ことりぷらす

果南｢毎日確認したって変わっちゃいないから…｣

鞠莉｢どうかなどうかな｣ﾓﾆｭﾓﾆｭ

果南｢やめてってば！？｣

鞠莉｢oh！ けち〜｣

果南｢けちとかじゃないから…｣

鞠莉｢ふんふふ〜ん♪｣

鞠莉｢かーなーんー！｣ﾓﾆｭ

果南｢……｣

鞠莉｢おはよう！｣ﾓﾆｭﾓﾆｭ

果南｢挨拶だけにして欲しかったかな…｣

鞠莉｢あはは｣

果南｢笑えないから｣

ーーー
また翌日。

果南(今日また揉んできたらちょっと怒る…)

鞠莉｢かなーん！｣

果南｢だっ、もう！ちょっと鞠莉！ いい加減に…｣ｸﾙｯ

鞠莉｢わぁお！？｣ｸﾗｯ

果南｢ちょっ、なんでそんな勢いつけてくるのっ、わ、ぁぁあ！？｣

ﾄﾞｻｯ!

ﾓﾆｭ

果南｢ん、んんー…｣

果南｢……ん？｣ﾓﾆｭﾓﾆｭ

果南｢……あ、ごめん｣

果南(倒れた表紙に鞠莉の胸掴んじゃってた…)

鞠莉｢あ、…うん……｣

果南｢？｣

果南｢なに、どうしたの｣

鞠莉｢え、ううん、なんでもないよ？！｣

果南｢……｣

ーーー

果南｢……あの後も結局、一日大人しかった……｣

果南｢……ふぅん？｣ﾆﾔｧ

果南｢……鞠莉は…えーと……あっ、いた｣

鞠莉｢…｣ﾃｸﾃｸ

果南｢よ〜し…｣ｿﾛｿﾛ

果南｢まーりっ！｣ﾓﾆｭｯ

鞠莉｢きゃっ…！？｣ﾋﾞｸｯ

果南(お？)

鞠莉｢お、おはよう果南…｣

鞠莉｢な、なにするの…｣

果南｢何って鞠莉と同じ事だよ、まさか嫌とは言わせないからね｣

鞠莉｢ぁ…｣ﾓﾆｭﾓﾆｭ

果南｢むぅ、さすがに大きい…ん？｣

鞠莉｢……｣

果南(まったく抵抗しないんだね…)

鞠莉｢……果南、もう…｣

果南｢ん？ ああ、そうだね｣ﾊﾟｯ

果南｢……？ 鞠莉、なんか顔赤いよ。熱でもあるんじゃ…｣

鞠莉｢え、ううん！？ ぜんぜんそんなことないよ！？｣

鞠莉｢あ、私もう先に行くね〜…｣

果南(……)

ーーー

果南｢なんか分かんないけど、今日の鞠莉は大人しかったなぁ…｣

果南｢やっぱり、そういう事でいいのかな…｣

果南｢ふう……｣ｶﾁｬ

果南｢…あれ｣

鞠莉｢あら、果南。今日ははやいねっ｣

果南｢鞠莉こそ。絶対1番だと思ってたのに｣

鞠莉｢ふふふ｣

果南(……)

果南(なんかもういつもの鞠莉に戻っちゃっててつまんないなぁ)

果南｢……あ、鞠莉。ちょっと後ろ向いて？ゴミついてるからとってあげる｣

鞠莉｢あ、本当？ ありがとっ｣ｸﾙｯ

果南｢……｣ﾜｷﾜｷ

鞠莉｢ひゃっ……｣

果南｢油断大敵だよ、鞠莉｣

鞠莉｢か、かなんん……｣

果南｢鞠莉って、こうされると大人しくなっちゃうよね、なんで？｣

果南｢目を隠された魚じゃあるまいし｣

鞠莉｢そ、それは……｣

鞠莉｢はっ、恥ずかしい……から……｣

果南｢……へ？｣

鞠莉｢だ、って…｣

果南｢じっ、自分は人にやるくせにっ、それはちょっとひどいんじゃないかなー！？｣ﾓﾆｭﾓﾆｭ

鞠莉｢わっー！？ごめんなさぁいっ…！｣

果南｢だめだねっ、今日は許さない！｣

果南｢今までの分仕返しさせてもらうよっ！｣

鞠莉｢そ、そんなぁあ……！｣

鞠莉｢や、やぁあっ…！｣ｴｸﾞｯ

果南｢泣いてもだめだからね！｣

鞠莉｢果南ゆるしてぇ…｣

果南｢ふふふ、許しませーん……！｣ﾓﾆｭﾓﾆｭ

果南(な、なんか楽しくなってきた……！)ｿﾞｸｿﾞｸｯ

鞠莉｢あっ…っ！｣ﾋﾞｸｯ

果南｢それそれそれ！｣

鞠莉｢か、なん……！｣ﾕﾋﾞｶﾐ

果南｢ん？｣

鞠莉｢も、もうしないから、ゆるして……｣

果南｢……｣

果南｢どうしよっかなー｣

鞠莉｢んっ……！｣ﾋﾞｸｯ

果南｢今日はとことんいじめ抜いてあげるからね……！｣ｿﾞｸｿﾞｸｯ

果南(ふふ、こんな鞠莉見たことない……！)

鞠莉｢っ、あっ、い、……もちぃ……｣

果南(もち？)

果南｢ねえ鞠莉、今なんて…｣

鞠莉｢なんでもないっ！｣

果南｢……なんて言ったの？｣

鞠莉｢そ、れはぁ……！｣ﾋﾞｸｯ

果南｢…｣(耳元)

果南｢…教えてくれたらやめてあげてもいいかもしれないなぁ｣ｺｿｺｿ

鞠莉｢え…！｣

鞠莉｢…に｣

鞠莉｢果南に胸揉まれて……良くなって……｣

果南｢ん？｣

鞠莉｢気持ちよくなってたの……っ！｣ﾌﾙﾌﾙ

果南｢……｣

鞠莉｢ね、ねえ、もういいでしょ？ 言ったから…｣

果南｢だめ！｣ﾓﾆｭ

鞠莉｢ひゃあぁっ！？｣

鞠莉｢な、なんで……｣

果南(こんなSだったっけ私……)

果南(ふ、ふふふ……！)

鞠莉｢や、だぁ…！ こんなの破廉恥だよ果南っ…！｣

果南(まあ確かにここまでくると、鞠莉よりひどいよね……そろそろやめてあげよう)

果南(あとちょっとだけ！)

鞠莉｢や、っ、ぁ、私、…！｣

果南｢ふふ、これに懲りたら今後もう……｣

ｶﾁｬ

千歌｢遅れちゃったー！ごめ……｣

果南｢あ｣

千歌｢え｣

千歌｢…………………………｣

果南｢ち、千歌？ 違うの、これは…｣

千歌｢…あ、その。えっと｣

千歌｢あっー！！私教室に忘れ物しちゃったぁ！取りに戻ろっーと！｣

果南｢千歌待ってぇ！？｣

千歌｢まだ部室行ってなーい！何も知らなーい！｣

果南｢千歌ぁぁあ！？｣

鞠莉｢助かった……｣

ーーー

果南(もう〜、千歌め、みんなに話したわね…これじゃ私が悪いみた……いやそうだけどさ……)

鞠莉｢はぁい果南！ おはよう！｣

果南｢あ…うん、おは…｣

鞠莉｢それはそうとして〜、少しお話があるんだけどね？｣

果南｢……あ、あの、鞠莉さん｣ｷﾞﾁｷﾞﾁ

鞠莉｢ん？｣

果南｢なんで私椅子に縛りつけられてるのかな……｣

鞠莉｢それは〜、これから果南にお仕置きするから☆｣

鞠莉｢とりあえず昨日の私と同じくらいにはなってもらおうかな？｣

果南｢……おこってる？｣

鞠莉｢ううん！ そんなことないわ！｣

鞠莉｢ただお仕置きしたいだけ♡｣

果南｢やっぱり怒ってる！？｣

果南｢な、なに、その手つきは！！ あっ、待って、本当にごめん！？ やりすぎた、私が悪かった！ だから、あの、その……！｣

ｺﾞﾒﾝﾅｻｧｧｧｧｲｯ……

鞠莉｢ふふ♡ だーめ♡｣

おわり