

モブ「善子ちゃんのサインに決まってるじゃん……うわーサイアク、色紙無駄になったわ」
千歌「え……あ、ご、ごめんなさい」
モブ「1000円」
千歌「え?」
モブ「色紙代、払えよ」
千歌「……う、うん……ごめんね」
色紙1000もせんやろ
善子「あ、千歌さんいた…あら?あなた、千歌さんに何か用?」
モブA「きゃー善子さーん!サインください!」
モブA「もうこれでいいや、返してっ!」サッ
千歌「………」
モブ「ねえ高海さんサインちょうだーい」
千歌「えぇっ!?いいよっ!(やったぁ!)」カキカキ
モブ「ちょっとなんで書いてんの!?」
モブ「高海さんの名前を書くのは夫の方に決まってるじゃん……うわーサイアク、婚姻届むだになったわ」
千歌「え……あ、ごめんなさい……」
うーん
モブA「ここの上からでも端っこでももいいからサイン書いてくださいっ!」
善子「…ま、まぁいいけど?」サラサラ
善子(千歌さんのサインも書いてあるけど、私達夫婦のサインってことかしら?)
モブA「~♪そうだ、1000円じゃなくて500円でいいから」
千歌「え…?」ビクッ
モブA「当然でしょ?あんたが書かなきゃおっきく善子ちゃんのサイン書けたのに…」
善子「何言ってるの…?あなた」
モブA「な、なんでもないっ」
善子「そういえば、千歌さんが何か怯えてるけど…どうしたの?」
千歌「…!」
モブA「…!」ギロッ
千歌「…なんでもないよ…」ビクッ
善子「なんでもない訳ないでしょっ!私は千歌さんの妻なのよ!なんでもないで済ませられるわけないじゃないっ!」
千歌「…」
モブB「あ、あのっ…!」
モブB「その子、さっき千歌ちゃんにお金を恐喝してましたっ!」
モブA「あなた、何言って…善子ちゃんに書いてもらうはずだった色紙に
高海千歌がサイン書いたから代金を…」
善子「………そういうこと」
モブA「善子ちゃっ…!でもさ、私は善子ちゃんの大ファンで!」
善子「私の妻を傷つけるようなファンなんていらないっ!」
モブA「…っ!くっ!」ダッ
善子「本当、最低ね」
千歌「…」
善子「あんな人が私のファンだったなんてゾッとするわ」
千歌「………悪いのは私だよ」
善子「…どしてよぉ?」
千歌「だって、あの子、善子ちゃんのファンだったんでしょ?」
千歌「直接頼むのは恥ずかしかったから
善子ちゃんのお嫁さんの私に頼んだんだよ」
千歌「それを私は早とちりして…」
千歌「善子ちゃんは今お婿さんで高海善子だもん
ちゃんと聞き返さなかった私が悪…」
善子「…」
千歌「それに………私なんかが善子ちゃんと結婚したから
善子ちゃんのファンにも悪…」
善子「…ほんっと千歌さんは馬鹿ねぇ…」
千歌「えっ?」
善子「千歌さん、あなたはそんな軽い気持ちでヨハネに求婚したっていうの?」
善子「他の子に悪いと思いつつ…」
千歌「ちがっ…!」
善子「でしょ?そもそもね、そんな風で吹き飛ぶような想いの強さだったら
今こうして私達は夫婦になってないわ」
善子「そりゃ、アイドルが恋愛はいけないと思ってる
私達の結婚を快く思ってないファンはいる
特に私のファンや千歌さんのファンはね」
善子「でも、それ以上に応援してくれてるファンがいる」
善子「だから…千歌さんは私なんかとか…もう絶対に言わないで頂戴…!」
千歌「うん…うん…!千歌、千歌ね…」
善子「うん…」
千歌「善子ちゃんと結婚できて…本当に良かったよぉ…」ダキッ
善子「何よ…私だって…千歌さんと結婚できて…世界一の幸せ者だわ…!」ダキッ
公式が目論んだ桜内、万能幼馴染渡辺、ドルオタ先輩にして有力候補の黒澤(姉)、その他もろもろを差し置いての津島善子大勝利
またキチガイが書いたSS乗せたのか
馬鹿じゃないの