

ダイヤ「~♪」テクテク
ダイヤ「プリンプリン~」ガラッ
ダイヤ「んー」ガサゴソッ
ダイヤ「…」
ダイヤ「おかしいですわね」ヒョイ
ダイヤ「…」ジーッ
ダイヤ「珍しくちゃんと残ってますわ…」
ダイヤ「それも1つも減らずに」
ダイヤ「…」
…
ダイヤ「…」コンコン
ダイヤ「ルビィ」
シーン
ダイヤ「ルビィ、…ルビィ」コンコン
ダイヤ「…寝てる?」
ダイヤ「入りますわよ?」
ガチャ
ダイヤ「?」
ルビィ「…」チョコン
ダイヤ「なんです、起きてるのなら返事くらいしなさいな」
ルビィ「…」シーン
ダイヤ「ルビィ?」スタスタ
ダイヤ「ベッドの上で体育座りなんてしてどうしたの?」
ルビィ「お姉ちゃん」
ダイヤ「お隣、座りますね」
ルビィ「ん」
ダイヤ「よっこらせ」ボスンッ
ルビィ「いらっしゃい」
ダイヤ「ずいぶん大人しいですわね…」ジッ
ルビィ「…」コテンッ
ダイヤ「わわっ」
ルビィ「おねえちゃ」
ダイヤ「な、なに」
ルビィ「お姉ちゃん…お姉ちゃん…」
ダイヤ「どうしたのですルビィ、なにか嫌なことでもあったのですか?」
ルビィ「…」コクッ
ダイヤ「なら、お姉ちゃんに話してみなさいな」フンスッ
ルビィ「えー」
ダイヤ「えー、って」
ルビィ「いいよぉ、べつに、ほっといて」
ダイヤ「なっ、…そんなに頼りないですか、私」
ルビィ「お姉ちゃんにお話ししたところで、どうにもならないもん」
ダイヤ「いや、そんなことないかもですわよ?ほら、長く生きてる分色々と…」
ルビィ「おねえちゃ…うっとうしい…もうおやすみね、ばいばい」フリフリ
ダイヤ「え、うそ、そんな寂しいこと言わないで」
ルビィ「じょうだん」
ダイヤ「あ、そう…」ホッ
ルビィ「あのね」
ダイヤ「?、…はい」
ルビィ「痛いの」
ダイヤ「どこがですの?」
ルビィ「おなか」
ダイヤ「は?」
ルビィ「お腹、痛い…ちくちく」
ダイヤ「…」
ルビィ「生理」
ダイヤ「…」
ルビィ「そういうこと」
ダイヤ「あー…そうでしたのね」ナデナデ
ルビィ「うゅ…」スリスリ
ダイヤ「確かに、私にはどうにもできませんわね」
ルビィ「このままいさせて」
ダイヤ「ん」ナデナデ
ルビィ「…」
ダイヤ「…」ポンポン
ルビィ「おねえちゃ、あれなに?」
ダイヤ「?」
ルビィ「なんか持ってきたよね」
ダイヤ「あぁ、そうですわ、あの店のプリンを買ってきたので、一緒に食べようかと」
ルビィ「あー、忘れてた」
ダイヤ「なにを」
ルビィ「おねえちゃのプリン食べるの、忘れてました」
ダイヤ「そのまま忘れなさい、勝手に食べるのもよしなさい」
ルビィ「任務なの」
ダイヤ「とんでもない任務ですわ」
ルビィ「お母さんのさしがね、だから二人分をちょーだいいたしまつる候う」
ダイヤ「お母さまぁあああああああ!!」
ルビィ「今日は勘弁してあげる」
ダイヤ「許しません」
ルビィ「お腹痛かったから、それどこじゃなかった…もうやだ…つらい」ヘコッ
ダイヤ「ん、冷蔵庫にとっておきますから、あとで一緒に食べましょ?」ナデナデ
ルビィ「ありがとう、愛してる」
ダイヤ「やっすい愛ですわね」
ルビィ「どうすればいいんだろ」
ダイヤ「?」
ルビィ「耐えれぬ…がんばルビィできぬでござる…」
ダイヤ「そんなこと言っている内は大丈夫ですわね」
ルビィ「おねえちゃおねえちゃ」グイグイ
ダイヤ「なんですか」
ルビィ「ちゅー」
ダイヤ「は?」
ルビィ「ちゅー、したいでしょ?」
ダイヤ「いや、べつに」
ルビィ「うそだー」
ダイヤ「なぜこの流れでそうなるのか」
ルビィ「したい、って言って?」
ダイヤ「強制的ですわね」
ルビィ「ルビィは、おねえちゃのお願いで仕方なく、っていうていでちゅーしたいです」
ダイヤ「めんどくさっ」
ルビィ「ほら、言って?素直になって?」
ダイヤ「なんて妹なのこの子」
ルビィ「言わなきゃ泣いちゃう」
ダイヤ「脅迫、それ脅迫って言うのですよ」
ルビィ「んーんー」
ダイヤ「えー」
ルビィ「ちゅーしたら、きっとお腹痛いのも和らぐと思います」
ダイヤ「…」ジトッ
ルビィ「ね?」
ダイヤ「はぁ…もぉ、わかりました」
ルビィ「やった!」
ダイヤ「その…」
ルビィ「うんうん!」
ダイヤ「ルビィ、…キス、したいですわ、私」
ルビィ「っっっはぁ~~~…仕方ないなぁ」ニコニコ
ダイヤ「キスする直前にここまで腹がたったこと今までありませんわ」ピキピキッ
ルビィ「はい、どーぞ♪」
ダイヤ「あなたほんとに生理ですのよね」
ギギッ
ダイヤ「んっ」チュッ
ルビィ「…」
ダイヤ「はい、おしまい」
ルビィ「ちょっと」
ダイヤ「なに?」
ルビィ「話が違います」
ダイヤ「…」
ルビィ「どうしてほっぺちゅーなのか述べよ、10文字以内」
ダイヤ「妹とキスはできないため。」
ルビィ「バツ、はずれ、赤点」
ダイヤ「…」
ルビィ「…」ジッ
ピトッ
ダイヤ「うぐっ…」
ルビィ「…」ジッ
ダイヤ「あーもぉ、降参ですわ」
ルビィ「えへへ」ニコニコ
ダイヤ「ん、腰、抱き寄せますわよ」ギュッ
ルビィ「うひゃー♪」
ダイヤ「嬉しそう」
ルビィ「大人のちゅーだよね、もちろん」
ダイヤ「黙ってされなさい」
チュッ
ルビィ「んっ」
ダイヤ「っはぁ…」
ルビィ「んー、もっともっと!」
ダイヤ「だめです」
ルビィ「大人のちゅーがよかったー」
ダイヤ「ほんとにおしまいですわ」
ルビィ「ぶーぶー!けち!」
ダイヤ「プリンを分け与えてるのにも関わらずケチ呼ばわりとは…」
ルビィ「ルビィとちゅーするの、お姉ちゃんほんとは嫌なんだ…今までも無理してたんだきっと」グズグズ
ダイヤ「あのねぇ」
ルビィ「…」ムスッ
ダイヤ「ルビィ、聞いて」
ルビィ「なに」プクッ
ダイヤ「私だって、あなたともっとキスしたいですわ」
ルビィ「…」
ダイヤ「今のだって少ししただけで、もっとしたいって気持ちが出てきてしまって」
ルビィ「…ほんと?」
ダイヤ「はい」
ルビィ「えへへぇ…そっか」ニヘラ
いいぞ
ダイヤ「だからこそですわ」
ルビィ「?」
ダイヤ「あなたが生理なのに、ましてやあれ以上のキスなんてしてみなさい…」
ルビィ「…」
ダイヤ「きっと、さらに先のことまでしたくなるに決まってます…我慢できる自信、お姉ちゃんにはありませんわ」
ルビィ「それは、…うれしいけど、怖いです」
ダイヤ「でしょう?」
ルビィ「なら、大人しく寝ます、今日のところは」
ダイヤ「そうしてください、では」スタッ
グイッ
ダイヤ「うごご!!」
ルビィ「逃がさぬ」
ダイヤ「首、服の裾ひっぱらないで、首絞まってますわ」
ルビィ「一緒に寝よ?」
ダイヤ「きっと1人のほうがいいですわ、こういうときは」
ルビィ「おねえちゃとルビィは2人で1人だからいいの」
ダイヤ「うん、…うん?」
ルビィ「おねがい、お姉ちゃん」ウルウル
ダイヤ「うぅっ…はぁ、わかりました」
ルビィ「ちょろ」ボソッ
ダイヤ「帰る」
ルビィ「じょーく!ルビィじょーく!!」
—–
—
–
ダイヤ「先に寝てなさい、電気消しますわよ」
ルビィ「んー」バサッ
ダイヤ「…」カチカチッ
ルビィ「おぉ、電気ちゃんと夕方にしてくれた、おねえちゃわかってるね」
ダイヤ「もちろんですわ、おこちゃまな小娘と寝るのですもの」ニコッ
ルビィ「おねえちゃ、床で寝なよ」
ダイヤ「こんのっ!」ダキッ
ルビィ「ぎゃぁぁあああははははは!!!」ケラケラ
ダイヤ「あっ、ごめんなさい、お腹のこと忘れてましたわ」
ルビィ「ん、だいじょーぶ♪」
ダイヤ「ほんとに痛いのですかあなた…」
ルビィ「ほら、いらっしゃい」
ダイヤ「ん」ボスンッ
ルビィ「変態お姉ちゃんさんのー、おな~り~」
ダイヤ「変態は余計ですわ」
ルビィ「妹に欲情しててよく言うね」
ダイヤ「ぐぬぬ…」
ルビィ「ふぅ…お姉ちゃんがお隣に居てくれれば安心、寝れそう」
ダイヤ「そりゃ良かったですわ」ハァ
ルビィ「…」
ダイヤ「…」
ルビィ「…」
ダイヤ「…」
ルビィ「おねえちゃ、寝た?」
ダイヤ「はい」
ルビィ「うそつき」
ダイヤ「ぐーぐー」
ルビィ「手、握ってほしい」
ダイヤ「ん」ニギッ
ルビィ「あったかいね」エヘヘ
ダイヤ「…」サスサス
ルビィ「ひゃんっ!」ビクッ
ダイヤ「余計でした?」
ルビィ「ううん、ちょっとびっくりしただけ…」
ダイヤ「ん」サスサス
ルビィ「おなか撫でてくれるだけで…和らぐ気がする」ウトウト
ダイヤ「ほら、目とじて…」
ルビィ「うん」
ダイヤ「…」サスサス
ルビィ「…」
ダイヤ「おやすみなさい、ルビィ」
ルビィ「うん、おやすみ…ありがと」
ギュッ
おわり
おつ
乙すルビィ
乙
ちょっと我が儘ルビィちゃん本当可愛い
夕方の人のルビィ好き
両者とも程よく毒が効いてて良い駆け引きが見れた
やっぱりルビィちゃんの毒が一枚上手だったねw
この姉妹はこのパワーバランスが心地いい
また夕方でよろ
この人のssほんとすき