ことりぷらす

曜「等身大ちかっちフィギュア！」

曜「ウチのポストに入ってたカタログを見た時は正直我が目を疑ったけど…」

曜「電話かけたらすぐにマスクとサングラスをかけた若い女の人が数人がかりで運んできてビックリしたなぁ」

曜「こんなに大きい商品、ふつう男の人が運んできそうだけど…」

曜「フィギュアっていうより、ドール？に近い感じなのかな」

曜「しかし等身大フィギュアが発売されるなんて、Aqoursも人気が出てきたってことかな」

曜「リーダーの千歌ちゃんが最初にグッズ化されるのは当然の流れだよね」

曜「それにしたって、こんなけしからんグッズが発売されるなんて…」

曜「…他の人も買ってたりするのかな」

曜「…なんか嫌だな。たとえフィギュアでも等身大の千歌ちゃんが他の人のところにいるのなんて」

曜「お…おおおぉぉぉ！これは…」

曜「本物そっくり…すごいクオリティ…」

曜「なんというか、顔が似てるってだけじゃなくて、雰囲気までそっくりだよ」

曜「髪の毛さらさら…ほんとに生えてるみたい」

曜「は、肌は…」ﾎｯﾍﾟﾂﾝﾂﾝ

ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

曜「すごい！本物の千歌ちゃんみたいなプニプニ感！」

曜「最近のフィギュアってすごいんだなぁ」

曜「と、とりあえず抱きついてみよう…！」

曜「…………」

曜「………や」

曜「やっぱりムリー！なんか出来が良すぎて緊張しちゃう！！」

等身大ちかっちフィギュア「…」

曜「…もう夜遅いし今日は寝ようかな…」

曜「お、お楽しみはまた明日ということで…」

曜「はぁ…おやすみ、千歌ちゃん」

…

等身大ちかっちフィギュア「…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

曜（ふるえてる？…気のせいかな）

曜（…最近は夜も冷えてきたし、千歌ちゃん寒そうだな）

曜「よし！ベッドで一緒に寝よ！」

曜（こうしてると、昔ウチでお泊りしたときを思い出すなぁ）

曜（それに…フィギュアなのに、なんだかあったかい）

曜（やっぱり最新のフィギュアって…すごい…なぁ…）

曜「すぅ…」

曜「…ちか、ちゃん…」

等身大ちかっちフィギュア「…」

曜「ん…もう朝か、起きなきゃ」

曜「…そういえば、ちかっちフィギュアと一緒に寝たんだった」

曜「…ふふっ。千歌ちゃん、おはヨーソロー♡なんてね」

曜「今日も学校に行かなきゃ。それまではちょっとの間お別れだけど…本物の千歌ちゃんに会えるもんね」

曜「うふふ、家でも学校でも千歌ちゃんに会えて、私は幸せだなぁ…」

曜「じゃあね、フィギュアの千歌ちゃん」

梨子「あ、おはよう曜ちゃん。なんだか機嫌よさそうね」

曜「えへへ、わかる？実は昨日ちょっと思い切った買い物しちゃって…」

曜「ところで千歌ちゃんは？今朝は一緒じゃないの？」

梨子「え！？あ、そ、そうね、今日は具合？が悪いみたいで、学校休むって…」

曜「え、本当！？心配だなぁ、放課後お見舞いに行こうｋ…」

梨子「いや！！！！！！なんかヤバい感染症にかかっちゃって、絶対にうつしちゃダメだから、来ないでって言ってた！！」

曜「えぇ…なんかますます心配なんだけど…」

梨子「でも、お医者さんが出した薬飲めば数日ですっかり完治するから心配いらないって！！！！！」

曜「そうなんだ…梨子ちゃんがそこまで力強く言うなら…」

梨子「そ、そうなの！さぁ、早く学校行きましょう！」

曜（千歌ちゃん、具合どう？大丈夫？っと）

曜（あ、すぐ既読ついて…返信きた。学校にはいけないけど、大丈夫だよ、だって）

曜（とりあえず体調はそんなに悪くないみたい、よかった）

曜（…なんかめちゃくちゃライン来た。寝たきりでよっぽどヒマなのかな）

曜「…ん？」

曜「ちかっちフィギュアの位置が今朝と違う…？」

曜「それに…ゴミ箱の中に食べた覚えのないお菓子やカップ麺の容器が…」

曜「う～～～～ん…」

等身大ちかっちフィギュア「…」

曜「ま、掃除に来たママが勝手に動かした挙句ゴミ箱にゴミ入れてったんでしょ」

曜「…これはちかっちフィギュアなんだから、しりっちを撫でたり、ちちっちを揉んだりしてもいいってことだよね…」

曜「本物の千歌ちゃんには激しく幻滅されそうなあらゆる劣情を、本物そっくりの千歌ちゃんにぶつけてもいいんだよね…！」

曜「わ、私は今日こそヘタレを卒業するんだ！やるといったらやる女・渡辺曜、全速前進ヨーソロー！！」

曜「ま、まずは…！！」

曜「…」

曜「ハグ、しよ…？（果南ちゃんのマネ）」

曜「ふわぁ…」

曜（この、みかんの食べすぎてほのかに香る夏みかん風のちかスメル…十千万のシャンプーの香りがするちかヘアー…）

曜（もうほとんど生千歌ちゃんだよ…！）

曜（…千歌ちゃんとハグなんてよくやってるのに、なんだかイケナイことしてる気分になってきた…）

曜（…もっと強く…）ｷﾞｭｰ

曜（あ、耳…）

曜（千歌ちゃんの耳、おいしそうだな…）

曜「あむっ」ﾊﾟｸｯ

等身大ちかっちフィギュア「！」

曜「耳までおいしいよ…千歌ちゃん…」ｱﾑｱﾑ

アホ毛「ぴょんぴょん」

曜「このアホ毛、一度しゃぶってみたかったんだぁ…」

曜「あむっ、じゅるじゅるじゅる、じゅるるるるる！」

曜（この、千歌ちゃんを支配してる感じ…！）

曜（ふふふ、今だけは千歌ちゃんの頭のてっぺんまで私のものだ…）

曜「この健康的なふともも…！」

曜「眩しさすら覚えるみずみずしい肌…いただきます」

曜「れろ…」ﾂｰｯ

曜（…幼馴染の等身大フィギュアのふとももに舌を這わせてる私って…完全に終わってる…）

曜（でも…千歌ちゃんが大好きなかのμ’sも歌っていた…）

曜「今が最高、ってね」ﾚﾛﾚﾛ

等身大ちかっちフィギュア「…」

曜「あ…本物の千歌ちゃんと同じパンツ…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

曜「いざ！」

曜「ｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝ」

曜「ﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛﾚﾛ」

曜（た、たまらん…）

曜（千歌ちゃんのパンツに、直に鼻を押し当て、舌を這わせられるなんて…！）

曜（昔からスキンシップと称してささいなセクハラなんて日常茶飯事だったけど…）

曜（さすがにスカートの中に潜り込むなんてマネはできなかったよ…！）

曜「全身犯しつくしてあげるよ、千歌ちゃん…！」

曜「…服、邪魔だね」

曜「ふんっ」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ

曜「…すごく綺麗だよ、千歌ちゃん」

曜「それに、どうやって測ったかわからないけど、スリーサイズもピッタリだ」

曜「千歌ちゃんの、この全然普通じゃないみかんバストも完璧…」ﾓﾐﾓﾐﾓﾐ

曜「なにがちかっちだ、ちちっちがでかっちのクセに…！」ﾓﾐﾓﾐﾓﾐﾓﾐ

曜「あ…♡どういう原理かわからないけど、みかんのヘタが出てきた♡」

曜「ん…ちゅ…ちゅぱ…」

曜「柔らかくて、いやらしくて、おいしくて…最高だよ、千歌ちゃん…」

曜「千歌ちゃん、手借りるよ…」

曜「！」ﾋﾞｸﾝ

曜「んっ…ふっ、んぅ…あっ♡」ｸﾁｭｸﾁｭ

曜「千歌ちゃんの指、気持ちいいよぉ…♡」

曜（あっ、すごい…本当に千歌ちゃんとシてるみたい…♡）

曜（興奮しすぎて…おかしくなりそう…！）

曜「千歌ちゃん、好き、大好きっ小さい頃からずっと、好きっだったの！」

曜「千歌ちゃんっ今だけは、Aqoursのっリーダーじゃなくて、私だけのっ千歌ちゃん！」

曜「私、ずっと千歌ちゃんのっ側にいたいの、一緒にいたいのっ！」

曜（あ、イキそう…♡）

曜「千歌ちゃん、好き好き好きっ大好きっ！」

千歌「ようやく言ってくれたね、曜ちゃん」

曜「…えっ！？ちかっちフィギュアが、喋っ…」

千歌「なにいってるの、よーちゃん」ｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭ

千歌「チカは、チカだよ？」ｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭｸﾁｭ

曜「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛イ゛ク゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛」ｶﾞｸｶﾞｸ

ﾌﾟｼｬｱｧｧ…

曜「…」ｸﾞｯﾀﾘ

千歌「あ～～～つっかれた～～～～！！！」

千歌「大変だったんだから、お人形のフリするのも」

千歌「箱詰めされて、みんなに運んでもらって、身動きひとつできないで…」

千歌「…曜ちゃん、ヘンなところさわったり、なめたりするし…」

千歌「私が本当にフィギュアだったら、どうしようもないムッツリスケベだったね」

千歌「…ま、おかげで曜ちゃんの気持ちが聞けたからいいけど」

千歌「みんなが考えてくれた、曜ちゃんの本音引き出し作戦、大成功ってところかな？」

千歌「私、嬉しい。曜ちゃんがそんなに私のこと想っててくれてたなんて…♡」

曜（ち、千歌ちゃんに頭を掴まれて…）

千歌「ん…♡」ﾁｭｯ

曜（キ、キスされてる…！！）

千歌「ん…れろ…ちゅ…」

曜（！？千歌ちゃんの舌が、私の口の中に…！！）

千歌「曜ひゃん…らいしゅき…わらひも…らいしゅきだよ…」ﾚﾛﾚﾛ

千歌「…ぷはっ。さて、曜ちゃん。さっきまでさんざん私に恥ずかしいことしてたよね」

曜「ち、千歌ちゃん…」

千歌「これから、一晩かけてたーっぷりとお返ししてあげるから」

千歌「全身犯しつくしてあげるよ、曜ちゃん♡」

『ふふふ、よーちゃんかわいい…♡どう、気持ちいい？イキそう？♡』

『わ、渡辺曜、イっちゃいます！ヨーソロ～～～～～♡♡♡』

梨子「やれやれ…」

鞠莉「まったく世話のかかる二人ですネ♡」

果南「ま、これでようやく一件落着かな」

ルビィ「よ、曜さん…しゅごい…」

ダイヤ「ハ、ハレンチですわ！こんな不純同性交遊、認められませんわぁ！」

善子「うるさいわね、これからがいいところなのよ！静かにしないと堕天龍鳳凰縛を食らわせるわよ！」

花丸「曜ちゃん家の様子がリアルタイムに盗撮できるなんて、未来ずら～」

おしまい

じわじわくる

乙