

あーわかるわかる
果南ちゃんがファンから壁ドンやってくださいって頼まれることが多くて、その様子を内心面白く想ってなかった梨子ちゃん
そんなある日、果南ちゃんから「壁ドン、梨子ちゃん詳しいんだってね。コツとか教えてよ」とか相談されて
お手本とばかりに会心の壁ドンをぶちかましたら、果南ちゃんがはわわしちゃったとかそーいうやつだよね
うんうん、わかるわかる
俺はわからないからもうちょっと続けて
∫∫( c||^ヮ^|| あくするな~ん
書いて書いて
梨子「果南ちゃん」ドン
果南「りっ…梨子ちゃん!?」ドキッ
梨子「ふふっ、果南ちゃんでもこんな表情(カオ)するんだね」
果南「やだっ…見ないで///」
梨子「どうして?すごくかわいいよ」
果南「かっ…かわいい…私が?」
梨子「うん、いつものキリッとした果南ちゃんも素敵だけど、今の果南ちゃんは最高にかわいいよ」
果南「梨子ちゃん…近いよ///」
梨子「もしかして誰も今の果南ちゃんを、知らないのかな?かわいい、果南ちゃんは私だけのものなのかな?」
果南「梨子…ちゃん?」
梨子「じゃあ特別な果南ちゃん、もっと梨子だけに見せてよ」クイッ
果南「はっ…はい///」
こうですかわかりません
勉強になります!
梨子「果南さん、お願いがあります」
果南「どうしたの?梨子」
梨子「壁ドンさせてください」
果南「えっ」
梨子「壁ドンしますよ」
果南「…えっと、梨子がするの?」
梨子「私が果南さんに……壁ドンするんですよ」ドォン!
果南「きゃっ!///」
梨子「果南さん…そんな可愛い声出して」クスクス
果南「り、梨子…ちょっと///」
梨子「どうしたんですか…いつもファンの子達にやってあげてるじゃないですか」
果南「これ、恥ずかしい…無理だって///」モジモジ
梨子「何恥ずかしがってるんですか」
梨子「ねぇ…こっち向いてください」ズイッ
果南「梨子、顔…ち、かい///」ドキドキ
梨子「…果南さん」アゴクイッ
果南「っ…///」
梨子「私だけ見てください」
梨子「…私の気持ち、わかってます?」
果南「あ、あの…梨子、落ち着こ?///」ドキドキ
梨子「わからないなら…教えてあげますよ」グイッ
チュッ♡
というパターン
梨子「でね、先生に注意された千歌ちゃんが、いきなり飛び起きて『みかんー!』って叫んで」クスクス
曜「凄い音圧だったよね。急に起こされて寝ぼけてたんだろうけど」
果南「あれ千歌だったんだ。3年の教室でも『今のは何だ』ってザワザワしてたよ」
曜「へへ、流石千歌ちゃんだよね」
prrrr
梨子「あ、お母さんからだ。ごめん、ちょっといいかな」
曜「どうぞー」
果南「私、あそこのお店見てるね」
曜「どうぞどうぞー」
果南「あ、こっちのも可愛いな。でも私にはちょっと似合わないか…」
ファン「あ、あのぅ」
果南「ん?」
ファン「あのっ、Aqoursの松浦さん…ですよね?」
果南「あ、うん」
ファン「すごい、本物だ!いつも応援してます!」
果南「あ、ありがとう」ニコッ
ファン「わああ…!」キラキラ
梨子「お待たせ。果南ちゃんは?」
曜「あのお店見てるってさ」
梨子「あ、いたいた…あれ?」
曜「誰かと話してるね。友達かな」
ファン「あの、握手してもらってもいいですか!?」
果南「もちろん。はいっ」ギュ
ファン「わあ、嬉しい!かっこいい…!」キラキラ
果南(かっこいい、か…)
曜「どうやらファンの人みたいだね」
梨子「うん…」モヤ
曜「ん、どうかした?」
梨子「あっ!な、なんでも?」
曜「相手の子、随分喜んでるね。きっと大ファンなんだよ」
梨子「そう、だね」モヤモヤ
曜「…あ、一緒に写真まで撮ってる」
梨子「うん…」モヤモヤ
曜(この感じは…)
ファン「あの、お願いがあるんですけど」
果南「いいよ、なになに?」
ファン「壁ドン、してくれませんか?」
梨子「!?」
曜「ほう」
果南「壁ドン?」
ファン「はい!こう、壁際でドンって感じでお願いします!」
果南「うん、じゃあそこの壁で…いくよっ」
ドン!
ファン「ひゃあああああ…!!」ヘタリ
果南「あっ、ごめん!強すぎてびっくりさせちゃった?」テヲサシノベー
ファン「違う、違うんです!」テヲトリー
果南「ん?」ヒキアゲー
ファン「すごく、すごく良くって!!ああもう幸せ!」テヲギュー
梨子「…」
曜「おーい、梨子ちゃーん?なんかお顔が怖いよ、聞こえるー?」
曜「その後、ファンの子と別れた果南ちゃんと合流して、みんなでショッピングを続けた」
曜「果南ちゃんは楽しそうだったし、梨子ちゃんもにこにこ笑顔だった。でも、私には本心を隠し、なんとか平静を装おうとしているように思えた」
曜「果南ちゃんは気づかなかったみたいだけど、私にはわかる」
曜「梨子ちゃんのあの表情と気配。間違いない」
曜「あれは、嫉妬ファイヤーだ」
後半は書けるかわからない
从c*•ヮ•§ はやくするのだ
素晴らしい
ファン1「果南さん!壁ドンしてください!」
ファン2「あ、私もお願いします!」
ファン3「私も、私も!」
果南「あはは…じゃあ、そこに並んで」
曜「最近、果南ちゃんファンによる壁ドン攻勢が著しい」
曜「ファンの子が拡散したのか、たまたま同時発生したのか」
曜「いずれにせよ、果南ちゃんファンの間で、壁ドンリクエストは空前のブームを迎えている」
ファン1「…」ドキドキ
果南「それじゃ、いくよ」
ドンッ!
ファン1「わああああ!すっごいよぉ~!」
ファン3「次は私!お願いします!」
ファン2「あ、ずるい!私が先にお願いしたの!」
果南「あはは…順番、順番…」
曜「それに伴って」チラ
梨子「…」モヤモヤモヤモヤ
曜「梨子ちゃんの嫉妬ファイヤーも、日に日に勢いを増している」
キャー カッコイイー!!
曜「すごい勢いだね、ファンの子たち」
梨子「うん…」
曜「みんな応援してくれてるから、果南ちゃんも断るに断れないみたいだね」
梨子「仕方ないよ。果南ちゃん優しいし、可愛いんだもん」
曜「そうだね…ん、可愛い?」
梨子「え、違った?」
曜「あ、違わないよ。違わないんだけど…カッコイイ、じゃなくて?」
梨子「確かにカッコイイけど。それと同じか、それ以上に可愛いらしいなって思う」
曜「ふむ、なるほどね」
梨子「曜ちゃん、何がなるほどなの?」
曜「梨子ちゃんは、果南ちゃんのことをよく見てるんだなって」
梨子「ん?それ、どういう…」
果南「お待たせー!」
梨子「あ…お疲れ様」
曜「大人気だね。そろそろ変装とかした方がいいんじゃない?」
果南「よしてよ、芸能人じゃないんだから」
曜「なら、うちっちーか、ダンボールでもかぶって身を隠すとか」
果南「私は潜入任務は専門外」
梨子「そうかな?聞いたよ、厳重なセキュリティをかいくぐって、鞠莉ちゃんのホテルに何度も忍び込んでたって」
果南「そういう根も葉もない噂を信じないの」
曜「この話、鞠莉ちゃんから聞いたんだけど」
果南「…あんにゃろ」ムスー
梨子「ふふっ」クスクス
果南「あっ、梨子ちゃん、笑わないでよー!」
曜(いい笑顔。あんまりすれ違っちゃうようなら、ぶっちゃけトークが必要かなって思ってたけど)
曜(今の所は、心配いらないかな)
別の日、学校
果南「おーい梨子ちゃん!」
梨子「あ、果南ちゃん?」
果南「ごめんね、呼び止めちゃって。ちょっとお話いい?」
梨子「うん、なにかな」
果南「あーっと、その…大事な話だから、場所を変えてもいい?」
果南「出来れば、二人きりになれるところに」
梨子「…えっ!?」
ガラガラ
果南「使ってない教室があってよかったよ」
梨子「うん…それで、お話って?」
果南「あ、その…どうしても聞きたいことがあって」
梨子「聞きたいこと、私に?」
果南「うん。梨子ちゃんじゃなきゃ、ダメなんだ」
梨子「!」
果南「あはは、改めて言うとなんか恥ずかしいね、これ」モジモジ
梨子「ん…」ドキドキ
梨子(二人きりで、大事な話。どこか落ち着かない様子の果南ちゃん。もしかして、これって…)
果南「私ね、あの…梨子ちゃんに…」
梨子(これって…!)ドキドキドキ
果南「壁ドンのコツを教えて欲しいんだ!」
梨子「…はい?」
果南「壁ドンだよ、壁ドン!梨子ちゃんって壁ドンに詳しいんだよね」
梨子「えっ!あの、えええっ!?」
果南「あれ、違うの?曜がね、梨子ちゃんはその筋では有名な壁ドンエキスパートだって言ってたから」
梨子(曜ちゃああああああん!?)
梨子(何考えてるの、あの制服ヨーソローは!なんで勝手に人の趣味をバラしてるの!?)
果南「ほら、知っての通り、近頃ファンの子たちからのリクエストが多くってさ」
梨子「…!」モヤ
果南「こっちも精一杯応じてきたつもりだけど、正直なところ壁ドンがどんなものなのか、よく知らないままだなーって思って」
梨子「…」モヤモヤ
果南「だからね。ここは是非とも、壁ドンのエキスパートである梨子ちゃんに、壁ドンの何たるかを教えてもらえないかなって!」
梨子「…!!」
曜(…!)ゾク
曜(この感覚、嫉妬ファイヤー!)
果南「いきなりのお願いでごめんだけど、どうかこのとおりっ!」
梨子「…いいよ」
果南「!」
梨子「私が、教えてあげるよ」
果南「ほんとに!?わあ、助かるよぉ!」
梨子「今から実演してみるから、果南ちゃんはそこの壁に移ってくれる?」
果南「あ、うん!」スッ
梨子「…」
果南(壁際かー。そういえば、いつも私がするばかりで、誰かにされたことってなかったな)
果南(一体どんな感覚なんだろう。楽しみだなぁ、梨子ちゃんの壁ドン)
果南(エキスパートって言うくらいだもん。きっと凄いのが見れる…)
ドォン!!
果南「…え」
梨子「果南」
果南「…ふぇっ!?」
果南(よ、呼び捨て!?)
梨子「これが壁ドンだよ…されてみてどんな気分?」ズイ
果南「え、えっと…」ドキドキ
果南(ち、近い近い!顔が近いよ!!)
梨子「だめ、逃げないで」グッ
果南「ひぁ!?」
果南(へ、変な声でちゃった!)
梨子「果南の可愛い顔、もっとよく見せて」アゴクイ
果南「か、かわ…!?」
果南(恥ずかしいのに…目をそらせない…!)ドキドキ
梨子「ずっとこうしたいって、思ってたよ」
果南「り、梨子ちゃ…」
梨子「果南」
梨子「愛してる」
果南「…!?」
梨子(内に秘めた乙女心を切り開き、解き放つ…!)
梨子(それが、それこそが…壁ドン!!)
果南「は、わわ…」
果南「はわわわわわ…!」ボンッ
梨子「…あっ!?」ハッ
果南「あう…」プシュー
梨子「果南ちゃん…わ、私はなにを…って」
梨子『愛してる』
梨子(どさくさに紛れて、私今とんでも無いこと言ってなかった!?)
果南「はううぅ…!」
梨子「ご、ごめんね。変なことして…大丈夫?」スッ
果南「やっ、見ないで!」バッ
梨子「えっ…」ズキ
果南「顔、多分、すごいことになってるから…」カァァァ
梨子「!」
果南「こんな、こんなの知らない…知らないよぉ…!」
梨子「…かわいい」
果南「ううっ~!」
曜(…嫉妬ファイヤーを感じたから心配して探しに来たけど)
曜(上手くいったみたいだね)ニコ
果南「もうやだぁ!梨子ちゃんのいじわる!女たらしー!」
梨子「か、果南ちゃん!?」
曜(ふふ、頑張ってね)スッ
この後、秘密漏洩に関してキツイお仕置きを受けることになることを、曜ちゃんはまだ知らない
終わり
|c||^.- ^|| 果南さん!梨子さん!かなりこさん!かなりこさん!!!
|c||^.- ^|| かなりこさぁぁぁぁあああああん!!!!!
最近果南再評価の流れきてるか?
メノ^ノ。^リ
∫∫( c||^ヮ^|| ウォールは叩けるのって聞いてんのよ
いいぞもっとやれ!