海未「穂乃果っ! 期末テストは赤点取らないって約束しましたよね!?」
穂乃果「そ、それは・・・」チラッ
ことり「穂乃果ちゃん・・・」プイ
穂乃果「こ、こんなのイジメだぁ!」
海未「だまらっしゃい! 今日という今日は許しません!」
ことり「あのね、アイドル活動の存続がね・・・?」
ガラッ
希「ほーのーかーちゃーん?」ニギニギ
穂乃果「うわぁ、リンチだ!」
海未「やったれ、やったれ!」
ことり「少しかわいそうな気も・・・」
絵里「穂乃果、生徒会長としての自覚が足りないわね」
穂乃果「うっ!」グサッ
希「ウチが気合いを入れてあげるやん。さぁ、覚悟しいな」コキコキ
穂乃果「うわぁああああ」ワシワシワシワシワシ
にこ「お、恐ろしいことになってる・・・」コソコソ
にこ「にこの期末テストは・・・」
(赤点、赤点、赤点、(中略)赤点)
にこ「クリアしたの家庭科だけにこ」シュン
にこ「これがバレた暁には・・・」
希「わしわしMAX特盛の刑やな」コキコキ
絵里「シベリア送り決定ね」ハァ
海未「にこの頭、撃ち抜くぞ~!」キリッ
ことり「おやつにしちゃおう!」ガブリ
穂乃果「どさくさに紛れて八つ当たりしよう!」
~
にこ「そうだ、たった今、とても大事な急用ができた!」ピーン
にこ「ここは戦略的撤退を・・・」
ガラッ
にこ「に゛こ゛ぉ゛!?」
絵里「あら、にこ。来てたの?」
にこ「あはは、ちょっと急用ができたにこ。悪いけど、今日は帰るわね」
希「すまんなぁ、すべて聞かせてもらったんや」
海未「まぁ、上級生ですのでお任せしますが」
ことり「穂乃果ちゃん! 正気に戻って!」ユサユサ
にこ「ほぁっ!」ダッ
バタン
真姫「いてっ!」ドサッ
にこ「邪魔だ、どけぇ!」ダダダッ
絵里&希「まてー!」タッタッタッ
―
海未「はい。にこは逃走中、穂乃果はいまだに錯乱しています」
穂乃果「・・・ってる・・・」ボソッ
ことり「ん、どうしたの?」
穂乃果「この国は狂ってる!」
海未「はぁ、穂乃果。私たちは、あくまで学生なのですよ?」
真姫「そうね。学業あってのアイドル活動なんだから、しっかりしなさいよ」クルクル
ことり「うーん、頭がいいから偉いわけじゃないけど、偉い人は頭がいいと思うな」
真姫「というか、学校の勉強なんて、教科書読んで授業聞いてればわかるんだから・・・」
穂乃果「わからない! だって穂乃果、バカだもん!」
海未「このっ・・・」スッ
穂乃果「!」
海未「イカレポンチ!」パァン
一同「・・・」シーン
海未「・・・」
穂乃果「・・・」
凛「さぁさぁ、みんな! 部活の時間だにゃ・・・って、あれ?」
花陽「なんだか思い空気が・・・」
穂乃果「凛ちゃん、花陽ちゃん!」
凛「にゃ?」
花陽「ほぇ?」
穂乃果「テストは当然、赤点はないよね!?」
花陽「うん、当然だよ!」
凛「・・・も、もちろん」
海未「凛。今ここで成績表を提出するのです」ゴゴゴゴゴ
凛「いやだ!」
花陽「あはは、赤点なんてないよね」
凛「当然だにゃ・・・うん」
真姫「怪しい・・・」
ことり「ごめんね」スッ
凛「あぁっ! 凛の成績表!」
(赤点、赤点(中略)赤点)
真姫「体育以外、全部赤点じゃない・・」ハァ
凛「違うんだにゃ!」
海未「何が違うんですか?」
凛「それはよくわからないけど・・・」
花陽「凛ちゃん、ウソついたの?」
凛「・・・ごめんにゃ」シューン
凛「待って! 話し合うにゃ!」ダッ
ガシッ
真姫「凛。話し合うのはこっちよ」ゴゴゴゴゴ
凛「にゃぁああああああ」
―
にこ「ひどい目にあったわ・・・」
穂乃果「まったくだよ」
凛「凛、生きてるよね?」
穂乃果「勉強が何さ! 私は穂むらを継ぐからいいもん!」
にこ「にこも~、プロのアイドル目指してるしぃ~」
凛「かよちんに嫌われちゃったから、凛はどうでもいいにゃ・・・」
穂乃果「そうだ、革命を起こす時だよ!」
にこ「はぁ?」
凛「革命?」
穂乃果「そう、革命! げこくじょー!」
凛「面白そうにゃ~」
穂乃果「たった今ひらめいた作戦はこうだよ!」カキカキ
・・・
凛「ななな、なんだってー!?」
にこ「いいじゃない、見返してやるわ」
―
穂乃果「我々は断固として主張する!」
にこ「教育は生徒の進路を妨害する!」
凛「勉強という上下関係で人間関係は崩壊してしまうにゃ!」
穂乃果「教育を、やめろー!」
にこ「やめろー!」
凛「やめろー!」
海未「あのアンポンタンは、こんな迷惑なことを・・・」
ことり「私たちも厳しすぎたのかもしれないけどさぁ」
真姫「めんどくさいわねぇ」
花陽「ふん、知らないもん」
絵里「ねえ、希見なかった?」
うみことまきぱな「さぁ」
穂乃果「我々には人質がいる! この女だ!」スッ
絵里「のぞみっ!?」
にこ「この女、1つ赤点を取っていたが、生徒会の権力でもみ消しを謀ったのだ!」
凛「成績よりか、ウソをつくのは人として最低の行為だ!」
絵里「希を離せ!」
穂乃果「おっと、それ以上近づくんじゃないよ」チャッ
希「・・・! ・・・!」
凛「もう失う物はすべて無くなったにゃ。いつでも撃てるにゃ~!」
海未「絵里、落ち着きましょう」
ことり「刺激しちゃだめ!」
絵里「希、今助けに行くから!」ダッ
真姫「絵里!」
にこ「おやおや、絵里。さんざん私をイジめてくれたわね?」
絵里「違う、μ’sの今後を・・・学校の未来を考えての事だったのよ!」
にこ「だけど、アイドルへの情熱ではどうかしら? あなたたちが敗北者だっ!」
絵里「うるさい、希を離しなさい!」
凛「頭に血がのぼってるにゃ~」
にこ「穂乃果。やりなさい」
穂乃果「ほ~い」カチッ
シーン
希「・・・」ドサッ
ガヤガヤ
群衆(え、死んだの?)
群衆(なにこれ、映画の撮影?)
群衆(フェイクだよ、フェイク)
絵里「・・・うそでしょ?」ガクッ
穂乃果「嘘だと思うなら、自分で試してあげてもいいんだよ?」チャッ
にこ「ん~、聞こえないにこ」
絵里「私も、希と一緒に殺しなさい!」
凛「錯乱してるにゃ」
穂乃果「悪いけど、そういう人は撃たないよ」
にこ「さっきのはデモンストレーションだしね」
凛「わかったかにゃ? 銃は本物だにゃ」
ことり「やめてよ、穂乃果ちゃん・・・」
真姫「ヴェエエ」ボトボト
凛「汚いにゃ。穂乃果ちゃん、汚物は掃除しようよ」
穂乃果「そうだね」チャッ
海未「バカ! やめるのです!」
穂乃果「そうなんだよね。穂乃果、バカだから止め方わかんないや~」カチッ
パァン
凛「あれ? 腕に当たってるにゃ」
にこ「もう、しっかりしなさいよ」
穂乃果「ごめんごめん、バカだからうまく撃てなくて」ケラケラ
にこ「まっ、しょうがないわね」ニヤニヤ
凛「穂乃果ちゃん。凛も使っていいかにゃ?」チャッ
穂乃果「うん、もちろん! 凛ちゃんの銃は強力だから、きっとイチコロだよ!」
にこ「私のは最後までとっとくわ。さぁ、やっちゃいなさい」
凛「いっくにゃ~☆彡」カチッ
真姫「・・・」ドサッ
ことり「ひぃっ!」ピチャッ
海未「あ、頭が吹き飛んでます・・・」
凛「ひぃ~、シビれるにゃ」
にこ「気持ちよさそうね」
穂乃果「どうだった?」
凛「脳みそがジンジンする感じだにゃ・・・」
理事長「高坂さんたち・・・」
穂乃果「なに?」
理事長「あなたたち、自分が何をしたのかわかってるのですか?」
穂乃果「バカだからね。わからないに決まってるよ」
理事長「そんなワケありません。星空さん、なぜあなたは涙を流しているのですか?」
凛「なっ!? 泣いてなんかないにゃ」ツー
花陽「凛ちゃん・・・降りてきて・・・」
にこ「凛・・・裏切るのね」
穂乃果「まぁまぁ。すぐ慣れるよ」
凛「そ、そうだにゃ! もう一発だにゃ!」カチッ
ボガァ
凛「もう一発!」カチッ
ボガァ
理事長「ひぐぅ・・・」ドサッ
花陽「あああああああああ」ボトッ
凛「ごめんにゃ、足が吹き飛んでしまったにゃ」ツー
パァン
花陽「ああ・・・・・」ドサッ
凛「かよちん。あの世で待っててにゃ」
にこ「もっとも、会えるわけないけどね」
ことり「次は・・・」
海未「ええ、そうですね」
穂乃果「うん。壇上に来てくれるかな?」
海未「ことり、行きましょう」
ことり「うん」
穂乃果「よしよし。じゃあ、ここで服を脱いで」
海未「なぜですか?」
にこ「理由なんてないわ。優越感に浸りたいのよ、私たちは」
凛「あはは、楽しいにゃ~」ボタボタ
ことり「凛ちゃん、そんなに泣かないで」
凛「うるさい! 我々は革命を起こしたんだにゃ!」
海未「はぁ、おとなしく脱ぎましょう。もう羞恥心なんてありません」サッ
ことり「・・・そうだね」スッ
穂乃果「撃っちゃおうか」カチッ
パァン
パァン
海未「・・・」ドサッ
ことり「・・・」ドサッ
ガヤガヤ
穂乃果「まだ反逆する人!」
シーン
にこ「でしょうね」
ファァンファァン
穂乃果「ふぅ、警察が来たよ」
凛「ここでおしまいかにゃ・・・」
にこ「そうね」カチッ
パァン
凛「・・・」ドサッ
穂乃果「檻に入るぐらいなら」カチッ
にこ「死んだほうがマシよね」カチッ
パァン
パァン
絵里「早く・・・殺して・・・」
絵里「私、勉強なんかできなくてもいい・・・早く殺して・・・」
絵里「カット!」パチン
穂乃果「なんかバカにされてる気がする」シュン
にこ「なんでこの役なのよ」ブスー
凛「納得いかないにゃー!」プンスコ
海未「いいじゃないですか、あくまで文化祭のプチ映画ですから!」キリッ
ことり「特殊メイクっておもしろ~い!」ニコニコ
希「ウチの出番少なくない?」ジトッ
花陽「私も、もっとセリフ欲しかったかも」ハァ
真姫「こんなグロい研究は二度とゴメンね」クルクル
理事長「こんなもん上映できるか!」
おしまい
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