ことりぷらす

千歌「はぅ～寒いよぉ…でもこのみかん全部売らないとお義母さんに家に入れてもらえないし…」ブルブル

真姫「ち、ちょっとあなた…」

千歌「あ、そこの綺麗なお姉さん、みかんはいかがですか？」

真姫「…！あなたその手、真っ青じゃない！それにどうして裸足なの？」

千歌「えへへ…さっき側溝に靴を落としちゃって、でもみかんは全然汚れていませんよ？」

真姫「…こんなになるまで我慢して、仕方ないわね…」

凛ママ「りーん、真姫ちゃんから荷物が届いてるぞー！」

凛「はーい、真姫ちゃんから荷物？」

ドドーン

凛「な、なにこれ？ミカン箱？」

凛ママ「…今年はミカン買わなくて済みそうだな」

小泉家では

花陽ママ「あらあら、こんなに沢山すごいわ～」

花曜「た、食べきれるかな…」

穂乃果「もうミカン飽きた～！！」

雪穂「そんなこと言ったって仕方ないじゃん、せっかく真姫さんが送ってくれたんだし」

穂乃果「それになんで私の部屋に置かなくちゃいけないの！？雪穂の部屋にも少し置いてよ！」

雪穂「やだよ、部屋が狭くなるし」

穂乃果「だったらもっと食べてよ！最低でも1日10個食べなきゃダメだよ！」

救われた千歌ちゃんなのか

詐欺師千歌ちゃんなのか

真姫「ってワケなのよ、私ミカン嫌いだし、まあ人助けだと思ってみんなも食べてちょうだい」

ことり(それって騙されてるんじゃ…)

海未(騙されましたね…)

凛「チョロそうな見た目だからカモにされ…」

花陽「り、凛ちゃんそれ以上言ったらダメだよ…」

花丸「身なりが良さそうな人を見つけたらさっき教えたように振る舞うずら、そして声を掛けてきたらあとは泣き落としでイチコロずらよ」

千歌「さすが花丸ちゃん、かしこーい！おかげでお年玉もらえなくてもお財布がぬくぬくだよ、お礼にご飯奢るね」

終わり

ちかまる：お金が手に入る
まきちゃん：人助けをして気持ちがよくなる
みんな：タダでみかんが手に入る

win-win-winやね

真姫「可哀想に…」

真姫「ねぇあなた、私の家に住まない？」

千歌「えっ」

真姫「こんな仕事させるなんて…酷い親ね、可哀想」

真姫「大丈夫よ、お金の心配はしなくて」

真姫「それじゃあ、このみかんを頂くわ」ﾓﾐﾓﾐ

千歌「…んっ♡」///