ことりぷらす

俺「どーした黙りこくってオイｗなんか喋れよオメーよぉｗ」

患者「……」ｷﾞﾘｯ…

俺「ふーん、何も言わねーのなｗ　俺はこの子とか微妙だと思うんだがなぁｗ」まきちゃんの写真ピラッ

患者「……！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

俺「おーん？　どーした首揺らしてよぉｗ　痙攣でもしてんのか？ｗ」

俺「それよりさぁ……何も言わねえってことは肯定と受け取って良いんだよな？」

俺「つまりよぉ……お前もこの子が一番微妙だと思ってるってことだよなぁぁぁ？？？？」

患者「……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

俺B「ギャハハハハハｗｗｗｗｗ」

俺C「おいおい泣かしちまったよｗｗｗｗｗ」

まきちゃん「ちょっとあなた達何やってるの！？」

俺D「やべぇ！まきちゃんだ！」

俺「ちっ……逃げんぞ！」ｽﾀｺﾗｻｯｻ

まきちゃん「全く、大人気ない人たちね……大丈夫だった？」

患者「まきちゃん……まきちゃん……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

まきちゃん「もう、泣かないの。何されたか知らないけど、もう大丈夫だから」

患者「ま……ぉ”……ぉ”……ぇ”……」

まきちゃん「え……！？」

患者「まきちゃん……ご……め゛……ん゛……」ﾎﾞﾛ……ﾎﾞﾛ……

まきちゃん「うそ、あなた、喋って……って、体が！？　どんどん崩れていく……！！」

希「患者の宿命やな。『まきちゃん』以外の言葉を喋った患者は肉体を維持できず、滅んでしまう……」

まきちゃん「希！　そんな……そんなことって……！」

希「そこまでして……自分の存在を引き換えにしてでも、まきちゃんに伝えたかったんやな……」

まきちゃん「いや……いやよ、患者……死なないで患者……！」

患者「まきちゃん……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ…

ア

リ

ガ

卜

ウ

ｻﾗｻﾗ……

まきちゃん「患者アアアアアアアアア！！！！！！」

～完～

俺「おいｗ　μ’ｓで1番微妙な子言ってみろよｗ」

患者「穂乃果」

俺「……あ？?」

真姫「ラブライブの映画を見に行くわよ」
患者「まきちゃん」

真姫「いよいよ開演ね。楽しみだわ」ｻｸｻｸ

患者「まきちゃん」

―――――――――上映後

真姫「…すごかったわね」ｳﾙｳﾙ

患者「…真姫ちゃん」ｻｧｧ

真姫「患者！？どうしたの、急に喋れたと思ったら体が薄くなっていく…！」

希「アニメμｓの卒業を見たことで、自分も患者のままではいられないと思ったんやね。だけど患者であるという定めを覆した瞬間、それは因果律への叛逆となって消滅してしまう運命にあるんや」

真姫「そんな…。患者しっかりしなさい！」

患者「真姫ちゃん…　ありがとう…」ﾊﾟｧｧｧｧ

真姫「か、患者っ！　……」

真姫「……」

真姫「…次こそ、次こそ必ず直して見せるわ。だからそれまで待ってて…！」

完

患者「まきちゃん」
まきちゃん「必ず治すから待っ」患者「ま」ﾎﾞﾛｯ

患者「まきちゃん」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛﾎﾞﾛﾎﾞﾛｯ!ﾄﾞｻｯ!ｼﾞｭｱｱｯ!ﾎﾞﾛﾎﾞﾛﾎﾞｯ ！

まきちゃん「ちょ、嘘でしょ…手は尽くしたのに…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

希「真姫ちゃんによる因果の発生は真姫ちゃん自身でも止めることは出来ない…そういうことなんやね」

患者「まきちゃん(泣かないで。いずれこうなる運命だったのさ。それより笑って欲しい。いつもまきちゃんの笑顔に元気を貰っていたから)」

まきちゃん「ご、ごめん。もう泣かないから、笑うから、死なないで、ね？ 」ﾆｺ…

患者「まきちゃ…」ﾎﾞﾛｯ…

まきちゃん「患者アアアアアア！」

～完～

真姫｢台風が西木野総合病院に直撃するわ！｣
患者｢まきちゃん・・・！｣

患者｢まきちゃん｣｢まきちゃん｣｢まきちゃん｣｢まきちゃん｣｢まきちゃん｣｢まきちゃん｣

真姫｢患者達が集まって大きな台風に！？｣

患者台風｢まきちゃん｣

真姫｢まさか！？ぶつかって相殺するつもり！？だめよ、そんなこと！！！｣

患者台風｢まきちゃん・・・｣

台風は突如現れたもう一つの台風と衝突し消滅しました・・・

患者｢ま・・・きちゃ・・・｣ｽｩ・・・

希｢患者達もいつもお世話になってる病院や先生達を守りたかったんやね・・・患者達の心が一つになって熱い大きな風になったんや・・・ほら、日差しが出てきたで 真姫ちゃん｣

真姫｢もう、太陽なんかより患者達の笑顔が見たかったわ・・・｣ｸﾞｽﾝ

真姫「西木野患者のみんな、ワクチンが出来たわ。私のことなんてどうでも良くなるのよ」

真姫「…はい、貴方から。こっち来て」

患者「まきちゃん」

真姫「袖捲るわね…」

患者「まきちゃん」

真姫「…治ったらちゃんと働いて、幸せな家族を作るのよ？」

患者「まきちゃん」

真姫「もう…なんで悲しそうな顔をするのよ、病気が治るのよ？」

患者「まきちゃん」

真姫「…ッ、じゃあ…注射、打つわよ」

患者「まきちゃん」

真姫「何、泣いてるのよ…大丈夫、痛くしないわ」

患者「まきちゃん…」

真姫「……はい、打つからじっとしててよね」ウル

患者「まき…ちゃ……」

真姫「…お疲れさま」

患者「…あれ？俺…何して…」

真姫「出口はあっちよ」

患者「あ、はい。ありがとうございました…？」

真姫「…元気に暮らすのよ」ボソ

患者「まきちゃんまきちゃんまき…サンシャイン！！」

真姫「はぁ…今日もこんなに患者がいるのね」

患者たち「「「「まきちゃん！まきちゃん！」」」」

真姫「はいはい今お薬打つからね」

患者A「まきちゃんまきちゃんまき…サンシャイン！！」

真姫「えっ？」

患者B「まきちゃ…サンシャイン！！」

患者たち「「「サンシャイン！！サンシャイン！！」」」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮｺﾋﾟｮｰﾝ

真姫「ちょっとみんなどこ行くのよ！それにサンシャインって…」

希「遂にこのときが来てしまったんやね」

真姫「希！？」

希「オタクと呼ばれる人種は移り気が激しいんよ、新しいコンテンツが来たらすぐに飛びついてしまう」

真姫「そう…でも治ったのよね」ｳﾙｯ

患者N「まきちゃん」

真姫「え？」

患者N「まきちゃん！まきちゃん！」

真姫「あなたはサンシャインに行かないの？」

患者N「まきちゃん！まきちゃーん！」

真姫「ふふ、仕方ないわね　この真姫ちゃんがあなたを絶対治してみせるんだから！」

～おわり～

患者｢まきちゃん｣
真姫｢あなた、まだやってるの？｣

患者｢まきちゃん！｣

真姫｢他の人はもうサンシャインに行ったのに物好きねえ｣

サンシャイナーA｢おはヨーソロー｣

サンシャイナーB｢おはヨハネ｣

サンシャイナーC｢がんばルビィ！｣

サンシャイナーD｢シャイニー☆｣

患者｢まきちゃん・・・｣

真姫｢私達は過去の人なの。もう、いきなさいよ・・・｣

患者｢まきちゃん！｣

サンシャイナーA｢ヨーソロー｣

サンシャイナーC｢がんばルビィ｣

患者｢まきちゃん・・・｣

真姫｢何よ！そんな悲しそうな目しないでよ！｣髪の毛クルクル

患者｢真姫ちゃん、今までありがとう・・・絶対忘れないよ・・・｣スゥー

真姫｢もう、泣かないって決めたのに・・・｣ｸﾞｽｯ

希｢真姫ちゃんへのこれまでの感謝と愛する気持ちを伝えたかったんやね・・・大丈夫や、サンシャインに行っても患者の心には｢まきちゃん｣が深く残ってるはずやで・・・｣

真姫｢希・・・｣

サンシャイナーE｢まきちy・・・ヨハネ！｣

サンシャインA｢ヨーソロー！｣

サンシャイナーD｢シャイニー☆｣

真姫｢ふふ・・・きっと、そうね・・・｣

おわり

患者「…まきちゃ…ん」ルビィ「ピギィ！」

患者「まきちゃん…まきちゃん…」

ルビィ「お…おねえちゃ…助け…」

患者「まき…」ｼｭｩｩｩ

ルビィ「消えちゃった…？」

希「逃げた患者がこんなところにまで来てしまったんやね…あれだけ病院から出ちゃダメだって言ったのに…」

ルビィ「こんなの…ひどい…かわいそうだよ…！」

ダイヤ「でもどうやら満足して逝けたみたいですわ…きっとルビィの髪色を見て何か大切なことを思い出したんですわね」

ルビィ「せめて…もう一回生まれ変わったら…今度は幸せに生きてほしいな…」

患者？「るびぃちゃぁ…しゅきぃ…///ぺろぺろしゃしぇてぇ…」

ルビィ「！？」
ダイヤ「！？」
希「！？」