

果南「鞠莉っ!!!」
一瞬だった
乗っていたバスが事故にあって横転
鞠莉はその下敷きになった
果南「そんな…っ…嘘でしょ…」
どう見ても助かる状態じゃない
そんなの見ればわかった
けれど私は、何故かまだ助かる気がしていた
果南「ねぇ…鞠莉…起きてよ…起きてったら…」
鞠莉「…」
「危ないですから下がって!!!」
「これは…っ…とにかく彼女を病院へ運ぼう」
「おっぱいでかいわね」
果南「あ…待って…鞠莉を連れてかないで…」
帰ってこない気がした
果南「…平気…絶対平気……絶対…」ブツブツ
「彼女を助けたいかい?」
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____
鞠莉「おはよう!果南!」
果南「おはよ!もう体調は平気?」
鞠莉「ぜーんぜん平気!…怖いくらいなんともないわ」
果南「そっか!あの時は本当に焦ったんだよ?」
鞠莉「そんなに?全然覚えてないけど…」
ダイヤ「全くですわ」
鞠莉「わ!?いつからいたの?」
果南「あ、おはよ、ダイヤ」
ダイヤ「今しがた…というより鞠莉さん!大事故にあったと聞きましたが、その様子だと…」
鞠莉「んー…それが不思議なのよ…確かに大きな事故だった気がするんだけど…」
果南「…ねぇ鞠莉!今日って会議があるんじゃなかった?」
鞠莉「…あっ」
ダイヤ「はぁ…本当にこれで理事長が勤まっているのか心配ですわ…」
鞠莉「だ、大丈夫よ!大丈夫!じゃあ2人とも先に行ってて!!じゃあねっ!!」タタッ
果南「ふふっ…相変わらずだなぁ」
ダイヤ「本当に」
果南「…ねぇダイヤ、話し…あるんだけどさ」
☆
果南「生徒会室…でよかったの?」
ダイヤ「ここなら邪魔が入る事はありませんから…聞かれてはまずい話しなのでしょ?」
果南「…うん」
ダイヤ「あなたも、相変わらず…ですわ」
果南「あはは…」
ダイヤ「それで?お話とは?」
果南「うん…えっと…あのね?私、魔法少女になった」
ダイヤ「おっぱいがでかくなった?」
果南「え?」
ダイヤ「え?」
果南「……あっ、違う違う、魔法少女になった」
ダイヤ「ま、魔法少女?」
果南「うん、ほら」パァー
ダイヤ「!?」
果南「ね?」バシュッ
ダイヤ「んまぁぁぁあ!!!?!!?!?」
果南「あと__」
「そこから先は僕が説明するよ」
果南「キュウべぇ!?いたの!?」
QB「きゅっぷい」ヒョコッ
ダイヤ「!?!!!?!?」
QB「僕はいつだって君の近くにいるよ」
果南「おっモードBあるかな」
ダイヤ「んまぁぁぁあ!?!!??!!?」
☆
ダイヤ「こほん。えーでは…鞠莉さんの命を救うためにその…キュウべぇさんと契約をして魔法少女になったと…」
果南「そうそう!いやー!ダイヤは頭良くて助かるなー!あはは!」
QB「果南とは大違いだね」
ダイヤ「…ちなみに魔法少女とはどういったことをするのですか?」
果南「あっ…それ私もよく知らない」
ダイヤ「えっ」
QB「そうだね…ちょうどいい機会だからダイヤも一緒に聞いてくれないかい?」
☆
QB「と!言うわけさ!」
果南「へー魔女をね」
ダイヤ「……」
QB「果南に説明をするのはこれで2度目だけどね」
果南「え?そ、そうだっけ?」
ダイヤ「キュウべぇさん」
QB「なんだい?」
ダイヤ「…ソウルジェムとは…どんな役割があるのですか?」
QB「…」
果南「え?梅ジャム?」
QB「ソウルジェム、魔法少女が契約を交わした時に生み出されるもの」
QB「つまり君達自身だよ」
ダイヤ「…っ!?」ビクッ!!
果南「?」
ダイヤ「そ……それは…どういう…?」
QB「そのままの意味さ、ソウルジェムは魔法少女の核…いや、心臓と言うべきかな」
ダイヤ「……っ」
静かに悟った
こいつには私達が道具に見えている
言葉を選んで喋っていたのも親しみやすくする為だと…
QB「もう質問はいいかな?」
ダイヤ「……都合が悪くなると逃げるのですね」
QB「?…何のことだい?ダイヤ」
汚らわしい…
ダイヤ「…」
果南「ダイヤ?」
ダイヤ「…何でもありませんわ」
__ _
キュウべぇが居なくなった後
私は果南さんに説明をした
ダイヤ「果南さん…先ほどの件なんですけど…」
果南「……おっぱいの話しだっけ?」
ダイヤ「違います」
ダイヤ「…ソウルジェムの…事で」
果南「……知ってるよ、聞いてた!これが私の心臓なんでしょ?」
ダイヤ「…!」
果南「でもいいじゃん!」
ダイヤ「…え?」
果南「別に体に異常はないし…それに…」
果南「あの時鞠莉を助けられなかった方が…ずっと嫌だよ」
ダイヤ「…っ…そう…ですか…」
それでも…私は…
果南「ほら!そろそろ教室行こ!」
ダイヤ「…はい」
QB「……」
おわりよ
まあでも濁らなきゃ普通に生活できるし果南ちゃんなら濁ってもちょっとその
辺の海でジャバジャバあらえば綺麗になりそう
むしろダイビングしててうっかり落とすのが一番ヤバいか
アニメ果南はすぐ濁りそうだけどな…