

~洗面所~
ダイヤ「わたくしの体重55キロォ!?」ガビーン
ダイヤ「ば、ばかな!」
ダイヤ「……何度測っても55キロですわ。しかも服をなにも着ていない状態で!」
ダイヤ「しまった……言われてみればここ数日少し食べ過ぎのきらいがあったような……」ガクッ
ルビィ「全裸でなにやってんのおねいちゃ」アイスモグモグ
ダイヤ「ル、ルビィ!いえ、これは……」
ルビィ「太ったの?55キロだって?」モグモグ
ダイヤ「うっ、聞こえてたんですのね……」
ルビィ「身長162cmでしょ?普通じゃないかな?」モグモグ
ダイヤ「普通じゃありませんわ!以前より3キロも増えているのよ!?」
ダイヤ「……アイドルがこんなことじゃいけませんわね」
ダイヤ「ルビィ!これからわたくし、生まれて初めてのダイエットをすることにします!」
ダイヤ「目標は3キロ減!やってやりますわ!」
ルビィ「そう。頑張ってねー」モグモグ
ダイヤ「お母様ー!」
黒澤母「あらダイヤ、どうかしたの?」
ダイヤ「わたくしこれからダイエットをするので!」
黒澤母「まあ」
黒澤母「……そうなのw頑張ってね」クスクス
ダイヤ「ええ!」
黒澤母(別に太っているようには見えないけど……そういう年頃なのね)
ダイヤ「それで、不躾なお願いではありますが……その……晩ご飯を……」
黒澤母「!ああ!」
黒澤母「分かったわ。そういう事ならばこれからは少しヘルシーなものにしましょうか」
ルビィ(!はあ!?)
ダイヤ「それと、毎日わたくしとルビィに買っておいてくださるお菓子……あれも」
黒澤母「ええ、これからはルビィのものだけ買ってくるわね」
ルビィ(なっ……!それじゃ2個食べれないじゃん!)
ダイヤ「ありがとうございます!ダイエット頑張りますわ!」
黒澤母「痩せるといいわね」
ルビィ(冗談じゃないよ!)
~夕食~
イタダキマース
黒澤母「ダイヤがダイエットを始めたって言うから、今日のおかずはヘルシーなものにしましたよ」
黒澤父「なるほど」
ダイヤ「助かりますわ~」
ルビィ(うっ、なにこれ……精進料理みたいなのばっかり……お肉がない……)
ルビィ(揚げ物食べたかったのに)ムスッ
ダイヤ「おいしいですわ~」モグモグ
ルビィ(おいしいのかもしれないけどっ)モグモグ
ルビィ(くそう、お姉ちゃんめ……しばらくこんな食事が続くのかな)モグモグ
ルビィ(……痩せるまで?本当に痩せるの?)モグモグ
ルビィ(そもそも痩せたからってダイエット止めるのかな……変なところでストイックだから、目標達成しても続けるとか言うかも)モグモグ
ルビィ(それは困る!)モグモグ
ダイヤ「……ルビィ?どうしたんですの苦い顔して」
黒澤母「野菜苦かった?」
ルビィ「……あっ!」ガタン
ダイヤ「!?」
ルビィ「いいこと考えたぁ……♡」ニヤア
黒澤母「よく分からないけど食事中ですよ。立ち上がってないで座りなさい、はしたない」
ルビィ「うゆ……」ストン
~翌日~
鞠莉「ルビィー?……あっ、いた!」
ルビィ「あっ、鞠莉ちゃん」
鞠莉「どうしたの?急に部室に呼び出したりして」
鞠莉「愛の告白?なんちゃってw」
ルビィ「鞠莉ちゃん」
鞠莉「へ?あ……はい」
鞠莉(なんか怖い顔してる……)
ルビィ「聞いたよ?お姉ちゃんに『太ったんじゃない?』って言ったの鞠莉ちゃんなんだって?」
鞠莉「ん?……ああ!」
鞠莉「そういえば昨日そんなこと言ったかも」
鞠莉「それがどうかしたの??」
ルビィ「もーーー!!!」
鞠莉「!?」ビクッ
ルビィ「どうするの!本当に太ってたみたいだよお姉ちゃん!!」
鞠莉「へ!?ひゃ、ひゃい……すみません……?」
ルビィ「それでダイエットするんだって!」
鞠莉「そ、そう……」
鞠莉「……?それが何かダメだったの……?」
ルビィ「ダメだよ!おかげでルビィそのダイエットの道ずれだよぅ!」
鞠莉「はあ……?」
ルビィ「今日のお弁当も……ほらぁ!」パカッ
鞠莉「!?なにこれ!?」
鞠莉「お豆腐がみっちり……」
ルビィ「お米の代わりなんだって!」
鞠莉「……え、待って?ダイヤは分かるとして、なんでルビィまでこんなお弁当を?」
ルビィ「姉妹っていうのはこういう時同じ献立にされたりするものなの!巻き添えだよ!」
鞠莉「ワオ……」
ルビィ「鞠莉ちゃんが余計なことに気付かせなければ……気付かせなければぁ……!」ギリギリ
鞠莉「ひっ!ご、ごめんなさい!」
ルビィ「……今ごめんなさいって言った?」
鞠莉「へ?」
ルビィ「ねえ?言ったよね!」
ルビィ「謝りたい気持ちになったんだ」
鞠莉「いや、特になってないけど……」
ルビィ「え!?あっ、なってないの!?」
鞠莉「いや、なんか勢いに押されただけで……別に……」
鞠莉「冷静に考えて私が謝ることじゃないし」
ルビィ「そ、そっかあ……」
鞠莉「まあ、可哀想だとは思うけど……」
ルビィ「…………」
鞠莉「?」
ルビィ「……それはそれとして!」
鞠莉「!?」
ルビィ「ちょっと鞠莉ちゃんにお願いしたいことがあるんだけど、いいかな!」
鞠莉「今なんか謝ったのに付け込もうとしてたよね?」
ルビィ「し、してないしてない!全然そんなことしてないよ!」ブンブン
鞠莉「ハア……まったくルビィはお腹がブラックなんだから」
ルビィ「え、えへへw」
鞠莉「褒めてないよっ」
鞠莉「……で、それはそれとして。お願いってなにかしら?」
鞠莉「この流れだと多分ダイヤのダイエット関連の何かなんだろうけど」
ルビィ「!うゆ!そうなの!」
ルビィ「まあよーするに、ルビィは今お姉ちゃんのダイエットを終わらせたいんだよね」
鞠莉「うんうん」
ルビィ「そこで、鞠莉ちゃんにお願いできないかなって思ってるのが」
鞠莉(ウチのジムを貸してとかかしら)
ルビィ「お姉ちゃんを太らせて欲しいの、ぶくぶくに!」
鞠莉「ホワイ!?」
鞠莉「え!?なんでそうなったの!?」
鞠莉「ダイエットを終わらせたいって言ってなかった!?」
ルビィ「うん、終わらせたい!」
鞠莉「じゃあ……!」
ルビィ「なにも痩せるだけがダイエットの終わりじゃないでしょ?」
鞠莉「……!まあそれは……」
ルビィ「きっとお姉ちゃんも、もう取り返しが付かないくらいまで太ったらダイエットとか止めると思うんだよね」
鞠莉「う……」
ルビィ「それに痩せるより太る方がずうっと簡単だし、手っ取り早いかなって」
鞠莉「…………」
ルビィ「だからね?よかったら鞠莉ちゃんの家でパーティとか開いてもらって」
ルビィ「そこでお姉ちゃんの好物をビュッフェ形式で出してくれたりしたら、お姉ちゃんを太らせることができるんじゃないかなって」
鞠莉「ええ……(ドン引き)」
ルビィ「……お願い!鞠莉ちゃん!このとーり!」
~後日、小原家~
ガヤガヤ
曜「それにしても珍しいよねー、鞠莉ちゃん家でホームパーティだなんて」
梨子「ね。どういう風の吹き回しかしら」
千歌「わ!二人とも!あそこにおいしそーなのいっぱいあるよ!取ってこなきゃ!」
善子「ちょっと意地汚いわよ?どうせ私達だけなんだから無くなりゃしないでしょ!焦らないの」
花丸「いっぱい食べるずら~!」
ワイワイガヤガヤ
鞠莉(まったくもう、結局勢いに押し切られてパーティやることにしちゃったよ)
鞠莉(えーっと、ダイヤとルビィは……)チラッ
鞠莉(あ、いた!)
ダイヤ「ぐぬぬ……ぐう……」
ルビィ「ほらお姉ちゃん!おいしそーのいっぱいだよwほら食べようよ!」
ダイヤ「食べるわけには……食べるわけにはっ……!」プルプル
ダイヤ「うぐぐ……体重……増えてしまう……せっかく1キロ痩せたところだというのに……」プルプル
ルビィ「見て見て!抹茶のテリーヌだって!お姉ちゃん抹茶味のもの好きだよね~。食べないの?食べようよ!」
ダイヤ「……!よ、よく見たらわたくしの好きな物ばっかり……なんて偶然っ……!」
ダイヤ「まるで神がわたくしに痩せるなとでも言ってるかのような……うう……」
ルビィ(ふふ、その神はルビィだけどね!)
ルビィ「今日くらいいいんじゃない?wあんまりムリすると長続きしないよ!」
ダイヤ「確かに……今日くらい……」
ダイヤ「……今日くらいは?」
ルビィ「うん!今日くらい!」
ダイヤ「……いいですわよね!?」
ルビィ「うん!いいんだよ!」
ルビィ「はい、あーん!」
ダイヤ「あむっ」パクッ
鞠莉(意思よわっ)
ダイヤ「…………」モグモグ
ダイヤ「!?」
ダイヤ「ヴォエ!まずっ!?」
ルビィ「えっ!?」
鞠莉「…………」ニヤッ
ルビィ(え、え!?)オロオロ
ダイヤ「げほっ……げほっ……なんですのこれは……とても食べられたものじゃ……」
ルビィ(そんな!鞠莉ちゃん家の料理だよね!?まずいなんてこと……)
ルビィ「……ハッ!」
千歌「鞠莉ちゃ~~ん、お料理全然美味しくないよお~……!」
梨子「なんかどれも妙に辛かったり甘かったり……」
善子「なにこれ、口がひん曲がるくらい不味いわ……」
曜「船乗りカレーでも美味しくできなさそう」
果南「金返せコラー!」
花丸「お金払ってないずら」
ルビィ「ま、まさか!」
鞠莉(ふふふ……気付いたみたいね!)
鞠莉(流石にダイヤが憐れだったんでルビィの計画は阻止させてもらいマーシタ!)
鞠莉(今ここに並んでるのはコックにお願いしてわざと不味く作ってもらった激マズフルコース!)
鞠莉(こんなの食べれる方がおかしいってレベルで不味いからね!これでダイヤが太ることは無いよ!残念でした♡)パクッ
鞠莉「まずっ」
鞠莉「ごめんね~、みんな!実は今日のパーティなんだけど、皆にウチの新米コックの練習台になってほしいってことだったの!」
エー!?
鞠莉「よかったら味を見てあげてほしくて……皆を呼んだのはそういうワケ!」
ナンダー
モーw
ショーガナイナーw
ルビィ(うっ、しかも上手い言い訳!凄い!)
ダイヤ「なんだ、そういうことでしたのね……助かりましたわ」ホッ
ルビィ(ぐぬぬ……鞠莉ちゃんめ……!)
~後日~
ルビィ「もー、ひどいよ鞠莉ちゃん!」プンスコ
鞠莉「あはは、ごめんねー?w」
鞠莉「でもルビィだって、お姉ちゃん太らそうとしたりするのひどいわよ?反省なさい!w」
ルビィ「結局あの後もダイエットは続くし……晩ご飯は相変わらずの精進料理……」
鞠莉「あら?というかまだ続いてるの?目標は3キロ減じゃなかったっけ?」
ルビィ「あと1キロなんだって……」
鞠莉「もう少しじゃない」
ルビィ「うゆ……」
鞠莉「ま、我慢することねw」
ガチャッ(ドアの開く音)
果南「んーと……あ、いたいた!ルビィ!」
ルビィ「あれ果南ちゃん?どうしたの?」
果南「聞いたよ?ダイヤ太らそうとしてるんだって?」
ルビィ「え?な、なんで知ってるの?」
鞠莉「あのパーティの後私が言ったのよ」
ルビィ「ええ!?」
果南「あ、大丈夫大丈夫!ダイヤには言ってないから!ね、鞠莉?」
鞠莉「うん。それを条件に話したんだし」
ルビィ「こ、困るよ鞠莉ちゃん!」
鞠莉「だって果南があのあと色々聞いてきたんだもの。本当は他に目的があったんじゃないかーって」
果南「鞠莉んとこに腕の悪いコックとかいないしね。なんか不審だったから」
ルビィ「うゆ……鋭い……」
果南「それで、ダイヤを太らせたいんだよね?ルビィは」
ルビィ「う、うん……」
果南「私にいい案があるよ!」
ルビィ「……え、いい案?本当?」
果南「うん、任せといて!」
鞠莉「ちょっとやめなよ、ダイヤ目標まであと1キロなんだってよ?」
果南「分かってないなあ鞠莉は」
鞠莉「え?」
果南「あのね、そもそも私はダイエットそのものの否定派なの!」
鞠莉「!?」
果南「ダイエットって身体に悪いじゃん」
鞠莉「な、なぜ……?」
果南「脂肪は必要だから付くんだよ。ムリに削るなんてとんでもない!」
鞠莉「不必要な分も付くでしょ」
果南「でも私ダイエットとかしたことないけど必要な分しか身体に肉付いたことないよ?」
鞠莉(そりゃ果南は毎日走ってるから……)
ルビィ(余分な肉なら胸に十分付いてると思うなあ)
果南「そういう訳でダイヤを太らせるのは私も賛成だからね。協力するよルビィ!」
ルビィ「か、果南ちゃん……!」
鞠莉「あーあ、もう知ーらないっと」
ルビィ「そ、それでそれで?良い案って?どんなの?」
果南「ふっふっふ……それはね!」
果南「聞いて驚くといいよ!その名も!」
果南「『ダイヤをすたみな太郎に連れて行こう!』作戦!」ドン!!
ルビィ「…………え」
鞠莉「…………(呆れ顔)」
果南「いっぱい食べるとなったらやっぱあそこでしょ!」
ルビィ「…………」
果南「ルビィ?w」
ルビィ(ただのルビィの作戦の亜種じゃん……)
ルビィ「すたみな太郎……」
果南「そう!沼津にあるでしょ?」
ルビィ「う~~~ん……!」ムムム
ルビィ(まあでも確かに、太らせるってなったらバイキングが一番の正解なのは確かかな……)
ルビィ(前回の作戦は鞠莉ちゃんの協力が得られなかったから失敗しただけで、案外これも悪くないかもね)
ルビィ(すたみな太郎かあ……行ったことないけど、お姉ちゃんああいうワイワイしたの意外と好きそうだし……)
ルビィ「……うゆ!分かった!それじゃあ今日の夜にすたみな太郎?行くことにするよ!」
果南「よしきた!」
ルビィ「でもすたみな太郎ってよく分かんないから果南ちゃんも付いてきて欲しいな!」
果南「もちろん!というか最初からそのつもりだったし!」
鞠莉(果南が行きたいだけでは?)
~夜、沼津~
ダイヤ「……で、この時間にこの場所でいいんですのよね?」
ルビィ「う、うん!そうみたい」
ダイヤ「急に沼津まで来いだなんて……一体何の用かしら?果南さん」
ルビィ「さ、さあ……?」
果南「あ、いたいた!お~い!こっちこっち!」
ダイヤ「!果南さん」
果南「とりあえずこっち来て~!」タッタッタ
ダイヤ「あっ、ちょっと!?なんですか急に……」タッタッタ
ルビィ(よし!誘導は上手いった!)
~すたみな太郎店内~
ガヤガヤ!!!!
ダイヤ「……で?」
果南「ん?」
ダイヤ「これはどういうことですの……?誘われるがまま付いて行ったら、この場所は……!」
ダイヤ「バ イ キ ン グ じ ゃ あ り ま せ ん か ! ! 」
果南「そうだよ?楽しいよね~!私好きなんだここ!w」
ルビィ「…………」キョロキョロ
ルビィ(お寿司だ……ケーキもある……)ジュルリ
ダイヤ「はあ……全く、なぜよりによって今バイキングを……」
ギャハハー!!!
ワーワー!!!
ダイヤ「し、しかもえらく騒がしい場所ですわね……」
果南「この雰囲気がいいんだよこの雰囲気が」
ダイヤ「あのですね……隠しててもしょうがないのでハッキリ言いますが、実はわたくしは今ダイエット中なんです!」
果南「なるほど」
ルビィ「ちょ、ちょっと何か取ってくるね!w」
ダイヤ「しかも現在は目標まであと少しというところ!今が一番食べるのを控えなくてはいけない時期なんです!」
果南「わー、ルビィいっぱいとってる」
ダイヤ「せっかくのお誘いですが……ここは2人で楽しんでいてくださいな。わたくしは何も食べませんので」
ルビィ「ただいまーw」
果南「ん、おかえり!随分ケーキ取ったねえ」
ダイヤ「…………」
ダイヤ「…………」ゴクリ
ルビィ「お姉ちゃんも食べようよー!」
果南「そうだぞーダイヤ。せっかく来たんだし、食べなきゃもったいないよ」
ダイヤ「……ハッ!いやいやいや!しかし!」
果南「だいたい目標まではあと少しって言ってたよね?……あと少しなんて誤差みたいなもんじゃん。もう目標達成したも同然だって」
ルビィ「そうだよ!」
ダイヤ「ええ~……?そんなことは……」
果南「だいたいケーキの1個だよ?そんな変わる?どの道ダイエットとは言っても何かは食べなきゃいけないんだよ?」
果南「ならそれがこのケーキでいいじゃん」
ダイヤ「……たしかに!」
ダイヤ「じゃ、じゃあ1個だけ……この1個だけ……いただいてもよろしくて?w」
果南(意思よわっ)
ルビィ「それがいいよ!wはい、あ~ん」
ルビィ(うひひ……やった!この1個で済むわけがない!これでお姉ちゃんの欲望のダムは崩れたもどーぜん!)
ダイヤ「あむっ」パクッ
ダイヤ「…………」モグモグ
ダイヤ「ヴォエ!!!まっず!!!!!!」
ルビィ「!?」
果南「え」
ルビィ「え、え?まずい?そんなまさか……」パクッ
ルビィ「ヴォエ!!!ホントだ!!!まっず!!!!!」
ダイヤ「す、すたみな太郎ってこんなのばっかりですの……!?」
ルビィ「うへええ~……!なにこれ……」
果南(そ、そうか……よくよく考えたら)
果南(仮にもお嬢様の2人にここの味が合うわけがなかった!)パクッ
果南(美味いんだけどなあ~)モグモグ
果南(千歌とかはよろこんで網で寿司とか焼き出すんだけど……やれやれ、黒澤姉妹の舌は随分肥えてたみたいだね)モグモグ
果南(無念なり……すたみな太郎……)
果南「……あ、ところでソフトクリームとかなら割と普通に美味しいよ。そっち食べたら?」
ルビィ「ほ、本当……?じゃあそうする……」
ダイヤ「わたくしはもう結構ですわ……」
~2時間後~
アリガトウゴザイマシター
果南「いやー、食べた食べた!」
ルビィ「ね!ルビィ大満足!」
果南「結局ルビィも最後は色々食べてたじゃん!wあれだけ不味いって言ってたのにw」
ルビィ「いやーwソフトクリーム食べてる内に食欲湧いてきちゃってwもういいかなってw」
ダイヤ「たくましいですわね……」
果南「ダイヤは最後まで何も食べなかったねえ」
ダイヤ「まあ元々ダイエットしてる身ですし……?それにあんなに不味いなら何も後悔はないですわ……」
果南「ま!とにかくムリはしないことだね!私はすたみな太郎来れたからもう十分だよ!」
果南「それじゃ、私こっちだから!また明日ねー、バイバーイ!」
ダイヤ「なんだったんでしょう……」
ルビィ「食べたかっただけだねあれは」
あそこはわたあめ作りに行く場所だ
~その日の夜、洗面所~
ダイヤ「さて、それじゃあ体重を測りましょう」
ダイヤ「これだけ根を詰めたんですからそろそろ3キロぐらいは……」
ダイヤ「…………」
ダイヤ「ん?んん!?」
ダイヤ「これは……49キロォ!?」
ダイヤ「へ……?なぜ6キロも……」
黒澤母「あっ、ダイヤ」
黒澤母「体重計、目盛りがズレてましたよ。3キロ分ほど」
ダイヤ「!?」
ダイヤ「そんな……」
黒澤母「そそっかしいんだからw」
ダイヤ「じゃあ初めから太ってなどいなかったと……!?」
ダイヤ「今までの苦労はいったい……」
ダイヤ「…………」
ダイヤ「まあ、でもよかったですわ!元々ズレていた分と絞った分で合計6キロ!これだけ痩せればスタイルには心配なし!」
ダイヤ「結果オーライですわね。結局オーライ」
ダイヤ「よーし、久しぶりに食べたいもの食べてやりますわ~♪」
ルビィ(……ちっともよかないよ!そんなベタな理由で!)グギギギ
ルビィ(まったく、なんて迷惑なお姉ちゃん!)
ルビィ(それにこの体重計!目盛りがズレてたなんて!もう!この!この!)ゲシゲシ
ルビィ(……そういえば)
ルビィ(ルビィの体重はどのくらいだろう?……ちょっと測ってみよう)
ルビィ(確か前測った時は……44キロ……)
ルビィ「!?」
ルビィ「ルビィの体重47キロォ!?」
ルビィ「!?……今は目盛りズレてない!」
ルビィ「…………あ」
ルビィ「そういえばさっきすたみな太郎でいっぱい……それに」
ルビィ「最近家でヘルシーなものばっかり出てるから……外では重たいものばっかり食べてたんだった……」
ルビィ「そのせいかあ……」
ルビィ「………………」
ルビィ「……お母さーん!!」
ダイヤ「えっ、まだ精進料理続くんですの!?もう好きに食べたいんですけど……」
ルビィ「目標3キロ減!」
爆食いしたい時は安いから行くけど
すたみな太郎はとても美味しいバイキング屋さんのことです。僕は好きです。
毎日楽しく生きてそう
すたみな太郎はまずい(確信)けど好き
あそこ、そんなまずいか?(庶民舌)
あの喧騒の中、みんなでワイワイしながら意味わからんものを食う
ダイルビが吐き出すときの声でワロタ
すたみな太郎に行ってみたくなるSSだったな
かなまりの作戦も庶民とセレブのやり方で面白い
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