ことりぷらす

千歌「じゃあ梨子ちゃんは？」

曜「梨子ちゃんも好きだよ？」

千歌「…ふーん？」

千歌「しいたけは？」

曜「しいたけも好きだよ？」

千歌「…へえ？」

千歌「私も梨子ちゃんもしいたけも好きなんだ？」

曜「そうだけど？」

千歌「…ふんっ」

千歌「この写真…」

曜「なになに？」

千歌「梨子ちゃんと私達で撮ったやつだ」

曜「そうだねー」

千歌「飾ってあるんだ？」

曜「うん。いい写真だよね」

千歌「…ふーん」

千歌「それで？」

曜「うん？」

千歌「この後二人だけで撮ったよね？ それは？」

曜「私と千歌ちゃんのツーショット？」

千歌「…う、うむ。それなのだ」

曜「それはね、アルバムに保管してあるよ」

千歌「…そ、そう」

曜「大切だからね」

千歌「…へ、へえ」

千歌「あのさぁ、これなに？」

曜「うげっ」

千歌「どう見てもラブレターだよね？ いつ誰に貰ったの？」

曜「昨日、学校の後輩に…」

千歌「…ふーん？」

千歌「それで？ 受けるの？」

曜「ううん。後輩ちゃんには悪いけど断ろうと思ってて」

千歌「…ふーん」

千歌「こういうのは良く貰うの？」

曜「ええっ！？ そ、そんなことないよ！？」

千歌「…ふーん？」

曜「こういうのは二回しか貰ったことないもん」

千歌「…………」

曜「ちなみに千歌ちゃんが1回目」

千歌「！！！！」

曜「あ、やっぱり覚えてた」

千歌「おっ、覚えてない！」

曜「小学生の時だったよね。ハートのシールでさ、ピンクの便箋でさ、将来は曜ちゃんのお嫁さんにーー」

千歌「覚えてないーーーーーーーーーっ！」

千歌「……あの手紙」

曜「うん？」

千歌「今も取っておいてあるの？」

曜「もちろん。見る？」

千歌「見ないっ」

終わり

ようちか、いいよね…

おまけ

千歌「あんな手紙捨ててよ！」

曜「やだー」

千歌「若気の至りなの！ わかげわかげ！」

曜「わかげわかげってなにさ…」

千歌「むぅーーーっ！」

曜「……なんて言われても絶対捨てないよ」

千歌「なんで！」

曜「それはね…」

曜「私の大好きな人からの、ラブレターだからだよ」ﾎﾞｿｯ

千歌「～～～っ///」ｿﾞｸｯ

曜「ちゃんとお嫁にくるんだよ？ …言質、取ったから」

千歌「……ばかぁ」

イケ曜とツン千歌なんだよなぁ…

三|c||^.- ^||
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