果南「おはよう!ってもう夕方なるよ~」
果南「千歌は?」
曜「今日はいないよ~」
果南「お!いいよ~!久しぶりに勝負する?」
曜「うん!私だって相当鍛えてるんだから負けないぞー!」
果南「やる気だね~でも、私に勝てるかな?」
曜「よーし!行くぞー!」
果南「ふっふっふっ、曜もまだまだだね!」
果南「なーんて、ほぼ同時じゃん!」
曜「えー!全然勝てる気がしないよー」
曜「速く泳ぐ練習もしなきゃ…」
果南「しっかり飛び込みをやりなよー!あ、潜りにも行く?」
曜「うん!」
果南「逆に嫌いだったら怒るぞー?」
曜「ほんとに綺麗…果南ちゃん…」
果南「え?」
果南「あ、ありがとう…」
曜「なんか、海が果南ちゃんのためにあるーって感じがする…」
果南「そんなこと言ったら、海に失礼だよ」
果南「てか、それなら曜だって、女の子らしくなってきたと思うな」
曜「え…///そ、そんなことないよー!」
果南「ふふっお返しだよ!褒められるのってけっこう恥ずかしいんだよ?」
曜「私が今日1人で来たのはねー…今日が何の日でしょう?」
果南「7月7…あっ!七夕か」
曜「ピンポーン!」
果南「え、でも七夕とどんな関係が?」
曜「いやー天の河ってあるじゃん?あれって泳げるかなーなんて思って、泳ぎたくなっちゃった!」
果南「あはは…天の河は河じゃないっての」
果南「もうー!可愛いな!曜は」
果南「おいで♡」
曜「うん…///」ギュッ
果南「ねえ、今夜星を見に行かない?」
曜「見たい!そっか、果南ちゃん星好きだもんね」
果南「絶好のスポットがあるんだー!」
曜「楽しみだなぁ」
果南「じゃあ、今夜は泊まりだね!」
曜「うん!」
曜「果南ちゃんの手料理、久しぶりに食べたいな♡」
曜「はーい!」
曜(うぅ…何だろう、果南ちゃんと話すのってこんなにドキドキすることだっけ?…///)
曜「きゃっ!?…///」
果南「どうしたのー?可愛い声上げちゃって」
曜「い、いや、突然だったからびっくりしちゃった…///」
果南「ゴメンゴメン!って、すごい顔赤いけどのぼせちゃった?」
曜「わ…///大丈夫だよ」
果南「負けるわけにはいかないんだぞー!千歌と曜は妹みたいなもんだし」
曜「妹か…」
果南「ん?どうしたのー?」
曜「な、何でもないよ」
曜(あれ?何でだろう…私だって果南ちゃんのことはお姉ちゃんみたいに思ってたのに…)
曜「うん!果南ちゃんの手料理楽しみだけど…やっぱり手伝いたいじゃん!」
果南「偉い偉い!でも曜もけっこう料理できるんだね」
曜「これでも女の子ですから!」
果南「あはは、だから曜は十分女の子らしいよ」
曜「うん…残念ながらね」
果南「あぁ可哀想に…こんなに美味しいのに…!」
曜「私だってお魚好きだからさー食べたいんだよね…」
曜「でもキツい…」
果南「あはは、じゃあやっぱり焼き魚だね」
果南「それと、曜の大好きなハンバーグ!」
曜「やったー!」
そういうのもあるのか
興味深い
曜「ん~!やっぱり果南ちゃんの手料理は最高だ!」
果南「曜もハンバーグ上手くできてるよ!」
曜「好きなものだからね~それで上手にできたのかな?」
果南「曜は良いお嫁さんになるね、きっと」
曜「え?…///」
果南「夏とはいえ夜は冷えるからねー、それに暗いし、はいっ!」ギュッ
曜「わ、わわ…///果南ちゃん?」
果南「どうしたのー?昔もよくこうして手繋いでたじゃん?」
曜「ん…///ありがと」
曜「おぉ!まず、海が綺麗だ!」
果南「それだけで驚かないでね」
果南「はい、上見てー」
曜「わぁーー!!!すごい!すごいよ!!」
果南「良かった、喜んでもらえて」
曜「君は指さす夏の大三角~♪」
果南「あはは」
曜「えへっ、歌いたくなっちゃった」
果南「ちょうど、織姫様と彦星様だよ」
曜「おぉー!ねえねえ、天の河は?」
果南「あれだよ!」
曜「綺麗だね!本当に泳いでみたい!果南ちゃんと一緒に…」
果南「私も曜と一緒なら安心かな」
果南「ん?」
曜「果南ちゃんは私のこと妹みたいに思ってるの?」
果南「うん、曜と千歌は私の可愛い妹だよ」
曜「私も果南ちゃんのこと、お姉ちゃんみたいに思ってた、憧れの私のお姉ちゃん」
曜「気持ちが変わってたのかな…」
曜「あ、ごめんね…突然こんなこと言って、自分の気持ちわかんなくなってるよ…」
果南「曜の気持ち、聞けて嬉しいよ」
果南「七夕だから素直になっていいよ、織姫様と彦星様みたいに」ギュッ
曜「うぅ…風は冷たいのに…あったかいよ…///♡」
終わり
見えないものを見ようとして♪
乙
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