ことりぷらす

駅前の駐輪所

鞠莉「Oh……」

ダイヤ「なんなんですのこれは……！」

果南「こんな馬鹿をやるのはあいつらしかいない……！」

果南「千歌！花丸！これは一体なんだ！？」

花丸「で、でも何も盗んではいないずらよ？」

千歌「そうそう！外したサドルもちゃんとカゴに入れたし！」

果南「バカモーン！そういう問題じゃないよ！」

果南「こういうイタズラをすること自体どうなのかって私は言ってんだよ！わかる！？」

花丸「むうぅ……」

果南「とにかくすぐに元に戻してきなよ！？いいね！？」

花丸「むすぅ……」

千歌「ぷくぅ……」

果南「さっさと行けーっ！」

千歌&花丸「は、は～い！」

花丸「むうぅ……なんか納得いかないずら」

千歌「よし決めた！チカは果南ちゃんに仕返しするのだ！」

花丸「果南ちゃんに！？無謀ずら！命がいくつあっても足りないずら！」

千歌「確かに無謀かも、私１人なら」

千歌「でも二人なら……！二人ならきっと果南ちゃんを出し抜ける！」

花丸「千歌……ちゃん……？」

千歌「花丸ちゃん！一緒に輝こう！」

花丸「千歌ちゃん……」

花丸「……マルを、輝きに誘ってくれてありがとう」

花丸「で、具体的に何するずら？」

千歌「梨子ちゃんに聞いたんだけど、花丸ちゃんってハッキングとか得意なんだって？」

花丸「まぁそうずらね」

千歌「静岡県警に足がつかないようにハッキングできる？」

花丸「まかせるずら！」

～～

警官1「すみません……本当に無実だったとは……」

警官2「しかも黒澤家とお知り合いだったなんて……申し訳ありませんでした」

果南「だから何度も言ったじゃん！」

ダイヤ「そもそもなんで果南さんを逮捕したんですの？」

警官1「静岡県警のデータベースに載っていたんです。ほら」

『指名手配:凶悪犯・松浦果南』

ダイヤ「こ、これは……」

果南「こんなことをするのはあいつらしかいない……！！」

部室

果南「千歌丸の馬鹿はどこだっ！！」

善子「な、なんかスクールアイドルの基礎を学ぶとかで函館に行きました！！」

机の下の千歌&花丸「ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ」

果南「千歌あああああああ！！！花丸うううううう！！」

ルビィ（ここにいるの教えちゃおっかなぁ……）

完