真姫ママ「チップよ」
雪穂「も、もらえませんよ」
真姫ママ「中学生なのに頑張って働いていて偉いと思うから、おばさんからの気持ちよ」
雪穂「お気持ちはありがたいですけど、ダメですよ」
雪穂「こんな大金貰う訳にはいきません」
真姫ママ「海外ではチップは当たり前なのよ」
真姫ママ「受け取ってもらえないとおばさんが恥ずかしい思いしちゃうから」
真姫ママ「ねぇ、おばさんの為だと思って受け取ってくれない?」
雪穂「……」
雪穂「わ、わかりました」
雪穂(えへへ。1000円も貰っちゃった。何買おうかな?)
雪穂(お姉ちゃんにも何か買ってあげようかな)
雪穂「いらっしゃいませ」
真姫ママ「こんにちは」
雪穂「あ、西木野さん!この間はありがとうございました」
真姫ママ「何か好きなものでも買えた?」
雪穂「いえ、まだ何に使おうか考えていて」
雪穂「いろいろ欲しいものがあって迷っちゃって」
真姫ママ「年頃の女の子だものね」
真姫ママ「それじゃあ、今日はこれを頂こうかしら」
雪穂「はい。5000円になります」
雪穂「1万円、お預かりいたします。こちらが商品と5000円のおつりです」
真姫ママ「今日もおつりは要らないわ」
雪穂「え?そんなダメですよ。5000円なんてチップにしても多すぎます」
真姫ママ「いいのよ。どうせ私は他に使うこともないし」
真姫ママ「雪穂ちゃんが使ってくれた方がお金も喜ぶと思うわ」
雪穂「いえいえ、今回は本当にダメですって」
真姫ママ「雪穂ちゃん、欲しいものいっぱいあるんでしょ?」
雪穂「で、でも……」
おばさんも凄く嬉しいんだけどなぁ」
雪穂「わかりました」
雪穂「でも、本当にこれで最後にしてください」
雪穂「嬉しいですけど、困りますから……」
真姫ママ「残念だけど、わかったわ」
雪穂「お姉ちゃん、ちょっといい?」コンンコン
穂乃果「ん?何?入ってきていいよ~」
雪穂「あのね、ちょっと相談したいんだけど」ガチャ
穂乃果「雪穂が私に?めずらしいね」
雪穂「実は、西木野さんが……」
・
・
・
・
・
・
穂乃果「えー?なにそれズルい!」
雪穂「ズルいって」
穂乃果「私だって、お小遣いほしいよ~」
穂乃果「んー?どうなんだろうね」
穂乃果「私はその場にいなかったから何とも言えないけど
大人の人はお金を払うのもプライドがあるみたいだし
返しちゃう方が迷惑になるかもしれないよ」
雪穂「やっぱり、そういうものなんだ……」
雪穂「あのね、それからもう一つお願いがあるんだけど」
穂乃果「なに?」
雪穂「次の店番変わって欲しいんだけど」
穂乃果「なんで?」
雪穂「また、西木野さんにお金渡されたら困るし……」
雪穂「今度、お姉ちゃんの店番の時には変わるからお願い!」
穂乃果「そういうことなら、もちろんオッケーだよ」
穂乃果「いらっしゃいませ~」
真姫ママ「こんにちは」
穂乃果「こんにちは」
真姫ママ「あら?今日は雪穂ちゃんは店番じゃないのね」
穂乃果「はい。今日は妹の代わりに私が店番なんです」
真姫ママ「そう」
穂乃果「何か試食されますか?」
真姫ママ「いえ、大丈夫よ。ありがとう」
真姫ママ「それじゃあ、今日はこれを頂こうかしら」
穂乃果「はい!ありがとうございます!」
真姫ママ「それじゃあ、これで」
穂乃果「1万円、お預かりします」
穂乃果「それじゃあ、こちらが商品です」
真姫ママ「ありがとう」
穂乃果「……」
真姫ママ「……」
穂乃果「……」
真姫ママ「あの、おつりは?」
穂乃果「あ、おつりですね!すみません」アセアセ
穂乃果「8500円のお返しになります」
真姫ママ「ありがとう」
穂乃果「ありがとうございました」ペコリ
穂乃果「雪穂ー!」ガチャ
雪穂「どうしたの、お姉ちゃん?」
雪穂「っていうか、入るときはノックして」
穂乃果「雪穂、聞いてよ~」
穂乃果「今日ね、西木野さんが来たんだけど」
雪穂「やっぱり、来たんだ?」
雪穂「それでどうだったの?」
穂乃果「それがね、お小遣いくれなかったんだよ~」
雪穂「え?そうなの?」
穂乃果「雪穂ばっかりズルいよ~」
雪穂「じゃあ、私がもらった分あげるよ」
雪穂「はい。6000円」
穂乃果「え?全部?」
雪穂「うん」
穂乃果「それはダメだよ。半分こしよ」
雪穂「お姉ちゃんがそれでいいなら」
穂乃果「わーい。何に使おうかな~」
雪穂「西木野さんがくれたんだから大切に使わなきゃだよ」
穂乃果「わかってるよ」ブーブー
雪穂(やっぱり、お姉ちゃんは優しいな)
雪穂(お姉ちゃんが半分背負ってくれたから、心が軽くなった)
雪穂「いらっしゃいませ」
真姫ママ「こんにちは」
雪穂「あ、西木野さん」
真姫ママ「今日は雪穂ちゃんが店番なのね」
雪穂「はい……」
真姫ママ「じゃあ、今日はこれを頂こうかしら」
雪穂「ありがとうございます。1000円です」
雪穂「1万円、お預かりいたします。」
雪穂「こちらが商品とおつりの……」
真姫ママ「おつりは要らないわ」
雪穂「西木野さん、前にもう最後にしてほしいって言いましたよね」
真姫ママ「そうだったかしら?」
雪穂「本当に困りますって!」
雪穂が言ったから金やらなくなったのか
続きが気になります
雪穂「お母さん、西木野さんが……」
ほのママ「!?」
真姫ママ「きょ、今日は帰らせてもらうわ」
ほのママ「雪穂、何があったの?話してくれる?」
雪穂「お母さん、実は……」
・
・
・
・
・
・
ほのママ「そうわかったわ」
ほのママ「お金はお母さんが西木野さんに返しておくわ」
雪穂「うん」
ほのママ「それから、もうこんなこともしないように言っておくから」
雪穂「ありがとう。お母さん」
雪穂(うーん。西木野さんのこと、いろいろ考えちゃって寝付けない)
雪穂(緊張しちゃってるのかな?喉乾いちゃった)
雪穂(何か飲み物でもとってこよう)ギシギシ
雪穂(ん?お母さんの話し声?)
ほのママ「あの子はもう高坂の娘なんです」
ほのママ「それに元々会わない約束だったでしょ!」
雪穂(電話かな?)
ほのママ「見る以上のことしてるじゃない!」
雪穂(相手は西木野さんかな?)
ほのママ「それに今は受験で大切な時期なの」
ほのママ「こんな時に自分が普通の子じゃないって知ったら……」
雪穂「え!?」
雪穂「お姉ちゃん、ちょっといい?」コンコン
穂乃果「いいよ~」
雪穂「ちょっと、話があるんだけど……」ガチャ
穂乃果「ん?なに?」
雪穂「……」
穂乃果「?」
雪穂「……」
穂乃果「話しにくいこと?」
穂乃果「う~ん。どうなんだろうね?」
雪穂「似てないよ。姉妹なのに」
穂乃果「姉妹でも似てるとは限らないじゃないかな?」
穂乃果「絵里ちゃんと亜里沙ちゃんも姉妹だけどそんなに似てないし」
雪穂「うん。そうだよね」
雪穂「もし、もしも私がお姉ちゃんの妹じゃなかったらお姉ちゃんはどうする?」
穂乃果「それは困るかな~」
雪穂「!?」
雪穂「お姉ちゃん、妹だからって我儘を言っていい訳じゃないんだよ」ハァ
穂乃果「話って、そのこと?」
雪穂「……うん……」
雪穂「私は普通の子じゃないって」
穂乃果「誰がそんなこと言ったの!?」
雪穂「お、お母さんが……電話で」グスッ
雪穂「もしかしたら、私は西木野さんの子供なのかもしれない」
雪穂「だから、お金くれたりしたのかも」グスッ
穂乃果「ちょ、ちょっと雪穂落ち着いて」
雪穂「……」フルフル
穂乃果「じゃあ、まずは確認してみよう」
雪穂「で、でも」
穂乃果「大丈夫だよ」
穂乃果「たとえ血がつながってなくても雪穂は私の妹だから」
雪穂「お姉ちゃん……」
穂乃果「えっと雪穂は、もし逆の立場だったら私のこと家族って思わない?」
雪穂「ううん、そんなこと絶対にない!」
雪穂「血の繋がりなんて関係なく、お姉ちゃんは私のお姉ちゃんだよ」
穂乃果「うん。きっと、お父さんもお母さんもそう思ってるよ」
穂乃果「だから、なにも心配しないで」
雪穂「ありがとう、お姉ちゃん。明日、お母さんに訊いてみるよ」
雪穂「お母さん、話があるんだけどいいかな?」
ほのママ「どうしたの?」
雪穂「私って本当は西木野さんの娘なの?」
ほのママ「そのことは日を改めてちゃんと話すわ」
穂乃果「あ、真姫ちゃん!今日はどうしたの?」
真姫「さぁ?ママが大事な話があるから一緒に穂乃果の家に来てって言うから」
穂乃果「そうなんだ?」
ほのママ「実は今日、集まってもらったのは雪穂の出生についてです」
雪穂「!」
穂乃果「雪穂、大丈夫だからね」ギュッ
雪穂「うん」ギュッ
ほのママ「話せば長くなりそうなので、結論から言わせてもらいます」
雪穂「……」ゴクリ
雪穂「!」
真姫「ちょっと、それってパパが浮気したってこと!?」
真姫ママ「違うわ、真姫ちゃん」
真姫ママ「私と穂乃果ちゃんのお母さんの子ってことよ」
雪穂「!?」
穂乃果「???」
真姫「え?どういうこと!?」
真姫「だって、二人とも女じゃ……」
真姫ママ「そうね。大変だったのよ」
真姫ママ「天才の私でも、この研究には3年かかったんだから」
真姫ママ「私と穂乃果ちゃんのお母さんは学生時代に付き合っていたの」
真姫「!?」
真姫ママ「丁度、今のあなた達と同じぐらいの年だったわね」
真姫ママ「その時の穂乃果ちゃんのお母さんは本当に可愛くてね」
ほのママ「ちょっと、こんなときにやめてください」
真姫ママ「私たちは愛し合ってたんだけど卒業と同時に別れたの」
ほのママ「お互い普通に生きていこうって決めたのよ」
真姫ママ「でもね、私は諦められなかったの」
真姫ママ「だから、愛する人との子を作るために研究をしつづけた」
真姫ママ「でもね。遅すぎたの」
お、おう
真姫ママ「その間に他の男に寝取られるなんて」
ほのママ「ちょっと、やめてください」
ほのママ「あの人と結婚しなかったら、穂乃果はいなかった」
ほのママ「私は夫のことを愛しています。それに穂乃果のことも」
雪穂「私は?私は愛してないの?」
ほのママ「今のは言葉の綾だから」
ほのママ「雪穂のことももちろん愛してるから」
ほのママ「私は今の家族みんなのこと大切に想ってるわ」
雪穂「じゃあ、なんで西木野さんとの間に私を作ったの?」
ほのママ「そ、それは……」
真姫ママ「だって、くやしいじゃない」
真姫ママ「3年もかけて好きな人との愛の結晶を作れる技術を生み出したのに」
真姫ママ「その夢が叶わないなんて」
真姫ママ「だから、毎日、穂むらに通ってお願いしたのよ」
真姫ママ「養育費も払うから、奥さんとの間に子供を作らせてくださいって。土下座までしてね」
真姫ママ「そしたら、何日も通い続けた結果、条件付きならいいって」
真姫「条件?」
真姫ママ「雪穂は普通の子として育てるから、関わらないでほしいって」
ほのママ「それなのに約束を破ったのよね」
真姫ママ「真姫ちゃんがスクールアイドルを始めて
そのリーダーが好きな人の娘だって知ったら昔を思い出して」
真姫ママ「それで抑えられなくなっちゃってね」
真姫「あの、ママ?」
真姫ママ「なに?」
真姫「さっきから、穂乃果のお母さんのことを好きな人って言ってるけど
ママはパパのことは愛してないの?」
真姫「ちょ、ちょっと、こんなところでやめてよ///」
真姫「でも、パパと結婚した後。ううん、私が生まれた後に雪穂ちゃんができたんでしょ?」
真姫ママ「だって、好きな人との子供は何人でもほしいじゃない」
真姫「イミワカンナイ」
真姫「普通、好きな人は一人でしょ!」
真姫ママ「そんなこと誰が決めたの?」
真姫「え?」
真姫ママ「でも、私はそうは思わない」
真姫ママ「私は好きな人は複数いるし、それが異性とも限らない」
真姫ママ「それに好きな人との子供は何人でも欲しくなっちゃうの」
ほのママ「はぁ~、相変わらずね」
真姫「イミワカンナイ!」
真姫「法律は守らないとダメでしょ!」
真姫ママ「もちろん知ってるわ」
真姫ママ「ちゃんと許可も貰ってるし」
真姫「うっ」
穂乃果「あの真姫ちゃん、ちょっといいかな」
真姫「何よ」
穂乃果「真姫ちゃんも色々言いたいことあると思うけど
雪穂の意見も訊いてあげてほしい」
雪穂「わ、私!?」
雪穂「お母さんとお姉ちゃんとは血が繋がってるんだよね」
ほのママ「それは間違いないわ」
雪穂「お父さんのことは少しショックだけど血の繋がりだけが家族ってわけじゃないから」
雪穂「そうお姉ちゃんが言ってくれたから」
雪穂「完全に納得したわけじゃないし、今はだいぶ混乱しているけど」
雪穂「真実を知れて良かったとは思ってる」
穂乃果「雪穂……」ナデナデ
雪穂「お姉ちゃん」グスッ
真姫「へ?」
穂乃果「あれ?そういうことじゃないの?」
真姫「穂乃果、あなたちゃんと話きいてたの?」
穂乃果「ひどい!ちゃんと頑張ってきいてたよ~」
真姫「だったら、なんでそんな結論に行きつくのよ」ハァ
真姫ママ「穂乃果ちゃんと雪穂ちゃん、真姫ちゃんと雪穂ちゃんは血の繋がりはあるけど
穂乃果ちゃんと真姫ちゃんは全く血は繋がってないってことよ」
穂乃果「へぇ~、そうなんですか」
真姫ママ「だから、安心して真姫ちゃんの子を孕んでいいんだからね」
真姫「ちょっ!?ママ!」
真姫 雪穂 穂乃果
うーんこの
真姫ママ「それはね……」スッ
真姫ママ「穂乃果ちゃんのココに種付けするってことよ」サワッ
穂乃果「きゃっ!」
真姫「ちょっと!穂乃果に変なことしたら許さないから!!」パシン
真姫ママ「あら、こわいこわい」
穂乃果「うん。急にお腹さわられてビックリしただけだから」
穂乃果「ありがとね。真姫ちゃん」エヘヘ
真姫「べ、別に当然のことをしただけよ///」
穂乃果「じゃあ、これで話はおしまいなのかな?」
真姫ママ「私から一つお願いがあるんだけど」
ほのママ「まだ何かあるの?」
真姫ママ「これからも雪穂ちゃんと会いたいんだけど、ダメかしら」
ほのママ「それは昔に約束したはずでしょ」
穂乃果「ちょっと、待って」
穂乃果「雪穂に、雪穂に決めさせてあげてほしい」
ほのママ「……」
ほのママ「そうね」
ほのママ「雪穂が決めなさい」
雪穂「今はまだ気持ちの整理がつかないから、もう少し考えさせてください」
真姫ママ「わかったわ。でも良い返事を期待してるから」
ほのママ「私からも一つお願いがあるんだけど」
真姫ママ「なにかしら?」
真姫ママ「えーっ」
ほのママ「えーっじゃありません」
ほのママ「どうしてもって言うのなら私を通してください」
真姫ママ「ほんと?それならいいの?」
ほのママ「でも、その時は穂乃果にも平等にあげてください」
真姫ママ「あ、そういえば穂乃果ちゃんにはあげてなかったわね」
真姫ママ「ごめんなさい。じゃあ、これで1万円で足りるかしら」
穂乃果「いっ、1万円!?」
真姫ママ「そうだったわね」イタイ
穂乃果「1万円……」シュン
真姫ママ「可哀想に、しょげちゃったじゃない」
ほのママ「簡単にお金を与えてたら社会勉強にならないでしょ」
真姫ママ「社会勉強ねぇ」ウーン
真姫ママ「それなら、こうしましょう!」ポンッ
真姫ママ「穂乃果ちゃん、私と一晩過ごして!」
真姫ママ「そうしたら、1万なんてセコいことは言わずに百万出すわ!」
穂乃果「ひゃ、百万円!」
真姫ママ「いたっ!頭叩くことないじゃない」
ほのママ「そっちこそ、親の前で堂々と娘を援助交際に誘わないでください!」
真姫「穂乃果も穂乃果よ。そんな甘言に惑わされて」
穂乃果「真姫ちゃん!だって、百万円だよ!」
真姫「穂乃果の価値は百万円どころか百億円ぐらいあるのよ」
穂乃果「えへへ、真姫ちゃんにそう言われると嬉しいなぁ」ギュー
真姫「ちょっ!穂乃果///」
真姫ママ「真姫ちゃん」
真姫「な、なによ」
真姫「はぁ!?なに言いだすのよ!!」
真姫ママ「油断してると、可愛い子はすぐに寝取られちゃうんだから」
真姫ママ「どこかの無口な和菓子職人みたいにね」
真姫「わ、私は別に穂乃果のことなんか……」
真姫ママ「まぁ、それならいいんだけどね」
真姫ママ「素直になれずに後悔しないようにね」
真姫ママ「それから、もし好きな人が出来たら言いなさい」
真姫ママ「子種でも、養育費でも協力は惜しまないから」
真姫「って、なんで好きになる人が同性って決めるのよ!」
真姫ママ「若い時に結構稼いだからね」
真姫ママ「世の中にはね、寿命を10年延ばすのに10億円出す人もいるのよ」
穂乃果「10億円……」
真姫ママ「まぁ、今は法整備とかで難しいかもしれないけどね」
真姫ママ「折角、献金してやったのに政治家ども死ねばいいのに」
真姫「ママ!お医者様が死ねばいいのにとか言わないで」
真姫ママ「まぁ、そういうことだから気兼ねなく孕ませるのよ」
真姫ママ「それは残念。早く孫の顔が見たかったのに」
穂乃果「あの、話が終わったなら席を外してもいいですか?」
真姫ママ「あら、ごめんなさい。すっかり話し込んじゃったわね」
穂乃果「雪穂いこ」
雪穂「うん」
真姫ママ「雪穂ちゃん、これからのこと考えておいてね」
雪穂「はい」
穂乃果「雪穂は少しゆっくりした方がいいよ、昨日もほとんど寝てないんでしょ?」
雪穂「うん。ありがとね、お姉ちゃん」
穂乃果「じゃあ、私の部屋に戻るから何かあったら呼んでね」
雪穂「うん」
真姫「穂乃果ー!雪穂ちゃん!」
穂乃果「あ、真姫ちゃんだー!」
雪穂「こんにちは、真姫さん」
真姫「今月のママと雪穂ちゃんの面会の予定なんだけど」
真姫「ママが娘たちの好きなもの食べに行くから、3人で決めていいって」
穂乃果「そうなんだ」
真姫「それでね、美味しいパンケーキ屋さん見つけたんだけど今日下見に行かない?」
雪穂「いきます!」
真姫「穂乃果も今から大丈夫?」
穂乃果「うん!もちろん!」ニコニコ
雪穂「お姉ちゃん、いつも以上にヘラヘラしてるね」
穂乃果「むっ!失礼な」
雪穂「お姉ちゃん!真姫さんとは血が繋がってないんだよ!」
穂乃果「うん。そうなんだけどね」
雪穂「いや、全然わかってない。真姫さんこと、ちゃんと一人の女の子としてみてあげてね」
真姫「ちょっと、雪穂ちゃん!」
雪穂「真姫さんもお姉ちゃん相手じゃ大変だと思いますけど、頑張ってください」
真姫「なにを頑張るのよ!」
真姫「穂乃果も何か言ってよ……って、だから何でヘラヘラしてるのよ!」
穂乃果「いや、幸せだなって思って」ニヨニヨ
おしまい
ほのまき編も頼む
ありがとう
まきちゃんかわいい
出来たら続きが読みたいな
面白かった乙
ほのゆきもほのまきも好物だわ
この続きで三角関係見たい
良いSSですわ。
真姫ママがプリン脳で汚嫁のテンプレみたいなこと言っちゃってるし