ことりぷらす

穂乃果「……」

海未「……」

海未「それは分かっています」

穂乃果「……」

ことり「……」

海未「……」

穂乃果「……ふふっ」

ことり「（笑ってくれた）」ﾊﾟｱｧ

海未「穂乃果、笑い過ぎではないですか？」

穂乃果「だっ……だって、ことりちゃんが絶妙な顔してたから……なんか変なツボに入った……ふふっ」

ことり「えぇ～、そこぉ？」

海未「どこですか」

穂乃果「お腹痛い……」

海未「今のはギャグだったのですか？」

ことり「まぁ……うん」

海未「そうですか……」

穂乃果「はぁ……」

海未「……」

ことり「……」

穂乃果「ふふっ。だから、その顔やめてって、ことりちゃ……っくっ」

ことり「普通の顔だよぉ？」

海未「そうですね」

穂乃果「ふふっ……ダメだ……話せない」

ことり「落ち着いた？」

穂乃果「うぅん……まぁ……ことりちゃんが、いつもの顔に戻ったから」

海未「そこまでさっきと変わってないと思いますが」

ことり「うんうんっ」

穂乃果「そうかなぁ……でも、なんでかな？　深夜だから？」

ことり「そっかぁ、深夜だから何でも笑っちゃうんだねぇ～」

海未「深夜だからですね」

ことり「深夜なのに、ことりのギャグは評価されなかった……」

海未「ことり……」

穂乃果「ことりちゃ……んぶふっ！　また口が半開きっ……ふふっ」

海未「してっ……ますね……」

穂乃果「いやいやっ！　してないよっ！　ことりちゃん、口半開きで悲しい顔してないよねっ？」

ことり「してるよぉ～」

海未「してっ……ますっ……」

穂乃果「海未ちゃん笑っちゃってるじゃん！」

穂乃果「体震えてるけど……笑ってるよね」

海未「……きっ、気のせいです」

穂乃果「そっか……あの……ことりちゃん、どこ見てるの？」

ことり「沖縄」

穂乃果「ふふふっ……あ～だめだ……言葉に敏感になっちゃってる……沖縄行きたいの？」

ことり「うん……だから沖縄の方向を見てるの……南だけに」

穂乃果「そっかぁ……」

海未「……」

穂乃果「そっち北だよ？」

海未「ぶふっ」

穂乃果「海未ちゃん、もう隠すのやめて大笑いしちゃってるね」

ことり「お腹抱えて笑っちゃってるね～。ゴロゴロ転がってるね～」

穂乃果「珍しいね～」

ことり「でも、こんな形で笑わせたい訳じゃなかったのに」

穂乃果「南だけに、の所で爆笑が欲しかったんだよね？」

ことり「うん……」

穂乃果「ふっ……また口が半開き……くっ、不意打ちやめてよぉ」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

ことり「悲しい時は、いつもこうだよぉ～」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

穂乃果「そんなわけないよ。ふふっ、初めて見たもん」

ことり「ウソで～す」

ことり「ことりも～」

海未「こたつで寝ると風邪をひきますよ？」

ことり「海未ちゃんが真面目モードだ～」

海未「海未ちゃんは、いつも真面目モードです」

穂乃果「自分のこと、海未ちゃんって呼んでる～」

ことり「海未ちゃんがそんな人だったとは……ことり、思わなかったよぉ」

穂乃果「穂乃果も思わなかったよぉ」

海未「ふふっ、二人も呼んでるじゃないですか」

穂乃果「まぁまぁ」

ことり「まぁまぁまぁ」

海未「なんですか……腕を引っ張らないでください」

穂乃果「ほら、真ん中に入って。真ん中はあったかいから」

ことり「おしくらまんじゅうしようよぉ」

海未「狭いんですけど……あっ、でも本当ですね。落ち着きます……」

穂乃果「でしょうね」

ことり「でしょうね♪」

海未「あぁ～、ダメになってしまいます～……zzz」

ことり「ことりも……眠い……」

穂乃果「そっか……おやすみぃ～」

ことり「おやすみぃ……すぅ……すぅ……」

穂乃果「穂乃果も……」

風邪をひきました

完

最高