ことりぷらす

梨子「曜ちゃん…可愛い…好き…可愛い…」ﾁｭｯﾁｭｯ

曜「梨子ちゃん…可愛い…好き…可愛い…」ﾁｭｯﾁｭｯ

千歌「地獄レズかな？」

千歌「今のは絵図とレズをかけた～…」

梨子「曜ちゃん…セクシー…エロいっ…好き…」ﾁｭｯﾁｭｯ

曜「梨子ちゃん…セクシー…エロいっ…好き…」ﾁｭｯﾁｭｯ

千歌「…………」

千歌 ｼｭﾝ

曜（………計画通り…）

曜（梨子ちゃんの興味は…心は完全に私に移った…）

曜（これで……千歌ちゃんは……私のもの………）

曜（……………………）

曜（だった……はずなのに………）

曜（どうして…こんな意味の無い行為で……梨子ちゃんに求められる事で……心が満たされるんだろう…）

曜（私の中の…偽物の梨子ちゃんへの気持ちが…消えない……）

曜（消えてくれない……）

曜（…………）

曜（………とことん梨子ちゃんは…私の邪魔するんだね…）

梨子（わかってる…）

梨子（曜ちゃんが…私の事好きじゃないって事…本当は千歌ちゃんが好きって事…）

梨子（……そのために私に…近づいた事…）

梨子（…わかってて乗っかってやったつもりだった……）

梨子（曜ちゃんを……私のテクで骨抜きにしてやろうって…）

梨子（………なのに…）

梨子（…曜ちゃんが……好きでたまらない……）

梨子（離したくない…）

梨子（千歌ちゃんの所に…行かせたくない…）

梨子（……私に縛り付てやる……）

梨子（だって……曜ちゃんは…優しいもんね…？）

梨子（私の事…ほっとけないよね…？）

梨子（絶対……逃さない…）

そして

私のテクで骨抜きってどういうこと

この梨子ちゃんは経験者なのか？
曜ちゃんと体を重ねることで得たテクなのか？？

そして結果

某ラブホ

梨子「曜ちゃん…♡」ｷﾞｭｯ…

曜「………ねぇ梨子ちゃん…」

梨子「………なに曜ちゃん」

曜「もう…お終いにしよ…？」

梨子「…！」

曜「こんなの…やっぱりよくないよ…」

梨子「……………」

曜「……………もう普通の友達に…戻ろ？」

梨子「……………ふーん…」

曜「……………ごめん…」

梨子「……………」

曜（これでいいんだ…これで………）

梨子「……………いいよ」

曜「！！……ありがと…梨子ちゃん」

梨子「千歌ちゃんにアプローチするから」

曜「……！」

梨子「……………」

曜「……………いいよ…」

梨子「……っ！？……………」

曜（……この期に及んで…千歌ちゃんにアプローチって部分じゃなくて…すんなりいいよ、って言われた事に傷付いてるなんて
…ホント…私って未練がましいというか…バカ曜だよね…）

梨子「………。…そっか………」ﾑｸｯ…ｽﾀｽﾀｽﾀ…

曜「……？…えと…どこ行くの？」

梨子「……」窓ｶﾞﾗｯ…

曜「えっ、ちょっと…」ﾑｸｯ

梨子「…………」ﾋｮｲ

曜「ちょっ！？」ﾊﾞｯ！

ｶﾞｼｯ!

曜「何してるの！？ここ7階だよ！？」

梨子「離してっ！！」

曜「暴れないで！！もうっ！！」グイッ

ドサッ…

梨子「いた……」

曜「何考えてるのさ！！」
梨子「……………曜ちゃんに嫌われてる世界で生きてても…意味ないもん…」ﾌﾟｲｯ…

曜「………っ！…あのね…」
梨子「………関係ないでしょ？離して」ｸﾞｯ…

曜「あっ、ちょっと…！…わかったから…！…もうあんな事言わないから…！」

梨子「……ホント…？まだ側にいてもいい…？」

曜「………うん……いいよ…」

梨子「……嬉しい…♡」ｷﾞｭｯ…

曜「…………」ｷﾞｭｯ…

梨子「曜ちゃん…好き…大好き…♡」

曜「……うん…私も…だよ」

梨子「………………」

梨子（……絶対に逃さない…）

曜「……………………」

曜（こんなの…どうかしてるよ……）

曜（…梨子ちゃんがおかしくなってるのに…こんな危ない事させてるのに………どうしようもなく…

曜（嬉しい…って思ってる）

相互依存の相互メンヘラ化するようりこちゃんもいいぞ

梨子「曜ちゃん…♡ ついに出来たよ、私たちの子だよ♡」

曜「い゛っ！？」

曜「え？ 私たちの子……ど、どういうこと？」

梨子「ほら、見て……陽性反応が出てる、私妊娠したの」

曜「ぇええ！？ う、嘘だよね……だって、ちゃんと避妊したし……」

梨子「そうね……でも、出来ちゃったみたい♡」

曜「出来ちゃったみたいって……そ、そんな……」

梨子「曜ちゃん…♡」ｼﾞｯ

曜「……っ」

梨子「私、曜ちゃんとの子が出来て嬉しいの……そう思う私って変なのかな」

曜（梨子ちゃんが女の顔をしてる……ど、どうこの場を収めたらいいんだろう…）

曜（梨子ちゃんから大事な話があるから二人になりたいと言われて、梨子ちゃん家に行くことに……）

曜（女の顔をした梨子ちゃんの口から放たれた大事な話とは、思いも寄らない事実だった）

曜（私は、梨子ちゃんを孕ませてしまった）

曜（いつも必ずゴムは付けてしていたのに、どうして……）

曜（どこからか漏れてたのかな……全然気付けなかった）

曜「あ……あの、ごめんなさい！！」

梨子「曜ちゃん？ どうして謝るの…？」

曜「だって、梨子ちゃんを妊娠させちゃって……ゴムは付けたし、避妊はちゃんとしたつもりだったんだけど……」

曜「う、うぅ……」ｼｭﾝ

梨子「ううん、いいの……私、嬉しいから」

曜「えっ」

梨子「曜ちゃんは嬉しくない？ 私たちの子だよ？」

曜「そ、それは……その」

曜（どうなんだろう……本来、喜ぶべきことなのかもしれないけど…）

曜（それより梨子ちゃんを妊娠させてしまったことの、不安や罪悪感が勝って……気持ちがよく分からない）

曜（いや、何より……）

曜（私には、千歌ちゃんが……）

曜「えっと……」

梨子「……あまり、嬉しくない？ やっぱり……私がおかしいだけかな」ｳﾙｳﾙ

曜「そ、そんなことない……私も嬉しいよ！ 私と梨子ちゃんの愛の結晶だもん！」

梨子「……曜ちゃんっ♡」

ｷﾞｭｯ

曜「わわ！？ り、梨子ちゃん？」

梨子「良かった……実は、もし反対されたらどうしようって思ってたの」

梨子「でも、曜ちゃんにそう言ってもらえて……私すごく幸せだよ」

曜「う、うん……」

曜（どうしよう……私たち、まだ高校生なのに……ましてやスクールアイドルなのに）

曜（でも、守りたい！ 梨子ちゃんのこの幸せそうな笑顔……）

曜（い、いや！ 違う！ 梨子ちゃんを本当に幸せにするためには降ろす選択肢だって考えられるはず……）

曜（それに、私にとって何よりも大切な人は梨子ちゃんじゃなくて……）

曜（私と梨子ちゃん……お互いの幸せのためには、まず私たちの関係に終止符を打たないと）

曜「あ……あの、梨子ちゃ

梨子「私、頑張るから……曜ちゃんのためにも！ 生まれてくる子のためにも！」ｷﾞｭｩｩ

曜「う、うん！ 私も頑張って梨子ちゃんを支えるから……絶対、幸せにするね」

梨子「嬉しい…♡ 私もう曜ちゃんから離れない……」

曜「私も、梨子ちゃんを放さない……だから、ずっと一緒だよ」

梨子「曜ちゃん…♡ じゃぁ責任取って、私のことお嫁さんにしてね♡」

曜「は、はい……責任取らせて頂きます！」ｷﾞｭｯ

梨子「……♡」

曜「……ぁ」

曜（ああ……これでもう、後戻り出来ない）