ことりぷらす

このかなこ好き

ようちかなん+梨子を見たかった

見たかった

パワーレズの果南ちゃん
vs
サイコレズの梨子ちゃん

見たい

梨子「『松』と『桜』が『内浦』で出会う。なんて素敵なのかしら。これはもう運命ね」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

？？？「お待ちなさい！そんな妄想認められませんわ！」

梨子「ダイヤさん！それにルビィちゃんまで」

ダイヤ「『黒澤』家の者こそ果南さんにふさわしいということを貴女はご存知ないのですか」

ルビィ「果南しゃんは梨子ちゃんには渡さない」

梨子「……」

梨子「意味がわからない。根拠を聞かせていただけるかしら」

ダイヤ「黒澤の黒と松浦の松。『黒松』松の王様ですわ！防風林から建築材、果ては盆栽まで。この多様性はまさに愛！まるで母性に溢れた果南さんそのものではありませんか」ｸﾄﾞｸﾄﾞ

梨子「で？」

梨子「『浦』と『澤』は？」

ダイヤ「は？」

梨子「だから浦と澤はどうなってるのよ！」

ルビィ「浦沢直樹さん！」

梨子「関係ないじゃない！」

ルビィ「ピギィ！」

梨子「はぁー。その程度の理屈で私と果南さんの仲を引き裂こうなんて片腹いたいわ。もう２人とも端っこで20世紀少年でも読んでててくれるかしら」

ダイヤ「く、悔しいですわ」
ルビィ「ぅゅゅ」

(渡さない果南さんは誰にも渡さない)

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

？？？「梨子ちゃん甘いよ」

梨子「誰！？」

梨子「ち、千歌ちゃん」

千歌「梨子ちゃんはなーんにもわかってない。千歌こそが果南ちゃんに相応しいのだ」

梨子「たとえ千歌ちゃんでも果南さんは譲れない。そもそも千歌ちゃんが私達の『内浦で出会いし桜と松』を超えるものを持っているとは思えないわ」

千歌「甘い！甘いよ梨子ちゃん！」

千歌「ふふーん高海の『高』と松浦の『松』を取ってー」

千歌「はぃっ！梨子ちゃん！」

梨子「えーっと・・・・高・松？？？」

千歌「正解！さすが梨子ちゃん！」

千歌「高松といえば讃岐！讃岐といえばー」

千歌「はぃっ！梨子ちゃん！」

梨子「う、うどん・・・よね」

千歌「大大大正解！」

千歌「わかったー？そーゆーこと!」

梨子「い、意味がわからない」

千歌「わかんないのー？うどんにはワカメが入ってるしワカメは果南ちゃんの大好物だしー」

梨子(この子絶対『普通』じゃない)

梨子「ち、千歌ちゃん。千歌ちゃんもアッチでダイヤさん達と漫画読んでてくれるかな」

千歌「えーなんでー」

梨子「いいからいいから」

梨子ﾌｩ-

梨子(余裕、余裕過ぎるわ。当然よね。私と果南様の間に割り込めるなんて人なんているはずないもの)

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

梨子「！！！」

梨子「今度は誰？」

曜「ヨ～ソロ～」
善子「ギラン」
花丸「ずら～」

曜「果南ちゃんの三銃士の登場だよ～」

梨子「なによ三銃士って。いいわ纏めて返り討ちにしてあげる」

花丸「そう簡単にはいかないずらよ～」

善子「闇の魔力を思い知るがいいわ」

曜「最初は善子ちゃん！軽く捻ってあげて！」

善子「ヨハネだってば！それよりいくわよ！」

梨子(ｺﾞｸﾘ)

善子「大天使ラファエルより与えられし仮初めの名『津・・・」

梨子「長いから早くしてくれる」

善子「う・・・。じ、じゃあいくわよ」

善子「津島の『島』と松浦の『浦』を取って！」

善子「浦島！」

曜「梨子ちゃん！」

梨子「なによ！」

曜「私の苗字言ってみて」

梨子「『渡辺』よね。先に言っちゃうけど貴女の姓と松浦の組み合わせは最悪よ。とても運命なんて感じられるものは出でこない。貴女の負けね」

曜「果たしてそうかな」ﾌﾌﾝ

梨子「いいわ。かかってきなさいよ」

曜「渡辺家は始祖を渡辺綱とする源頼光四天王の家柄。梨子ちゃんは頼光四天王は当然知ってるよね」

梨子「知らないわよそんなの！」

曜「うそー知らないのー。じゃあ特別に教えてあげるよ。まずは筆頭であり我が始祖渡辺綱、碓氷貞光、卜部季武、そして最後の一人が・・・ここまで言えばわかるよね」

梨子「だから知らないってば！早く教えなさいよ！」

曜「銀さま？梨子ちゃんなに言ってんの？」

曜「金太郎だよ？き・ん・た・ろ・うっ！」

梨子「はい？」

曜「どう？」

梨子「どうといわれても」

曜「梨子ちゃんはにっぶいなあ。善子ちゃんが浦島太郎で曜が金太郎」

梨子「う、うん」

梨子「……」

梨子(あっ、それってもしかして)

三太郎！

てか曜ちゃんと金太郎の繋がりが強引過ぎるじゃない

もはや三銃士ですらなくなってるし

なんなのよもう

ｽｯ

花丸「いよいよマルの出番ずらね」

曜「マルちゃんいっけー！」
善子「ズラ丸手を抜いちゃ駄目よ」

花丸「わかってるずら。マルがきっちり梨子ちゃんに引導渡すずら～」

梨子「あまりのくだらなさに心が折れかかったけど負けるわけにはいかない。手の内はわかってる。花丸ちゃん、どうせ貴女が桃太郎なんでしょう。さぁかかってきなさい！」

花丸「桃太郎？それはどうかな～」ﾆﾔｧ

梨子(桃太郎じゃないかもしれないですって)

桃太郎じゃない太郎
何よそれ
三年寝太郎？
考えるのよ梨子
ウルトラマンタロウってっ線もあるわ
一体どうすれば

ｽﾞﾁｬｽﾞﾁｬ♪

あいはぶあー木ぃ～♪

梨子「ピコ太郎！」

かなんはぶあー松ぅ～♪

梨子(そんな時代遅れのもので私を倒せるとでも思って)

あーん♪

『松木♪』

梨子「安太郎ォォォォォォ！」白目

曜「やったー勝ったー」

善子「闇の魔力を思い知ったかしら」

花丸「安太郎！安太郎！」

梨子(わたし…もう…だめかも)

鞠莉「シャイニー☆」

鞠莉「梨子を倒して浮かれてるのは分かるけど、かなぁんは私のものって決まってるの。三銃士()は引っ込んでてくれるかしら。それに梨子もまだ諦めてないみたいだし」

梨子「来たわね大ボス」

梨子「でも貴女の『小原』という苗字から果南さんに繋がるものは何ひとつ見えてこない

私と果南さんは運命に導かれているの

私が負けるはずない！

鞠莉「そうかしら～♪」

鞠莉「この『小原』という姓にはある特別な言葉が隠されているの」

そう、このラブライブの世界で最も愛に溢れた言葉

誰も抗うことのできない魔法の言葉

その言霊がこの『小原』に隠されているってわけ

聞きたい～？

梨子「」ｺｸﾘ

鞠莉「まずこの『小原』を二つに分けるわね」

『小』と『原』に

そして二つを入れ替える

すると

『原』『小』

梨子「……」

鞠莉「音ノ木出身の貴女ならもうわかるわね」

梨子「ハラ」

梨子「ショー 」

！！！『ハラショー！』

そうあの人の言葉

百合界の頂点に君臨するあの人の言葉

私はあの人の言葉を受け継いでいるの

諦めなさい

梨子「・・・」

梨子「ロシアァァァァ！」

鞠莉「て、ことでかなぁんはこのマリィのものね。みんないいわよね？」

一同「よくない！」
ダイヤ「よりによってエリーチカ様の言葉を使うなんて鞠莉さんといえど許せませんわ」
ルビィ「次はYAWARA読もうかな」
千歌「果南ちゃんとうどんたべたーい」
曜「三銃士ってなんかかっこいいよねー」
善子「堕天使浦島・・・いける」
花丸「安太郎！安太郎！」
鞠莉「ひざまづきなさい！ハラショー！ハラショー！」
梨子「ロシア・・・ロシア・・・」ｶﾞｸｶﾞｸわ

果南「」(また休学しようかなん)