ことりぷらす

穂乃果「あ゛？！」

俺「ほ、穂乃果ちゃん？！ど…どうしちゃったんだよ………」

穂乃果「…」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ ﾍﾟｯ！

穂乃果「失せなよ」

全く見たことない不良ゴミ女「誰こいつ？」

俺「あああああああっ………ああああああ……！大変だこりゃ………」
ー翌日

穂乃果「」ｷｬｯｷｬｯ

海未「うふふ」ｷｬｯ

ことり「も～」ｷｬｯ

俺(南と園田は知らないのか？)

穂乃果「」ﾁﾗｯ

俺「っ！」ﾋﾞｸｯ

穂乃果「ねぇねぇ、俺くんちょっといいかな？」

海未「どうしたのです？」

穂乃果「ちょっと用があって」

ことり「えっ まさか穂乃果ちゃん……この人のこと…」ｲﾗｯ

俺「ひっ……！………」
ー男子便所

穂乃果「…」ﾆｺﾆｺ

俺「ど、どどっ、どした？！…」

穂乃果「俺くんさぁ……」

続けろ

いや続けてくださいお願いします何でもしますから

穂乃果「」ﾄﾞﾝ! ….

俺「うっ……、ちょっと、……待って…！ここ………、だ、男子便所だよ！……穂乃果ちゃん！！………ほ

穂乃果「」ｶﾞｼｯ

俺「痛い！！………痛いっ痛いよ！髪の毛はっ…やめて！………頼むから………」

穂乃果「よけーなこと海未ちゃんとことりちゃんに言ったらどーなるか分かるよね？」…ﾌﾞﾁｯ!

俺「あ゛あ゛っ！！………ぅぅ…。待ってよ！まだ何もしてないじゃないか！…」

穂乃果「………っさい！！！」ﾋｻﾞ

俺「っ！！！………ケホッ……っあ！っあ………くぅ゛…」
ﾎﾟﾀ

ｯﾀｸｻ- ﾏｼﾞｼﾞｭｷﾞｮｳﾒﾝﾄﾞｸｾ-ﾖﾅ-

穂乃果「…やば、誰か入ってくる。ほら！」

俺「痛っ！ちょっと髪ひっぱら

穂乃果「」ｶﾞｼ

穂乃果(ばれるじゃん 黙ってよ)

俺「っ………っ………」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

穂乃果「昨日のことは誰にも言うなよ？」

俺「わかりました」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

穂乃果「何服脱いでんだよ」

俺「いいからいいから。ほら、穂乃果ちゃんも早く脱いで」ﾇｶﾞｼﾇｶﾞｼ

穂乃果「ちょ、やめ、服脱がすなぁ」

俺「男子便所までつれて来たのは俺を誘ってたんでしょ？」

穂乃果「ちがっ…やめて…(力じゃ抵抗できない…！)」

俺「誘ってたんならちゃんと応えてあげなきゃね」

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

ー放課後

俺(はぁ…今日は散々な目に合った。なんでだよ…なんであんな子になってしまったんだよ…)ﾋﾘﾋﾘ

海未「おや？」

俺「あ、」

海未「？どうしたんですか？顔の絆創膏」

俺「…」

海未「朝はつけてませんでしたよね？」

ことり「海未ちゃーーん！！」ﾀｯﾀｯﾀｯ

ことり「ん？どうしたの？それ。もしかしてまた男子にボコられたの？」

俺「……あ、あぁ」

海未「はぁ…。あなたという人は。少しは抵抗してみたらどうです？やられっぱなしでは悔しいでしょう？」

ことり「やめなよ海未ちゃん。無理に決まってるじゃん？見るからに弱っちい……」

俺(やり返す……か。もしあの場でやり返してたらどうなってたかな…)

ことり「帰ろ。あれ？穂乃果ちゃんは？」

海未「え？てっきりことりと一緒かと」

ことり「最近一緒に帰ってないなぁ。今日は帰りに寄り道したかったのに」

海未「寄り道してる場合じゃありませんよ

ｷｮｳﾊ ｼｭｸﾀﾞｲｶﾞｱﾙｼﾞｬﾅｲﾃﾞｶ…
ｱｯ ｿｳﾀﾞｯﾀﾈ

俺「…」

俺「まさか…今日もあの怖そうな人達と…」

俺「よ、よし！……パトロールだ……」
穂乃果「何しに？」ｶﾞｼｯ
俺「～～～～～っ？！？！……」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

穂乃果「言ってないよね？」

俺「っ………っ……………！プハァ！！っはぁ…はぁ…、死んじゃうよ……」

穂乃果「うわ！きったな…唾ついたじゃん。手洗ってこなきゃ」

俺「ま、待ってよ！……今日も行くの？」

穂乃果「…」

俺「…？」

穂乃果「………」ﾂ-

俺(ハッ………？！泣いて…る……？！なんでだ？！)

ｽﾀｽﾀ…

俺「…」

俺「………あれ？わざわざ口止めのためにまた話しかけてきたのか…？(困惑)

ー夜

俺「あー！…」

俺「わっかんねーぞ？…なんで泣いてたんだよ…」

俺「うあーーー！！！」ﾓｼｬﾓｼｬﾓｼｬ!

俺「……あ、また抜けた」

ﾊﾗﾘ..

俺「って。違う違う」

俺「やっぱりコンビニ行ってみるか！ちょうど小腹がすいたしな」
ﾌﾞｩﾝﾌﾞｩﾝ!

俺(ば、バイクもいる……こえーよ…)

俺(あっ！………あれは穂乃果ちゃん…やっぱり………！)

俺(どうする……何かしなきゃ…でもこえー！！！)

枯渇

俺「そうだ！」

ﾋﾟﾛﾘﾛﾘﾛ-ﾝ..

俺「す、すいません！！えっと…！そ、外の人達、ば、ばばバイク！……うるさい！うるさいです！き、近所迷惑じゃ？！？！」

店員「うっ…」

俺「どうにかしてください！このままじゃ夜も眠れません！！！」

店員「くっ…分かり、ました……」

俺(よし！これで……)
店員「みなさんどこかに移動しましたよ。はぁ…」

俺「ありがとうございます」

俺(多分これであの人達も解散しようってなって穂乃果ちゃんも家に帰れるはず)

店員「いやぁ。実は以前から困っていたんですよ。言わなきゃ言わなきゃとは思っていたんですが……あなたのおかげで言うきっかけになりましたよ」

俺「……はぁ」

ー翌日

ことり「…」

海未「…」

ヒデコ「いきなり全校集会だなんて。何かあったのかな？」

フミコ ミカ「ねー」

俺(あれ？穂乃果ちゃん休みか？)

ｷｨｨｨﾝ…

南理事長「えー。事前の通告なくこうして集まってもらったのは……」

理事長「昨晩、学校にある連絡が入りました」

理事長「”音ノ木坂の生徒と思われる女子高生が街中でバイクで暴走行為、及び過剰な騒音を流しながら徘徊している”」

ことり「…」

海未「…」

俺「………！」

理事長「…これを受けこの学校に悪い影響を及ぼす行為だと認識し、生徒の特定、そして本人への事実確認を行う方針となりました」

理事長「何か情報を知っている生徒がいたら

ﾊﾟｼｯ

希(ちょ？！絵里ち？！)

絵里「これは、重大な問題です。もしこれが本当に当学院の生徒だとすれば悪評が広まれば来年度の新入生も減ってしまうことでしょう」

絵里「情報を知っている生徒は直ちに報告していただきたいと、思っております」

俺(おっ……あれが新しい生徒会長か…)
ｶﾞﾗｯ
俺「あ、あの…」

ことり「なに？」

俺「穂乃果ちゃんは？……休み？」

ことり「うるさいよ」ｷｯｸ

俺「うぐっ…」

海未「ことり。実は連絡がないのですよ。今朝は穂乃果の家に寄る時間が無かったので別々に来たのですが…」

俺「そ、そうなんだ」

俺(なんか嫌な予感がする…もしかしてさっきの理事長の言ってた生徒って…)

俺(よし。直接聞きに行ってみるか。何時頃に連絡が入ったのか分かれば……)
俺「失礼します」

理事長「あら？」

俺「あの、さっきの。学校に電話があったのって何時頃ですか？」

理事長「……何か知ってるのね？21時頃よ」

俺「21時…。………っ！！ってことは………」

俺(昨日俺がコンビニに行ったのは20時前……穂乃果ちゃんは制服着てたし……嘘だろ………)

ｺﾝｺﾝ

絵里「失礼します」

絵里「……あなたは？」

俺「あっ…//えと……」

理事長「絢瀬さん。どうしたのかしら？」

絵里「今日の放課後から学校周辺の見廻りに出ようと思います。なのでその許可を頂こうと」

理事長「え～？」

俺(生徒会長……綺麗だなぁ……)

俺(っと……じゃなくて。ってことは昨日あの後コンビニから去った後に穂乃果ちゃんは………)

俺(でもどうして休みなんだろう？………何か………あったのかな………)

俺(………胸騒ぎがする。………)

理事長「でもねぇ。夜に見廻りなんて…。あまり年頃の女の子が出歩くものじゃないわよ？」

絵里「ですが！…」

俺「…」

理事長「って、言っても聞かないわよね？絢瀬さんはこの学校の入学希望者を増やすことを目標にしてるんだものね」

絵里「はい……このままでは悪い評判が広まるばかりです。しっかり対処しないと」

俺「お、俺も………」

絵里「えっ？」

俺「いや、俺が見廻りに行きますっ」

絵里「…」ｼﾞ-

俺「…///？」

絵里「何言ってるの？関係ないでしょ？」

俺「え…でも……」

理事長「いいんじゃない？あなたも一年生だけど男の子よね。絢瀬さんのボディーガードになってあげて？」

絵里「ちょ、ちょっと理事長？！一緒にですか？」

俺「が、頑張りますっ！……」

絵里「………はぁ」

ｶﾞﾀ

絵里「っ！誰？」

…

俺「…？」

理事長「ということで、宜しくね」

俺「はい！」

絵里「……何故こうなるの。不安だわ…」

ことり「俺くん」

俺「南？ど、どうしたの？」

ことり「お母さんと何話してたの？」

俺「えっ？！なんで知ってるの…」

穂乃果『よけーなこと海未ちゃんとことりちゃんに言ったらどーなるか分かってるよね？』

ことり「…」

俺「」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

俺「なんでも………ないよ。大した事じゃないんだ」

ことり「ふぅん…」

俺(教えた方がいいのかな…きっと心配だよな……3人仲良いし……)

俺(でも、今日の見廻りをしてからでも遅くはないよな……)