ことりぷらす

曜「ふふ、千歌ちゃん…どんな顔するだろ」

曜「千歌ちゃんの落ち込んだ顔を想像するだけで…｣ｿﾞｸｿﾞｸｯ

千歌「……」

梨子「あら？千歌ちゃん、今日ちょっと元気ない？」

千歌「ううん、そんなことないよ」

梨子「うーん、いつもと違うように見えるんだけど……疲れてるのかも、ちょっと
帰りにうちに寄っていかない？美味しいハーブティーがあるの」

千歌「ほんと？ありがとう！じゃあ、お邪魔しちゃおうかな！」腕組みっ

曜「」

曜「『桜内梨子ってなんかレズっぽい顔してるよね』…｣ｯﾀｰﾝ

曜「梨子ちゃんが悪いんだよ？私の千歌ちゃんを…誑かしたりするから」

曜「ちょっとは反省してよね？」

梨子「…」

千歌「梨子ちゃーん！昨日はありがと！」

千歌「朝までぐっすりだったよー、ハーブティって効くものだねぇ」

梨子「…」

千歌「…梨子ちゃーん？どうかした？」

梨子「…っ？！千歌ちゃん！ぁ…おはよう」

千歌「なんか今日は梨子ちゃんが元気ないね…よしっ！お返しに今日はウチに来てよ！」

梨子「…そうね、お邪魔しようかな。ふふ」

曜「」

曜「どうして…どうして…」

曜「どうしてうまくいかないの…っ！」

曜「千歌ちゃんは曇らないし…」

曜「私の方が梨子ちゃんよりずっとずっと長い間、千歌ちゃんと一緒にいたのに…」

曜「…」

千歌「梨子ちゃん♪」

梨子「千歌ちゃん♪」

みたいなことになったらこの渡辺は一体どうなることやら・・・

曜「…」

梨子「…曜ちゃん？大丈夫？」

曜「り、梨子ちゃん！何でもないよ？！」

梨子「…もしかして、曜ちゃんも何か嫌なことを言われたの？」

曜「？！…ははは、そうなんだよね。困っちゃうよ～」

曜(梨子ちゃんの悪口を書いたのは私なんだけどね…)

梨子「心無い言葉を言う人は何処にでも居るものよ」

梨子「よかったらウチくる？相談に乗ってあげられるかもしれないから…」

曜「梨子ちゃん…」

曜「あっ♡あっ♡あっ♡｣ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

梨子「ふふ♡曜ちゃん…千歌ちゃんよりもイイ声で啼くのね…♡」

Happy End

曜「梨子ちゃん…♡梨子ちゃん…♡」

梨子「…ふふ。これで曜ちゃんも、私のものね…♡」

千歌「梨子ちゃーん、入るよー？」

梨子「ぇえ？！ま、待って千歌ちゃん！」

千歌「とつにゅーう！｣ﾄﾞｻｯｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

梨子「そんな！窓からなんて！」

千歌「だいっ成功！へへーん、みたか！」

千歌「って…曜ちゃん…？どうして梨子ちゃんと…は、裸で…」

千歌「どういうこと…？」

梨子「これはね！ちょっと寒いから曜ちゃんと一緒に」

千歌「梨子ちゃん…チカが一番だよって…」

千歌「大好きだよって…あの言葉は嘘だったの…？」

梨子「…」

曜「梨子ちゃん…♡梨子ちゃん…♡」

千歌「曜ちゃん！！！」

曜「ち、ちち千歌ちゃん！！？いつからそこに！？」

千歌「教えてくれないかな…？どうして曜ちゃんは梨子ちゃんと抱き合ってたのかな？」

曜「こ、これにはワケがあって…」

千歌「聞きたくないっ！」

曜「」

千歌「あはは…チカ、バカみたいだね。梨子ちゃんが好きって言ってくれて」

千歌「1人で舞い上がってた。こんな私も誰かに好きになって貰えるんだって」

千歌「それなのに…それなのにぃ…っ｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

曜「……」

曜（はは。千歌ちゃんがやっと）

曜（やっと、曇ってくれた…♡）

曜（そしてもう梨子ちゃんにも、千歌ちゃんは救えないよ…？）

曜（私の…私だけの千歌ちゃん…♡)