ことりぷらす

ことり「わわっ、急にどうしたの穂乃果ちゃん？」

穂乃果（ああ……ことりちゃん柔らかくていい匂い……♡）ｽﾝｽﾝ

ことり「穂乃果ちゃんくすぐったいよぉ……」

穂乃果「海未ちゃんぎゅーっ♡」

海未「ちょっ……いきなりどうしたんですか？」

穂乃果（んん……海未ちゃんの匂いはやっぱり落ち着くぅ……♡）ｽﾝｽﾝ

海未「……穂乃果？」

穂乃果「ここに海未ちゃんが座っててー」

穂乃果「ここにことりちゃんが座っててー」

穂乃果「こ…」

穂乃果「これが海未ちゃんの使ったコップで…♡」

穂乃果「こっちはことりちゃんの使ったコップ…♡」

穂乃果「……ﾚﾛｯ♡」

穂乃果「～～～っ♡♡」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

穂乃果「うわぁ…おかしくなりそう♡」

穂乃果「穂乃果が二人の事どう思ってるか知らないでいつもいつもずるい！」

穂乃果「いつもお菓子くれたり何だかんだで世話焼いてくれたり！」

穂乃果「なんなの！？好きになるに決まってるじゃん！」

穂乃果「もぉぉぉ…」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

穂乃果「……」

穂乃果「……コップ…」

穂乃果「……もう一回くらい舐めていいよね…♡」

ことり「わぁ！穂乃果ちゃん」ﾀﾞｷｯ

穂乃果「（ことりちゃんにハグするの…凄く落ち着く…♡）」ｽﾘｽﾘ

「穂乃果ちゃんいい匂い♡」

「ことり、穂乃果ちゃんの匂い大好き♡」

穂乃果「（落ち着くのに…）」ﾄｸﾝ…

穂乃果「（ドキドキが止まらない…♡）」ﾊｧﾊｧ

穂乃果（なかなかクセのある声してるけど歌も上手いし、ピアノ弾けるなら作曲だってできる……よね？）

穂乃果（それに……）ﾁﾗｯ

穂乃果（…キレイな顔立ち、なかなかにおっきいおっぱい、バランスの取れた身体つき、それでいて堂々と存在を主張するおしり）

穂乃果（アイドルにまさに適任だよ！）

穂乃果（つり目でちょっと性格はキツそうだけど、そういう娘って案外押しには弱いんだよね）

穂乃果（そのギャップがたまらないんだよねぇ……）

穂乃果（………）

穂乃果（…”仲良く”なりたいなぁ…♡）

穂乃果（……くふっ♡）ﾆﾔﾘ

ワイは自分が異端なのかと自信を咎める穂乃果ちゃんかと思った
それでも諦めきれない女の子への思いがあって悩んでるのかなと

ことり「ひゃぁ！穂乃果ちゃん！」

海未「んっ……全く穂乃果は仕方ないですね…」

穂乃果（小さい頃から当たり前のようにやってきた、この行為）

穂乃果（なんでこんなことをやり始めたかなんてもう忘れちゃった）

穂乃果（海未ちゃんもことりちゃんも当たり前のように受け入れてくれてるけど……）

穂乃果（……いつからかだったかな）

穂乃果（二人のことをぎゅってすると、胸がどきどきして、頭がくらくらして）

穂乃果（幸せな気持ちになって………同時に、心の奥が引き裂かれるように痛くなるんだ）

穂乃果（多分これは…そう）

穂乃果（穂乃果は二人のことが好きなんだ……友達としてじゃない、特別な意味で）

穂乃果（女の子どうしなのに、幼馴染なのに、親友なのに……こんなの、やっぱり異常だよね）

穂乃果（こんな気持ちを知られちゃったら、きっと気持ち悪いって思われちゃうんだろうな）

穂乃果（『貴女は最低です』……なんて）

穂乃果（軽蔑されて、嫌われて、）

ことり「……？穂乃果ちゃん……？」

穂乃果（でも…せめて、もう少し、もう少しだけこのまま…）ｷﾞｭ

海未「…穂乃果？どうかしたのですか？」

穂乃果「………ううん！何でもないっ！」ﾊﾟｯ

穂乃果（…この気持ちは、絶対に報われない）

穂乃果（でも、綺麗さっぱり忘れてしまえるわけもない）

穂乃果（だから、これは穂乃果だけの秘密にするんだ）

穂乃果（そうすれば、いつも通りの三人でいられるんだから）

穂乃果（……それしか、ないんだ）

穂乃果「……さ、練習行こ！みんな待ってるよ！」

何でもないよと虚勢を張る穂乃果ちゃんと絶対に何かあると問い詰めることうみ

あまりにもしつこいので自棄になり、とうとう二人への恋愛感情を吐露する穂乃果ちゃんとそれを受けて戸惑うことうみ

「想いに応えることはできないが、私達の友情は変わらない」と励まそうとするが、その一言は逆に穂乃果ちゃんを追い詰める結果となってしまい

まで妄想した