ことりぷらす

ダイヤ「喉が渇きましたわ…」ｺｼｺｼ

ダイヤ「まだ2時…お水飲んでもう一度寝ましょう」

ｷｨ…(ドアを開ける音)

ｽﾀ…ｽﾀ…ｽﾀ…

ダイヤ(暗いですわね…スマホを持ってくればよかったですわ…)

ダイヤ(もう少しでキッチンですし、このまま壁伝いで行きましょう…)

ダイヤ(ふぅ、もうすぐですわ)

ダイヤ(さて、お水を…)

ﾋﾟﾁｬ…ﾋﾟﾁｬ…

ダイヤ(…？何の音ですの？)

ﾋﾟﾁｬ…ｸﾞﾁｭｯ…ﾎﾟﾀｯ

ダイヤ(だ、誰かいますの…？)

ｼﾞｭﾙｯ…ｿﾞｿﾞｯ…ﾋﾟﾁｬ…

ダイヤ(…確かめてみましょう)

ｽﾀ…ｽﾀ…ｽﾀ…

ｼﾞｭﾙｯ…ﾌﾟﾁｭ…

ダイヤ(なにか…貪っているような音ですわ…)ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ダイヤ(…！キッチンに誰かいますわ！)

ダイヤ(あれは…ルビィ…？)

ダイヤ(薄暗くてわかりづらいですが…ルビィのようですわ…)

ダイヤ(いったいこんな時間になにを…)

ダイヤ(…声をかけてみましょう)

ダイヤ「ルビィ…？」

ルビィ？「…」ﾋﾟｸｯ！

ルビィ「オネエチャン？」ｸﾙｯ

ダイヤ「ひっ…！？」

ダイヤ「なーにやってますの！」

ダイヤ「こんな時間に桃なんて食べて！！」

ルビィ「うゅゅ…ごめんなさーい！」

ダイヤ「しかもちゃんと切らずにかぶりつくから…口のまわりが桃の汁だらけじゃないですの！」

ルビィ「だ、だって…包丁使うと洗い物しなきゃいけないし…」

ダイヤ「まったく…何事かと思いましたわ…」

ルビィ「お母さんが買ってきた桃すごくおいしそうで…食べたくって寝れなくて…」

ダイヤ「はぁ…しょうがないですわね」

ルビィ「おねぃちゃ…？」

ダイヤ「私も喉が渇いてますし、もう一個剥いてあげますわ」

ダイヤ「顔洗ってきなさい？」ﾆｺｯ

ルビィ「…！うん！」

Happy End