ことりぷらす

千歌「はい？」

梨子「き、聞こえなかったのかよ。焼きそばパンと牛乳だよ！」

千歌「いいけどお金……」

梨子「そんなの渡すわけないだろ！」

千歌「でも今月のお小遣い貰ってなくて……」ﾁｬﾘﾝ

千歌「これしかないのだ」ｼｭﾝ

梨子「いくら足りないの？　千円で足りる？」ｽｯ

千歌「え、いいの？」

梨子「早く買ってこい！　お釣りはちゃんと返してよね！」

かわいい

曜「ちょっと転校生さん？　千歌ちゃんをパシリに遣うのやめてもらっていいかな」ｲﾗｲﾗ

梨子「ひっ……」（何か強そうな子出てきた！？）

梨子「し、知らねーよ。こいつお前の舎弟か？　今日から私の舎弟だから」

千歌「シャテー？」

曜「舎弟ってのはね、何でも言うことを聞く子分のことだよ千歌ちゃん」

千歌「じゃあ曜ちゃんは私のシャテーだね！」ﾆｺﾆｺ

曜「ん？」

千歌「シャテーじゃないの？」

曜「しゃ、舎弟であります」ゞ

梨子「……」

曜「千歌ちゃんはさ、走るのも遅いしおっちょこちょいだしよく転ぶし……」

曜「舎弟にするのはやめた方がいいんじゃないかなぁ」

千歌「うるさいな！　ちゃんとコロッケパン買ってきたよ！　ほら！！」

梨子「焼きそばパンって言っただろ！　あと牛乳は！？」

千歌「あ……」

千歌「曜ちゃん、ゴー」

曜「はいっ！」ﾀﾞｯ

千歌「一分以内ねー！」

梨子「……」

千歌「半分食べる？」ｽｯ

梨子「ありがと……ってそれ私のお金だろ！？」

かわいい

千歌「梨子ちゃん！」

梨子「は、はい！？」

千歌「そんなオドオドしてたら沼津に舐められちゃうよ」

梨子「舐められる？」

千歌「もうベロベロにペロペロされちゃうよ！」

曜「舐めるってそういう訳じゃ…」

千歌「と、言うわけで今から梨子ちゃんを特訓します！」

梨子「えぇ～っ！？どういうわけなの！？」

梨子「よ、曜ちゃん…」ﾁﾗｯ

曜「あはは…千歌ちゃんは１度言ったら聞かないから…」

みたいな