌﾟﾝｽｺ

鞠莉「ごめんごめーん｡ハグするから許してえ」

ダイヤ「いりません! 今日は珍しく果南さんが最初に来ていたというのに…ねえ果南さん」

果南「ハグしてもらって許してあげなよ」ｷﾘｯ

ダイヤ「果南さん?」

鞠莉「なにはともあれ､しゅっぱーつ!」

ダイヤ「三人きりで出掛けるのは､どことなく久しぶりに感じますわね」

鞠莉「ねーねー､最初はどうする? shopping? それとも movie?」

ダイヤ「そうですわねえ…元気があるうちにウインドウショッピングをしてしまいましょうか｡果南さんもそれでよいですか?」

果南「あ! わかめ干しっぱなしだ! 帰らなきゃ!」

ダイヤ「は?」

果南「………」

果南「間違えた｡お店の看板出してくるの忘れた! 今日はもう帰らなきゃ!」

鞠莉「daddy に電話しておいたら?」

果南「………」

果南「違った違った｡梨子にトーン貼りの手伝いをお願いされてて､」

ダイヤ「梨子さんたちは三人でお出掛けするとおっしゃっていたでしょう」

鞠莉「意味不明な果南もカワイーね!」

ダイヤ「さ､行きますわよ｡時間は有限ですわ」ｶﾞｼｯ

鞠莉「let’s go だよ～～～!」ｶﾞｼｯ

果南「あっ､あああ…ああああ～～～～!!」ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ…

利用時間超過につきビデオカメラは没収されていた｡

みたいな