ことりぷらす

曜｢ご、ごめんね？30分も遅刻しちゃって…折角のデートなのに｣

ルビィ｢…どうして遅刻したんですか、説明…してください｣ｼﾞﾄｫ

曜｢そ、それがね…実は…｣

ルビィ｢言い訳なんて聞きたくないです！！｣ﾌﾟﾝｽｺ

曜｢え、えぇ…｣

ルビィ｢………本当に悪いと思ってるなら…曜さん、誠意を見せてください｣

曜｢ど、どうしたらいいの？｣

ダイヤ｢…ちゅーしてください｣

そんなようルビが見たい

―ティータイム―

ルビィ｢～…♪｣ﾂﾔﾂﾔ

曜｢………｣

ルビィ｢曜さん！この後予定が無ければ映画に行きませんか？まだ時間もありますし、ちょうどチケットも3枚あるので、この後｢待って｣

ルビィ｢……？？｣

曜｢…あの、なんでいるんですか？｣

ダイヤ｢私の事はお気になさらず、お二人の邪魔は一切致しませんので｣

曜｢んーこの｣

ー映画館ー

ルビィ「曜さん！ポップコーンは何味にする？」

曜「えーと…ルビィちゃんが決めていいよ？私はなんでもいいし」

ルビィ「それはルビィも同じなんだけど……じゃあ、お姉ちゃんは何味がいい？」

ダイヤ「塩」

ルビィ「すいませーん。塩味ポップコーンのLサイズをくださーい」

曜「おい」

曜「介入しないって言いましたよね！？」

ダイヤ「えぇ、もちろんですわ」

曜「何ポップコーンの味決めてるんですか！？」

ルビィ「曜さーん！始まっちゃうよー！」ﾌﾘﾌﾘ

曜「あっ…」

ダイヤ「ほら、行きましょう？」

曜「えぇ…」

曜「ところでこれはどんな映画なの？ルビィちゃん」

ルビィ「純情な恋愛モノですっ！」

曜「恋愛モノ…」

ルビィ「はい！もしかして…苦手ですか？」

曜「そっ、そんなわけないよ！」

曜「ルビィちゃんと一緒に見るんだったら別にどんな映画でも……/////」

ダイヤ ﾆｯｺﾆｺ

曜「…」

―上映中―

ｷ、ｷﾐﾉｺﾄｶﾞ…!ｽｷﾅﾝﾀﾞｯ!
ｳﾚｼｲﾜｯ!ﾏｲｹﾙ!

ルビィ「おぉ…」ﾜｸﾜｸ

曜（あぁ…/////ウキウキルビィちゃん可愛いなぁ…/////）

曜（あ、口が寂しいからポップコーンでも食べようかな）ｺﾂﾝ

曜（ん？）

曜（なんか、容器の底を触ったような…）ﾁﾗｯ

ダイヤ ﾓｷｭﾓｷｭ

曜「おい」

曜「え？なんで完食してるんですか？」

ダイヤ ｺﾞｯｸﾝ

ダイヤ「私は悪くありませんわ。このポップコーンが悪いんですの」

曜「えぇ…」

ルビィ「ねぇ！曜さん！」ｸｲｯｸｲｯ

曜「ん？」

ルビィ「見てください！キスシーンですよ！」

曜「あっ…ちょ…/////」

ルビィ「後で…ルビィたちも…/////」

曜「ルビィちゃん…/////」

ダイヤ「/////」

曜「…」

曜（なんでダイヤさんいるんだろ…）

曜（それから私たちは色々な所に遊びに行った）

曜（そして、当然のようにダイヤさんはニコニコ笑顔で付いて来る）

曜（観察役…？どういうことか分からないけど…）

曜（ルビィちゃんと２人っきりになりたいよぉ……）

―夕方―

ルビィ「今日は楽しかったですね！」

曜「そ、そうだね…」

曜（こんなん疲れるわ！）

ルビィ「それで曜さん…あの…映画の時の…/////」

曜「えぇ！？い、今ぁ！？」

ダイヤ「もちろんですわ」

曜「…」

ダイヤ「ほら、早く」

曜「あの…本当に今更なんですけど…ダイヤさんは何がしたかったんですか？」

ダイヤ ﾆｯｺﾆｺ

曜（怖ぇよ）

ルビィ「よ、曜さん！今はルビィに集中してくださいっ！」ﾑｽｯ

曜「あっ…そ、そうだね/////」

曜（そのセリフやめてよぉぉ/////可愛いよぉぉ/////）

曜「じゃ、じゃあ…お言葉に甘えて…」

ルビィ「～♪」

ダイヤ「今日は楽しかったですか？」

ルビィ「そうだね…」

ルビィ「そうですわね、ルビィ」

ダイヤ「よかったぁ…」

ルビィ「けど…本当に良かったのですか？これで…」

ダイヤ「うん、大丈夫だよ。曜さんにはお仕置きが必要だけど」

ダイヤ「姉妹が入れ替わった程度を見破れないなんて…」

ダイヤ「彼女失格だよ？曜さん」

～完～

禿よ…
なぜダイヤ姉さんいるんだよ…

なん……だと……

乙乙

入れ替わりに気付けなかったんだよなぁ…

誰かルート分岐はよ