ことりぷらす

ルビィ「花丸ちゃぁぁぁああああああ！！！！！！！！！！！！！！花丸ちゃぁぁぁぁあああああッ！！！！！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ!!!!!

善子「吐き！！！！は！！吐きなさいそれ！！！！！ほら！！！！！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞ!!!!!!

花丸「────、────、」

曜「離して千歌ちゃんッ！！！！！私が花丸ちゃん助けるからっ！！！！！」

千歌「落ち着いて曜ちゃん！！！喉詰まりは人工呼吸じゃ治んないのぉぉオーー！」

梨子「…」

果南「ほら！！！！爪剥いでる！！！爪剥いでるよ！！！！ほら！！！！！ぎやらないと！！！！まる！！！！」ﾍﾞﾘ!ﾍﾞﾘ!ﾍﾞﾘ!

鞠莉「こんな時になにしてんのよッ！！！！！！」

ダイヤ「呼吸、こきゅ！呼吸させませんと！！！窒息してしまいますわ！！！！」

曜「だから私がっ！！！！！」

千歌「落ち着けェっ！！！！！」

善子「そ！そうよ！！！！」ブスヴ！！！！！

花丸「ッ────、の」

果南「こいつマルの喉になんかをぶっ刺しだしたよ！？！？！？！？」

曜「お前なにしてんだジモアーーーーーイ！！！！」

善子「漫画で読んだことあるの！！呼吸ができない仲間の為にペンを刺して呼吸路を確保してるの！！！」
giogioｵｵ…………

鞠莉「名案じゃない！！！！！！」

ルビィ「でも善子ちゃん刺したのペンじゃないよッ！！！！！！！」

ダイヤ「羽ですわッ！！！！！黒い羽ですわッ！！！！！！！！」

千歌「津島ァァアーーーーーッ！！！！」

善子「ごめぇぇえええええん！！！ズラ丸ごめんッ！！！！！！！！！」

梨子「…」

ルビィ「おおおおおお！！！！！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ!!!

果南「変わってルビィ！！！！！」

果南「ほら！！！吐きなよマルっ！！！」ゴッゴッゴッ！！！

花丸「」

鞠莉「OH！！！！！！NO！！！！！！！」

曜「殺ったよこの人！！？！？とうとう人を殺めだしたよこの人っ！？！？」

果南「ちくしょう！！！！！！！！！」

千歌「救急車！！！！もうダメ元でも救急車呼ぼうよ！！！！」

ルビィ「こんな山ん中だから到着するまえに死んじゃうよ！！！！」

こんないい眺めで食べるお餅は────
きっと格別な味だとおもう♡

ルビィ「とかいってこんなとこきちゃったから！！！こんなとこきちゃったからぁぁぁああ！！！」

ダイヤ「離れなさいルビィっ！！！無駄かもしれませんが胸骨圧迫を行いますわ！！！！！」

ダイヤ「服を脱がせて！！！！」ビリィ！

善子(えっろ！！！！！！！！！！！！！)

ダイヤ「重ねた両手の付け根を胸部中心にむかい！！！」

ダイヤ「アンパ○マンのマーチのリズムに合わせて強く絶え間なく────」

ダイヤ「ふっ！！！！！！！」ｸﾞｯ

花丸「」ぱるんっ

ダイヤ「ぬあっ！！！？」

ダイヤ「そ！そんなことが────」ｸﾞｯ!

花丸「」ぱるるるんっ

曜「霊峰国木田が心臓マッサージの衝撃を跳ね返している！！？！？！？」

鞠莉「なんという張りと弾力なの！？！？」

ダイヤ「こ…このままじゃ…」

梨子「────ふぅ」

梨子「みんな離れて」

ダイヤ「そんな余裕なくってよっ！？！？」

梨子「大丈夫…私が花丸ちゃんを救うから」

梨子「いや…私はもう、いなくなっちゃうんだけどね」

善子「逃げんじゃないわよ！！！！！」

梨子「そうじゃなくてね？」

千歌「────！？」

千歌「ダメ！！！！ダメだよ梨子ちゃん！！！！」

果南「ど、どしたのほんと！？！？」

梨子「私ね、『桜内 梨子』って名前は日本語風にした名前で本当は『セイク・L・ウィッチリーク』って名前なの」

ルビィ「なに人なのそれ！？！？！？」

梨子「この『Lの血』をもつ私の一族には昔からある特徴があってね…女の子とキスをすることで とてつもない力をもったレズの人格が表にでてしまうの」

梨子「ただこの人格になった『Lの血』は例えどんな状況であろうと目の前の女の子を見捨てず、必ず救ってくれるの」

ダイヤ「だったら早くキスを！！！！！」

鞠莉「ハリィィイアッッップ！！！！！」

曜「ダメだよ梨子ちゃん！！！！そんなことしたら梨子ちゃんが！！！！！」

梨子「いいの。…もう、充分だよ」

善子「なに…なんなの…？そんな、なんで2人そんなとも取り乱してるの？」

千歌「その人格がでたら梨子ちゃんが梨子ちゃんじゃなくなるって前に聞いたの！！！！！」

ルビィ「じゃ！！じゃあダメだよ！！だれかが犠牲になるだなんて！！！！」

梨子「それじゃあ…花丸ちゃんを見捨てる？」

ルビィ「そ、…それは」

梨子「みんな」

梨子「私ね。ここにこれて本当に幸せだったって胸を張っていえるよ。みんなと出会えて…本当に……本当に、幸せだった。」

梨子「だからもう…、充分」

梨子「ここでの思い出が…私を、強くしてくれた」

梨子「だからお願い、最後に…私の幸せの１つを救わせて」

千歌「梨子ちゃ────」

梨子「初めてだったらごめんね、花丸ちゃん」

ﾁｭｯ

ぶわっ！！！！！！

ルビィ「ピギィ！？！？」

善子「な、なによこの風圧！？！？」

梨子？「…」ドドドドドドドド

曜「梨子…ちゃん…？」

梨子？「…ごめんなさい、私はあなたが思ってる人とは違うと思う」

ダイヤ「千歌さん…あ、あれは…」

千歌「…うん」

千歌「梨子ちゃんは……レズになっちゃったみたい」

レズ「お困りのようね」

レズ「それで？あの子が自分を捨ててまで救いたかった娘は？」

鞠莉「そ！そうよ！急いで花丸が！！！」

善子「…え？ずら丸は？」

ルビィ「み、みて！！！」

花丸「」ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ

果南「さっきの風圧で飛ばされてるじゃん！？！？」

千歌「元桜内ィイッッッッッ！！！！」

レズ「ごめんなさい」

鞠莉「ハァ、ハァ…！なんとか止められたわね…！」

ダイヤ「レズさん！！早く花丸さんを！！」

レズ「任せなさい」

ズキュゥゥウウウウウン！！！！

ルビィ「は？」

曜「突然凄まじ勢いでキスしだした！？」

ゾマママママママママママママ！！！！！！

果南「しかもめっちゃディープっ！！！！」

鞠莉「どんな舌の絡みかたしたらあんな音なるっていうの！？！？！？」

キュポンっ

レズ「…ふぅ」

千歌「トイレ詰まったとき使うやつみたいな音までしてる…」

ダイヤ「あそこまで行くと破廉恥とすら思いませんわね…」

善子「ちょ、ちょっと！！結局なにがしたかったのよ！！！！」

レズ「呼吸路の確保よ」すっ

千歌「そ…それはポイントカードっ！？」

果南「いまのディープキスでどうやって取り出したの！？！？」

レズ「さて、次は心肺蘇生ね」

レズ「えーと…」ｽﾘｽﾘｽﾘｽﾘ

レズ「それっ」くにっ

花丸「」

花丸「────んがハッ！？！？」

ダイヤ「嘘でしょう！？！？」

曜「どうみても乳首つねっただけじゃん！！？！？！なんで！？！？！？」

花丸「ゴボッ、ホッ…が、げふ…あ、あれ…？みんな……？」

ルビィ「花丸ちゃぁぁぁぉぁあ！！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ!!

花丸「おわ！？ん？ん？？」

花丸「そういえばまる…あの店員に騙されて…」

ダイヤ「えぇ…あなたは突然ポイントカードを頬張りだして窒息したのですわ」

ルビィ「でもね！梨子ちゃんが花丸ちゃんを助けてくれたの！！」

花丸「梨子ちゃんが…？」

レズ「厳密にいうと違うけど、そうなるわね」

善子「…そう、だったわね…もう、リリーは…」

千歌「うぅ…梨子ちゃん…っ！」

果南「千歌……」

曜「……っ」

レズ「そう…お困りなのね」

レズ「助けてあげる」

千歌「梨子ちゃん…っ！」

「どうしたの？」

千歌「…え？」

梨子「私に何かよう？」

千歌「梨子…ちゃん？」

梨子「うん」

曜「梨子ちゃん……」

梨子「うん、そうだよ」

ようちか『りこちゃぁぁあーーーんっ！！！！』がばっ！

梨子「わわっ、よ、よしよし…？」

果南「でも梨子…いったいどうやって…」

善子「そうよ！一度レズになったら元に戻れないんじゃ…！」

梨子「そう…なんだけどね」

梨子「なにがあったのか知らないけど…花丸ちゃんの意識があるところみると私は本当に『Lの血』に取り込まれたみたいなんだね…」

梨子「どこからかわからないけど…声が聞こえたの」

あなたの仲間が困ってるみたい
困ってる娘を救うのがLの義務
あなたの出番よ

鞠莉「あのレズ…かっこつけちゃって」

ダイヤ「なんにせよ…一件落着ですわね」

ルビィ「花丸ちゃん、帰ろ？」

花丸「う、うん…それはいいんだけどなんでまるは砂塗れの半裸状態で爪が数枚剥がれて喉元に黒羽が刺さり、背中に鈍痛が響いてるのがよくわからないから誰か教えてほしいずら…」

果南「そんなの数日したら治る治る」

善子「そうだそうだ」

数日後

ピッ！

店員「えー…20点でお会計、3456円になります」

店員「当店のポイントカードはお餅でしょうか？」

花丸「お、お餅じゃなかったです」

店員「わかりました」

花丸「…ふぅ」

こうしてまるは、また一つ賢くなりました

店員「直ぐにでも お造り することができますがどうしますか？」

花丸「え？」

fin