ことりぷらす

千歌「お、おはよう……曜ちゃん」

曜「おはよっ、千歌ちゃん！」

曜（ちゃんと聞こえてたみたいだね、タイミングばっちりであります♪何でもないようなふりをして、目に涙をいっぱい溜めちゃってる千歌ちゃん……だぁぁぁいすき♡♡）

曜「あのさ、千歌ちゃん」

千歌「！！！……ごめんちょっと」ﾀﾞｯ

曜「あっ……」

その後も、その後も、千歌ちゃんは私を避けた
こんなつもりじゃなかったのにな…

◆

『ねー高海さんって渡辺さんと付き合ってるの？』

千歌『・・・』

『幼馴染だからって調子乗ってんじゃないわよ！』

千歌「乗ってないもん…」

『あっそ、じゃああんた調子乗ってるようにしか見えないのよ！』

曜「…！！！！！！」ｶﾞﾗｯ

曜「ちかちゃん！！！！」

千歌「よー…ちゃん？」

曜「千歌ちゃんに何言うんだ！」

千歌「いいんだよ…だって私なんか…」

曜「私なんか？そんな事言わないでよ…私の誰よりも大切で大好きな人だよ？千歌ちゃんは…」

『渡辺さん！えっと…あの…』

曜「よくも私のカノジョを傷つけたな！！！」ｷｯ

『……ふんっ』ﾀﾞｯ

千歌(えっ…カノジョ…！？)

曜「千歌ちゃん…」

千歌「よーちゃん…でもさ、聞いちゃったんだよ？よーちゃんは私なんか別に仲良く…」

曜「バッ…！あれは照れ隠しだよっ///だって……ほんとに好きなんだもん…///しょーがないじゃん///」

千歌「…でも、聞いた時辛かったよ…」

曜「……ごめん！」

ﾁｭ…

曜「！？///(急に…キスされたー！？///)」

千歌「いやー驚いたのだ///」

千歌「私がよーちゃんのカノジョだなんて…///」

曜「あ…あれはついとっさに…///」

千歌「とっさって事は普段からそういう事思ってたの？」

曜「あー………うん///(多分今、顔が林檎みたいに真っ赤だよぉ…私)」

千歌「実はね、私もずーっとそう思ってたんだ///えへへ///よーちゃんは私のカノジョ///」

曜「―――！！！//////」ｶｧｧｧｧｧ

千歌「だからさ…」ﾄﾝｯ

曜(千歌ちゃんが急に近くに…！？)

千歌「今日帰ったらさ、カノジョ同士になって、ハジメテの事、しよ？」←耳元でﾞｺｿｺｿ

曜「……うん///したいな…///」

こうして突然に、私達は結ばれました
やっぱり素直なのが一番だよね！

ダイヤ『たくっ…本当面倒くさい二人ですわね』

ダイヤ『二人のためとは言え、黒澤流変装術で変装して、千歌さんを傷つける役を演じるのはなかなか辛かったですが…』

ダイヤ『成功して何よりですわ！』

千歌「―――って言われて…」ｸﾞｽﾝ

梨子「可哀相…」

曜(あれ？千歌ちゃんと梨子ちゃん？)

梨子「ねえ、千歌ちゃんは曜ちゃんの事好きだったんでしょ？」

千歌「うん…」ｸﾞｽ

曜(え？え？千歌ちゃんがわ、私の事を好きっ？///照れちゃうよ///)ｴﾍﾍ

梨子「でも別に仲良くないしって言われたんでしょ…可哀相…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

千歌「うん…」ｸﾞｽ

曜(違う！違うよ！それは！)

千歌「もう私、ダメだなぁ…生きてけないよ…」

梨子「―――ねぇ千歌ちゃん、私…じゃダメ？」

千歌「えっ？」

梨子「だって千歌ちゃん、絶対この後死んじゃおうとするでしょ？」

千歌「……」

梨子「私が―――千歌ちゃんを―――」

曜「ちょっと待ったーーーー！！！」ｶﾞﾗｯ

千歌「えっ…よー……ちゃん…？」

梨子「……」

梨子「ふふっ……やっぱり」

ようちか「「えっ！？」

梨子「ううん？なんでもないわよ、私は帰るから」

梨子「頑張ってね？」ｶﾞﾗｯ

ようちか「「……！」」

千歌「―――梨子ちゃん帰っちゃったね……」

曜「……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

千歌「……曜ちゃん？」

曜「―――千歌ちゃん！」

千歌「…！！！///」ﾋﾟｸｯ

曜「あのね……わたしっ」

千歌「うんっ…うんっ……！！！///」

曜「ずっと前から…千歌ちゃんの事―――――」

HAPPY END